過去の覚え書き 2
● 2001/06/26
ZDNet:Microsoft,オープンソースソフトを”ウイルス”呼ばわり
GPL等のライセンスは、そのライセンス下のコードを使用したプログラムは自動的にそのライセンスが適用されることから「ウィルス的な」ライセンスとも呼ばれている。
これは、Microsoftだけがそう言っているわけではなく、より制限の緩やかなMIT/XライセンスやBSDライセンスと比較して、そのような見方をされる場合があるということである。
しかし、ZDNetの記事は、こうした背景に触れることなく、Microsoftがそれらのライセンスを適用したプログラムを”ウィルス性ソフト”と呼んだことだけをことさら強調した内容となっている。
確かに私もMicrosoftのライセンス規定の表現には問題があると思うが、ZDNetの記事も誤解を招く内容だと思う。
参考資料
・フリー・ソフトウェアのライセンス←各種ライセンスについてわかりやすくまとめられている。
・IBM developerWorks Enhydra←オープン・ソース開発と企業の共同開発の例。ここでもGPLを「ウィルス的」と表現している。
● 2001/06/24
PowerBook G4の内蔵HDを、今までPowerBook G3 (FireWire)で使用していた30GB HD(東芝MK3017GAP)と交換したのでATTO ExpressPro-Tools 2.5.1で性能測定してみた。
なお、HD性能はディスクの使用状況等でも変わってくるため、あくまでも参考程度にご覧いただきたい。
→スクリーンショット
このHDは本来キャッシュ2MBなのだが、私が購入したのは初期型の1MBバッファのタイプ。データがキャッシュにおさまる範囲では最高48MB/sの読み込み速度を記録した。平均読み書き速度は19MB/sというところ。
ついでにiBook (Dual USB)の場合。
HDは純正の10GB HD(東芝MK1017GAP)。
→スクリーンショット
平均速度はReadで14.2MB/s、Writeで13.6MB/s。
キャッシュサイズも小さい(256KB)のでできればより高速のHDに交換したいところだが、ATA/33接続なのであまり期待できないかもしれない。
サブマシンなので当面はこのまま使おうと思う。
【追加】
Nakajima氏よりiBook 20GBモデル(IBM DJSA-220)のベンチマーク結果を送っていただいた。
「キャッシュに入ればそれなりにつかえます。」とのコメント通り、キャッシュ(2MB)がかなり効いていることが分かる。
→スクリーンショット
● 2001/06/20
Pierre Designで、フリーの画像処理ソフトGIMP(GNU Image Manipulation Program)のMac OS X(Cocoa)版の開発が始まったことを知り、さっそく開発初期段階のソースコードをダウンロードした。
MacGIMP.orgの記事では「GIMP toolkitを含む」(contains the main GIMP toolkit)と記載されていたが、プロジェクトを開いてみたところ、含まれていたのはInterface Builderで作成したパレットとメニューのみで、GTK+(GIMP toolkit)のコードは全く含まれていなかった。開発初期段階とはいえ、とても「Cocoa版の移植に着手」と呼べる代物ではないと思う。
ツールキットとは簡単に言うとプログラムの部品のようなもので、その名のとおりGTK+(GIMP toolkit)は元々GIMPを作るために開発されたツールキットであるが、その後は他のプログラムにも利用されている。
したがって、GIMPを移植するには、まずGTK+をMac OS Xに移植する必要がある。これは簡単な作業ではないが、一旦移植ができれば、他のGTK+を利用したプログラムの移植が容易になるというメリットもある。ちなみにWindowsにはすでにGTK+が移植されており、Win32版のGIMPというものもリリースされている。
GTK+をMac OS(Xではなく)に移植しようというプロジェクトも存在するが、ここ1年ほどは開発が止まっているようだ(公開されている最新版は2000年5月版)。
GTK+のMac OS Xへの移植についても話は出ているものの、まだ具体的な動きはないようだ。
Mac OS Xネイティブ版GIMPの登場までは、まだまだ時間がかかりそうである。
● 2001/06/19
Marc Hoffman氏によるChristian Bauer氏へのインタビュー記事から。
・Gwenole Beauchesne氏によるJIT版Basilisk IIは、今後正式リリース版に統合される予定。
・Bauer氏は、SheepShaver(BeOS/PPC用PowerMac実行環境)のデバッグ目的のため、PowerPCエミュレーションの部分的な実装をすでに持っているが、PowerMacエミュレータを公開する近い計画はない。
・Mac OS X上で動作するBasilisk IIの完成は近いようだ。
・かつて、Apple ドイツのある人物が、ShapeShifter(Amiga用68k Macエミュレータ)に興味を持ち、これをAppleの公式な製品とする計画を立てたが、Apple本社がROMをバンドルすることを嫌ったため、この計画は破棄された。
● 2001/06/12
Emulators社が、7月に現行製品であるSoftMac 2000の販売を中止し、MacWorld Expo/NYでSoftMac XPをリリースすることを発表している。
SoftMac XPの機能など、詳細は不明。
● 2001/06/09
Microcode Solutions社が、同社のPower Macエミュレータ用PowerPCボードのソフトウェア開発者とベータテスターを募集している。
このPowerPCボードは高速なCPU(種類、クロック不明)と2つのメモリスロットを搭載し、最大1GBのRAMを使用できるという。
ベータテスターは米国在住に限られ、守秘義務契約を結ぶ必要がある。
● 2001/06/05 (2)
iBook Mac OS Xプリインストールモデルでは、同一ボリュームにMac OS 9.1とMac OS Xがインストールされている。
須山氏がOption起動でMac OS Xボリュームが見つからないことを記載されていたが、Tech Info Library 106178JCに、同一ボリュームにMac OS XとMac OS 9をインストールした場合、Startup Manager(Optionブート)による起動ディスクの切り換えはできないため、「起動ディスク」コントロールパネルで指定するようにとの記述がある。
私が購入したiBookもMac OS Xプリインストールモデルであったが、このままでは使い勝手が悪いため、パーティションを切って再インストールを行う予定。
● 2001/06/05
MacWireのレビュー記事等で、iBook (Dual USB)にインストールされているサンプルMP3ファイルは付属CD-ROMの中には入っていないことが報じられている。
初期に出荷されたiBookに付属のCD-ROMは、install、Restore、Applications、Apple Hardware Test、Mac OS X、iMovie 2の5枚であったが、Mac OS Xプリインストールで出荷されている製品では、Restore CDが4枚組となり、iMovie 2 (Built for Mac OS X)を加えた計10枚となっている。
この新しい4枚組のRestore CDでは、Mac OS XやiTunesのサンプルMP3ファイルもレストアすることができる。
Mac OS Xは別CDから再インストールすれば良いが、サンプルMP3は削除してしまうと復活させる手段がないため、初期ユーザからは不満の声も上がっている。
アップルには、希望する初期ユーザに4枚組Restore CDの入手を可能にするなどの措置をとってほしいものだ。
● 2001/05/25
Connectix社からVirtual PC for Windowsの
Technology Preview 2が公開されている。
Windows Me/2000/NT4sp6で動作する。
・試用可能な期間を7/1から8/1までに変更。
・日本語、フランス語、ドイツ語へのローカライズ。
・x86バージョンのDarwinがブート可。
・BeOSはインストール不可。
【追記】
リリースノートにはDarwin/x86に対応したという記述があるが、実際にはインストールできないようだ。
● 2001/05/19
Microcode Solutions社のWebサイトに、PowerMacエミュレータ用のPowerPCハードウェアに関してアナウンスが掲載されている。
PC用のPowerMacエミュレータも、Amiga用と同様に追加のPowerPCハードウェアを必要とすることが記載されている。
PowerPCカードが必要になるということは、以前から海外のフォーラムやMLでJim Drew氏が発言していたが、今回正式に発表されたことになる。
詳細は後報とされており、仕様や価格、リリース時期についてはまだ明らかにされていない。
● 2001/05/15
先週、アスキーおよび毎日コミュニケーションズのニュースサイトに、加賀電子がPowerBook 1999/2000 の拡張ベイ用DVD-ROM/CD-RWコンボドライブを発表との記事が掲載され、私もPowerBook 2000ユーザであるため興味を持った。
加賀電子のWebサイトにはこの製品に関するリリースが掲載されておらず、毎コミの記事中の型番(BS2240)およびアスキーの記事に掲載された写真が別製品(拡張ドライブ用のスーパーディスクドライブ)のものであったことから、一部に記事の信憑性を疑う声もあったが、MacPeople 6/1号裏表紙の加賀電子の広告(Super Bay Dock)に「近日発売予定のDVD&CD-R/RWコンボドライブ(PB COMBO)にも対応予定」との記載があることから、発売されることは間違いないようだ。
【追記】
本日(15日)付けで加賀電子の新着情報に本製品の情報が掲載された。
ただし、「BPcombはApple社の旧PowerBookG3(2000年モデル)に対応〜」という記述になっており、対応機種は「M7308J/A、M7630J/A、M7633J/A、M7711J/A、M7712J/A
」と記載されている。つまり、PowerBook G3 1999は、400MHzモデル(M7308J/A)は対応機種に入っているが、333MHzモデル(M7304J/A)は入っていない。
これは、333MHzモデルはDVDデコーダを搭載しておらず、本製品を使用してもDVDビデオの再生ができないためではないかと思われる。
【追記2】
本件についてメールで確認を行ったところ加賀電子のN氏より以下の回答を頂いた。掲載許可を頂いたのでここに一部を掲載する。
>コンボドライブの発表は本当です。
>弊社のホームページよりも先に雑誌に記事が載ったようです。
>まずはPowerBookG3の2000年モデル用から発売する予定です。
>その後DVDデコーダーカードを付けた1999モデル対応製品や
>1998モデルのWallStreet用を出す予定です。
● 2001/05/12
まだWebページには記載されていないが、FTPサイトでMac-on-Linux 0.9.59が公開されている。
BitKeeperリポジトリによればシステムフォルダから直接Mac OS ROMファイルを読み込む機能などがサポートされている。
● 2001/05/05
Emulators社がMac Business Expoで2種類のSoftMacアップグレードをアナウンスしている。
・マイナーバグフィックスアップデートのSoftMac 8.03を近日中にリリース。
前バージョンからのアップグレードはWebからの無償ダウンロードで可能。
・Windows XPに最適化されたSoftMac XP(仮称)。
9月リリース予定。仕様など詳細は不明。PowerPCエミュレーションについては言及なし。
【追記】
5/9付けでSoftMac 8.03がリリースされた。
● 2001/05/02-03
new iBook
重さ2.2kg、12.1インチXGA液晶、G3/500MHz、オンチップ256KB L2キャッシュ、158,000円〜218,000円。
システムバスが66MHzなのがイマイチだがPB G4との差別化のためにはやむなしか。
DVD/CD-RWコンボドライブはApple Storeのみ。
new iBook デベロッパーノート
・iMac上位機種と同様にPangea ICを採用している。
・CPUは750CxeではなくPowerPC 750CXが使われている。「PowerStep」をサポートし、コントロールパネルの設定で400MHzにクロックダウン可能。
・使用できるHDの厚さは9.5mmまで(旧iBookと同じ)。
・HDはATA/66ではなくATA/33接続。
・Apple Storeの記述ではDVD/CD-RWコンボドライブの仕様はDVD読み出し8倍速/CD読み出し24倍速/CD-R書き込み8倍速/CD-RW書き込み4倍速であるが、
デベロッパーノートではDVD読み出し6倍速/CD読み出し24倍速/CD-R書き込み4倍速/CD-RW書き込み4倍速となっている。
ひょろ氏はApple Storeの仕様から松下UJDA710の採用を推測されているが、デベロッパーノートの仕様から推測すると、東芝SD-R2002の可能性もありそうだ(ロットにより相違があることも考えられる)。
● 2001/04/30
Microcode Solutions社が、同社のAmiga/PPC用PowerMacエミュレータ、iFusionを英国Blittersoft社に売却している。
(PC用68k Macintoshエミュレータ、FUSION-PCの権利は既に昨年Emulators社に売却されている。)
PC用iMacエミュレータの開発は継続中とのこと。
● 2001/04/29
Mac-on-Linux 0.9.58
604マシンでの重大なバグをFix。G3/G4マシンにも影響を及ぼすため、アップグレードが推奨されている。
なお、本バージョンは601/603マシンでは動作しない。
● 2001/04/27
Basilisk IIをDarwin(Mac OS X)上で動かしてみた。
config.guessとconfig.subを/usr/libexec/のものと置き換えるだけでmakeできる。
● 2001/04/24
Connectix社からVirtual PC for Windowsの
Technology Preview版が公開されている。
Windows Me/2000/NT4sp6で動作する。
7月1日まで試用可能。
ダウンロードするファイルのサイズは約9.5MB。
製品版の仕様は不明だが、Technology Preview版では、セットアップ時にシステム構成情報(OS種別、CPU種別、メモリ容量など)がConnectix社に送信される。
(ライセンス条項に記載がある。もちろん同意しないとダウンロードできない)
この情報を送信しないとVirtual PC(Technology Preview版)は起動できない。つまりインターネットに接続していないPCではVirtual PC(Technology Preview版)を使用できないことになる。
→スクリーンショット
● 2001/04/12
PowerPC系Linux上でMac OSを動かすMac-on-Linux 0.9.57 リリース
・Mac OS 9.1でのパフォーマンスと安定性の向上。
・カーネルへの依存度が少なくなったことにより、他のPowerPCベースのUnix系OS(Darwin等)への移植性が向上した。
・Mac OS Xはまだ動作しない。
・このバージョンのMOLはPowerPC 601/603マシンでは動作しない。603は今後のリリースで再びサポートされる予定だが、601はサポートしない予定。
● 2001/04/10
Connectix Virtual PC for Windows
米国で6月、他の国では9月に出荷予定。199ドル。
また、4月下旬には無償のTechnology Preview版が公開される予定。
要はVMWare Workstationと同様の製品だが、VMWare(パッケージ版で$329、国内代理店の価格は日本語マニュアル付きで\55,000)より安価。
同社がこのような製品を検討しているという話は、MACPOWER誌 2000年6月号のインタビュー記事に掲載されていたが、ようやく製品化となったようだ。
● 2001/03/28
Expoのデモでよく使われる爆弾アプリケーションがDeveloper Toolsに含まれている。
Developer Toolsには他にもCarbon版のSimpleTextやWorldText、簡易ドローソフトのSketchなど、開発環境が不要な人にも便利なアプリケーションが含まれている。
● 2001/02/21
Gwenol Beauchesne氏によるBasilisk II JIT(just-in-time)版は、GUIではJIT機能の設定ができず、設定ファイルをエディタで編集する必要があるが、Webifi氏がGUIでJIT機能の設定が可能なWindows用の設定ツール(直)を公開している。
ダウンロードしたZIPファイルを適当なツールで解凍し、元のBasiliskIIGUI.exeと置き換えれば良い。JIT関連の設定は「JIT」タブで行う。
● 2001/01/10
iBookや従来のPowerBookのフタに付いているAppleマークは、液晶を閉じたときにユーザ側から見て正位置になるように配置されていたが、PowerBook G4では逆に液晶を開いたときに向こう側から見て正位置になるように配置されている。おもしろいことにSONYのVAIOシリーズのロゴは以前からPowerBook G4と同様の配置であったが、新シリーズのVAIO QRではハンドルを持って運ぶ場合を考慮したのかiBookや従来のPowerBookと同じ配置である。結局どちらでもいいのかもしれない。
MacWorld Expo/SF 基調講演では一言もふれられなかったが、Mac OS 9.1(画像)がリリースされている。
すでに日米のAppleStoreでも販売が開始されているが、各国語版のアップデータも公開された。
US版のアップデータは15分割で4.7MB+4.6MBx14で約70MB。
(日本語版は6.2MB+6.1MBx14で約91MB)
マイナーアップデートではあるが、「Startup Disk」(起動ディスク)コントロールパネルでMac OS Xのボリュームが選択可能となり、メニューバーにMac OS Xと同様に「Window」メニューが追加される等、Mac OS Xとの共存を考慮した改善が加えられている。なお、CarbonLibは最新の1.2ではなく1.1.1。QuickTimeも4.1.2であった。
ただし、Mac OS 9.1はMac OS X パブリックベータとは互換性がなく、Classic環境では使用できない(画像)。これは3/24にリリースされる製品版では解決されているだろう。
ところで、Mac OS 9.1とMac OS X パブリックベータでは「Special」メニューと「Window」メニューの位置がなぜか逆である。合わせたほうが良いと思うのだが。
(ExpoでデモされていたバージョンのMac OS Xでは「Special」メニューが無くなっているようである。)

(上:Mac OS 9.1、下:Mac OS X パブリックベータのメニューバー)
なお、Newer Technology社、インタウェア社の業務停止のため、CPUアップグレードカードと新OSとの互換性問題が懸念されているが、私のPowerBook 2400c+Newer NUpowr G3/240(ドライババージョンは1.0.3)で試してみたところ、特に問題なく起動できるようだ。
(長時間試したわけではないので断言はできないが。)
Mac OS 9.1アップデートをインストール後の再起動で「Mac OS 設定アシスタント」に誕生日の指定が無くなっていることに気がついた。
試しに日付けを誕生日に変更し再起動したところ、Mac OS 9.1でもバースディメッセージは表示された。これはMac OS 9.0.4の時の設定が残っていたためであろう。アップデータではなくMac OS 9.1を新規でフルインストールした場合はバースディメッセージは表示されないのかもしれない。
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