98/01/01 Toshimitsu Tanaka
98/01/07 Update
最近、いくつかのMacintosh情報サイトで、「国内発売のG3 Macの内蔵HDは”ドライブ設定1.3.1”で初期化されているが、本体に付属しているのは”ドライブ設定 1.3”である。」という情報が掲載されています。元は私が香川大学の秋山氏が運営する「Macintosh トラブルニュース」(97/12/24付記事)に投稿した情報がリンクされて広まったようです。
TOPページにも書きましたように、アップルに電話で確認したところ、「G3 Macでは本体付属の”ドライブ設定1.3”を使用しても問題はない」という回答を頂きました。
各サイトの情報を読んで、無用な心配をされたG3 Macユーザの方がいらっしゃるのであれば、深くお詫びいたします。
ここでは、順を追ってその経緯および私の思うところを記述したいと思います。
1.事の始まり
私は、昨年の12/20にPower Macintosh G3 DT/233を購入しました。内蔵HDが4GBと大きくディスクの使用効率が悪いため、まずはパーティションを切ろうと考えました。
Macintoshでは、過去に何度かハードディスクドライバやフォーマッタの問題が発生しています。私は幸いにも大きなトラブルに遭遇したことはないのですが、念の為にドライバやフォーマッタのバージョンには常に注意を払っています。
このため私は、今回もまずは内蔵HDに使用されているドライバのバージョンとフォーマッタ(ドライブ設定)のバージョンを確認しました。
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Finder上でHDを選択し、「情報を見る」と、「場所」のところに「v3.07」のように表示されるのが、HDドライバのバージョン。 |
ここで、HDのATAドライバのバージョンを調べると、v3.07でしたので、私のG3 DTは出荷時には”ドライブ設定1.3.1”で初期化されていたことが分かりました。
2.ところが...
さて、HD自体は”ドライブ設定1.3.1”で初期化されていることが分かりましたが、HD内のユーティリティフォルダにインストールされていた”ドライブ設定”のバージョンは1.3でした。付属CD-ROMに収録されているものも同じく1.3です。
Performa5400/6400等の一部機種では内蔵HD(IDE)に対して”ドライブ設定1.3”のATAドライバv3.05を使用すると、起動できなくなるトラブルが発生するということがアップルのサイトで報告されています。
すでにG3 Macが発売されている米国でも、G3 Macでは同様の問題が発生したという話は聞かないのですが、ドライバのバージョンを下げるのも何だか気にいらなかったので、以前AppleのFTPサイトから入手していた英語版のDrive Setup 1.3.1を使用してHDのパーティションを切りました。
3. アップルに確認
本件について、アップルに電話で確認してみようと思いました。
新機種を購入した場合、購入後90日間はフリーダイアルのサポートを受けることができます。私はG3 DTを購入したばかりなので、このサポートを受けることができたのですが、本体のシリアル番号を控えてくるのを忘れていたため、アップルカスタマーアシスタンスセンター(CAC)に電話することにしました。(TEL:0570-01-0505)
CACには、以前フリーダイアルだったころ何度か問い合わせたことがあったのですが、有料になってからは初めての問い合わせです。以前は何回もリダイアルしないと繋がらなかったのですが、今回はすぐに繋がりました。
G3 Macとドライブ設定およびドライババージョンについて確認したところ、次のような回答を得ました。
4. 一件落着?
とりあえず、G3に対して”ドライブ設定1.3”を使用しても問題がないということは分かりました。でもまだ疑問が残ります。それは「では、何故G3 MacのHDは出荷時には”ドライブ設定1.3.1”でHDを初期化されているのか?」ということです。
この件についてもアップルに確認してみたのですが、明確な回答を得ることはできませんでした。
少し前に出荷開始されたPower Macintosh 5500のHDも”ドライブ設定1.3.1”で初期化されているようです。5500も5400/6400等と同様に”ドライブ設定1.3”のATAドライバでは問題が発生するということが報告されている機種ですから、これは当然のことでしょう。
ここからは推測ですが、「G3 MacのHDは、特に”ドライブ設定1.3.1”で初期化する必要はないが、製造工程が5500と共通のため、IDEのHDは全て”ドライブ設定1.3.1”で初期化している。」というだけのことなのかもしれません。
5. 少し気になること
とりあえず、G3 Macユーザの方が本体付属の”ドライブ設定1.3”を使用しても問題はないということが確認できましたので、一安心です。
でも、アップルには、問題がないのであれば問題ないということをはっきりさせてほしいと思います。
前述のPower Macintosh 5500も、内蔵HDは”ドライブ設定1.3.1”で初期化されていますが、付属CD-ROMに収録されているのは”ドライブ設定1.3”だそうです。(現物は未確認)
このため、別途”ドライブ設定1.3.1”を収録したFDが付属しているようです。(同梱されているのか、販売店の方で添付しているのかは未確認)
また、アップルのサイトでも、システムの再インストール時には”ドライブ設定1.3.1”を使用するように、と指示されています。
G3 Macについても、たとえば「Power Macintosh G3 コンピュータの内蔵ハードドライブは、出荷時に”ドライブ設定1.3.1”で初期化を行っておりますが、ハードドライブの初期化の際には本体に付属しております”ドライブ設定1.3”を使用されて差し支えありません。」というような説明が必要ではないかと思うのです。
アップルは「G3 Macでは問題は生じないから、注意書きを付ける必要もない。」という考えなのでしょうか?あるいは「HDのドライバのバージョンに気付くユーザなんていないだろう。」という考えなのでしょうか?
つい最近もドライバ関係のトラブルが発生しているのですから、こういうところを気にするユーザもいるんですよ > アップルさん
本件について、ご意見、ご感想などありましたらお聞かせください。
mailto:QYT00110@niftyserve.or.jp
「Macintoshは米国アップルコンピュータ社の商標です」
Copyright (C) Toshimitsu Tanaka 1998.