過去の覚え書き 7
● 2003/12/24
CPU Emulator、QEMU 0.5.1がリリースされている。
PowerPCエミュレーションも正式にサポートされた。
● 2003/12/20-24
GTK+をMac OS Xネイティブ環境に移植した、gtk-osx 0.6がリリースされている。
【追記】
John-Michael Mulesa氏が、gtk-osxを使用してMac OS Xネイティブ環境でGimpのビルドに成功した。
GTK+OSXプロジェクトのサイトでビルド手順が公開されている。
(ソース:gtk+osx Mailing List)
これにより、Mac OS X上でX11を起動することなく直接Gimpを起動することが可能となる。
現在のところ、非常に不安定で実用的とは言えないが、今後が非常に楽しみである。

(クリックで拡大)
● 2003/12/18
検証用マシン(Pentium IIIx2)が不調なため、PCを買い替えることにした。
前のPCがデュアルCPUだったので最初はHyper-Threading対応のPentium 4を考えたが、Prescottが遅れているので今回はAthlon64 3200+搭載のキューブ型PCをXIGMAのBTOで購入した。
以前からAMD64には興味はあったものの、Yamhill(Intel版x86-64bit拡張)の動向が不明なためなかなか手を出しにくかったのだが、SheepShaverのJITコンパイラがAMD64に対応していることも購入の動機となった。
とりあえず、Mandrake Linux 9.2 for AMD64 Release Candidate 1をインストールし、SheepShaverを動かしてみた。現時点ではx86版よりもやや不安定な感もあるが、今後に期待したい。
→スクリーンショット
● 2003/11/30
Zeta RC1のAbout画面を見て、カーネルの作成日がずいぶん古い(Nov 15 2001 20:16:09)ことに気がついた。

PalmがBeの買収を発表したのは2001年8月(ZDNetの記事)であるが、YellowTabはこの買収以前にBeからBeOSのライセンスを取得し、正当な後継OSの開発を続けていると主張している。ただし、ライセンス契約の詳細については明らかにされていない。
一方、BeOS R5.1(Dano)の開発途上版とされるファイルがネットに流出している。
真偽のほどは定かではないが、YellowTabはBeOSカーネルのソースコードを入手しておらず、ZetaのカーネルはDanoのカーネルにパッチを当てたものだというウワサがある。
(公式なBeOSの最終バージョンはR5.0.3である。なお、Zetaはギリシャ文字の6番目の文字でR6相当の意味。)
私はDanoは使用していないが、「翔星Beランド」や「はやぐい」に掲載されているスクリーンショットを見ると、Danoのカーネルの作成日は「Nov 15 2001 13:06:19」であり、Zeta RC1のカーネル作成日と時刻は違うが同じ日である。
ライセンス契約がどうなっているのか分からないが、Zetaのカーネルは流出したDanoそのものでは無いとしても、それと同時期に作成された(古い)カーネルをベースにしているということかもしれない。
もし、YellowTabがBeOSカーネルのソースコードを入手していないという話が事実だとすれば、今後の開発においてカーネルに大幅に手が入るような大きなバージョンアップは期待できないかもしれない。
● 2003/11/28
PC-CRAFTに注文していたZeta RC1が届いた。
さっそくインストールを試みたが、途中で止まってしまった。時間があれば別PCで試してみようと思う。
PC-CRAFTのサポートページにも記載があるが、RC(リリース候補版)といいつつも、まだ多くの不具合があるようだ。
参考リンク
・日本BeOSネットワーク
【追記】
とりあえず、PowerBook G4上のVirtual PC 6.1 for Macにはインストールできた。
ただし、マウス(トラックパッド)は使えるが、なぜかキーボードから文字が入力できないため実用的ではない。

● 2003/11/26
日本IBMのThinkPadのサイトに「ウルトラ・モバイル アンケート」が掲載されている。
期限は12/1で、回答者には「ThinkPadの次期コンパクトモバイル新製品が発表され次第、IBMショッピングサイトに先駆けてご注文をお受けする特設販売サイトをご案内させていただきます。」とのこと。
先月ZDNet/Japanに日本IBM 小林氏のインタビュー記事が掲載された。この記事中に「軽く、薄くしたいですね。次のXは」との発言があるが、当初この部分は「軽く、薄くなりますよ。次のXは」と記載されていた(Googleのキャッシュ)。
アンケートの締め切り時期から想像すると、12月初旬にも薄型軽量の次期ThinkPad X40(?)が登場する可能性が高そうだ。
(現在のX31は、1.64kgで高さは24.9-30.2mm)
【追記】
12/3、ThinkPad X40が発表された。
● 2003/11/18
アップルストアで新機種発表と価格改定。
iMac 20インチ液晶(1680x1050)/G4 1.25GHz:249,800円
17インチモデルは219,800円→199,800円、15インチモデルは159,800円→149,800円に値下げ。
Power Mac G5
1.8GHzモデル(294,800円)がDual 1.8GHz(299,800円)に変更。
Dual 2GHzモデル 364,800円→349,800円に値下げ。
1.6GHzモデル 244,800円→199,800円に値下げ。
● 2003/11/14
SheepShaver for x86
画像追加
・エミュレートしているハードウェアはPowerPC 604搭載のPower Mac 9500(マシンID 67)であることが分かる(画像1)。
・速度的には不利になるが、VMware等のPCエミュレータを併用することで、Windows上でPower Macのエミュレーションが可能となる(画像2)。
● 2003/11/13
Linux/PPCおよびBeOS/PPC用のMac OS実行環境であるSheepShaverのLinux/x86環境への移植(PowerPCエミュレーションの実装)がGwenolé Beauchesne氏によって進められており、まだ不完全ながらLinux/x86上で動作しつつある。
現在のところ、まだMac OS Xは動かない。また、動作速度も遅くGwenolé氏によればベンチマークテストの値は同じマシンで動くBasilisk II(JIT無)の半分程度とのこと。
バグも多く動作も不安定で、まだ実用性は低いが、ついにPC上でPower Macエミュレーターが動き始めた。
CVSからソースコードを取得して試してみた。
テスト環境
・ホストOS:RedHat Linux 8
・ROMイメージファイル:G3 DT/233 4MB ROM
・システム:Power Mac 7500/8500用Disk Tools(System 7.5.2)
● 2003/11/11
表紙に「新連載開始 MacOS X for x86プロジェクト」とありますが、この記事は諸般の事情により掲載を見合わせました。(PC USER 12月号についてのお詫び)
どんな内容だったのか、見てみたかった(笑)
● 2003/11/10(2)
PC-CRAFTでBeOSの後継OSであるZeta Deluxe Edition Special Bundleの販売が開始されている。
(最終製品版ではなく、RC1版とTシャツのセットで13,800円)
● 2003/11/10-11
Microsoftからの正式なアナウンスは出ていないが、Amazon.comでVirtual PC 2004(for Windows)のオーダーが可能になっていた。
→画像
12月2日リリース予定で、Amazonでの価格は119.99ドル(OS無し)となっている。
近いうちにMicrosoftからの正式発表があると思われる。
・参考:マイクロソフトのVirtual PC FAQ
【追記】
Microsoftから正式に発表された。
プレスリリースによれば、Virtual PC 2004は製造行程に入っており、年内にリリースされる。価格は129ドル(Connectix時代の229ドルから値下げされた)で、既存ユーザーには無償アップグレードが提供される予定とのこと。
● 2003/11/05
Mac OS X v10.3 クライアント版で「大文字と小文字を区別するHFS+形式のフォーマット」を使用する → Mac OS Xページへ移動。
● 2003/11/04
NetBSDで、Darwin用バイナリを動作させる作業を行っているEmmanuel Dreyfus氏が、NetBSD/PPC上でXDarwinを動作させることに成功した。
● 2003/10/31
CPU Emulator、QEMU 0.5.0がリリースされた。
また、Ray Lucke氏がQEMUのMac OS Xへのポーティングに取り組んでいる。
● 2003/10/25
iBook G4 Developer Note
PowerBook G4と同様、Intrepidが採用されていることがわかる。
● 2003/10/23
Lismore Software Systems Ltd.(URL変更)から商用(35ドル)のPCエミュレータ、Blue Label Power Emulator v1.8がリリースされている。
このバージョンでもMac OS Xには未対応だが、Mac OS X版も開発中とのこと(2003/09/09の記事参照)。
● 2003/10/22
アップル、iBook G4を発表(プレスリリース)。
12インチモデルは10/25から、14インチモデルは11月上旬から発売。
・12"液晶/G4 800MHz/256KB L2/256MB DDR266/30GB HD/ATI Mobility Radeon 9200/Combo Drive:124,800円
・14"液晶/G4 933MHz/256KB L2/256MB DDR266/40GB HD/ATI Mobility Radeon 9200/Combo Drive:149,800円
・14"液晶/G4 1GHz/256KB L2/256MB DDR266/60GB HD/ATI Mobility Radeon 9200/Combo Drive:169,800円
共通仕様:Pantherプリインストール、USB 2.0搭載、Bluetooth対応、AirMac Exterme対応
また、eMacの値下げも発表されている(プレスリリース)。
Pantherプリインストールで10/31から発売。
・G4 1GHz/Combo Driveモデル:94,800円(旧価格 124,800円)
・G4 1GHz/SuperDriveモデル:124,800円(旧価格 159,800円)
● 2003/10/13
Finkプロジェクトからfink package manager 0.14.3-betaがリリースされている。
Fink 0.5.3はAugust 2003 gcc Updater(gcc 3.3)に対応していないため、gcc 3.3を使用する場合はfink package managerを0.14.0以降にアップグレードする必要がある。
また、Mac OS X v10.3(Panther)への対応作業も進められており、Fink開発メンバーのRanger Rick氏(Benjamin Reed氏)のblogでは開発版のFinkをPantherで使用する手順が公開されている。Pantherの正式リリースに合わせて正式対応版もリリースされると思われる。
● 2003/10/07
「全面削除・撤回とお詫び」
鐸木氏の先週のコラム(Googleのキャッシュ)に対するおわびの文章が掲載されている。
著者曰く、「Mac OSについて、現行のMac OS Xに切り替わったのがすでに2年も前のことであるにも関わらず、その内容をまったく把握していないまま、とんちんかんな文章を披瀝してしまった」とのことだが、他にも「TRONはオープンソースのOS」とか「UNIXはもともと大学で生まれた」などの事実誤認があり、この著者はMac以外のこともよく理解していないとしか思えない。
「素人の枠を超えた技術的な内容には不用意に言及せぬよう、くれぐれも心したいと思います。」とも書かれているが、貴方は「ITビジネスコンサルタント」ではなかったのか?
● 2003/10/05
オープンソースで開発されているPCエミュレータ、Bochs 2.1pre1がリリースされている。
(Linux版、Win32版)
● 2003/09/30
各所(void GraphicWizardsLair( void ); //他)で話題のasahi.comのコラム、「なぜLinuxを捨てるのか、東大」
ツッコミどころ満載でどこからツッコんで良いやら。
● 2003/09/29,10/08
7月28日、P社のH氏より「現在制作中の書籍で田中さんのサイトを紹介したい」との連絡があったので、了解した旨を返信した。
その日のうちに再度H氏より許諾に対する礼と「書籍が完成したら送付させて頂くので送付先を教えてほしい」との連絡があった。
このとき初めてP社は制作のみの担当で、書籍自体は毎コミから出版されることを知ったが、過去のいきさつはともかく、事前に連絡して頂ければ断る理由も無いので、そのまま住所等を連絡した。
8月下旬、当該書籍(Mac OS X UNIXアプリケーション簡単活用ガイド)が発売され、私も書店で内容を確認したが、送って頂けるとのことだったので購入はしなかった。
しかし、それから一か月以上経過しても本は届かない。
毎コミが私に対して「本を送る」という約束を守らなかったのはこれで二度目である。
古い話になるが、前回はMacFan誌のFUSIONの記事で私のサイトを紹介した時、事前に「掲載誌を送る」との連絡があったにもかかわらず、送られてこなかったことがある。
ありがたいことに、私のサイトはこれまで多くの雑誌、書籍で紹介して頂いた。
単なる紹介であれば、わざわざその本を送って頂くほどのことではないと思っているので、こちらから要求したことは無いが、その申し出があった場合はありがたく受け取らせて頂いている。
これまで、事前に「本を送る」との連絡があったにもかかわらず実際には送られてこなかったのは、毎コミの2回だけである。
(ついでに言うと、毎コミが私に対して事前に「本を送る」と約束したのもこの2回だけなので、約束の不履行率は100%である)
私はつくづく毎コミとは相性が悪いらしい。
【追記】
10月7日、毎コミのS氏より「見本誌を発送することを、いまのいままですっかり失念しておりました。」とのメールがあり、8日に見本誌が届いた。
● 2003/09/17
GTK+をMac OS Xネイティブ環境に移植した、gtk-osx 0.5がリリースされている。
● 2003/09/16(2)
「英語版と日本語版が2003年9月15日より全世界で一斉に提供」の予定だったXcode 正式版が未だにリリースされていない。
【追記】
AppleのDeveloper Tools Updateのページが更新され、「Xcode requires Mac OS X 10.3 or higher.」(XcodeはMac OS X 10.3以降を要求する)と記載されていることに気が付いた。
以前、同じページには「The Xcode Developer Preview requires Mac OS X 10.2 or higher.(Googleのキャッシュ)」(Xcode Developer PreviewはMac OS X 10.2以降を要求する)と記載されていた。
Developer PreviewがMac OS X 10.2でも動作するということで、9月15日はMac OS X 10.3は間に合わないとしても、Mac OS X 10.2用のXcodeはリリースされるのではないかと予想していたのだが、当てが外れた。
Developer Previewの仕様は変更されることもあるので、最終的にXcode正式版はMac OS X 10.3版のみとなったのかもしれないが、それならそれで(予告していた日に何もリリースできなかったのだから)何らかのアナウンスをしてほしかったと思う。
● 2003/09/16
Apple Expo 2003にて新PowerBook G4およびワイヤレスマウス&キーボード発表。
(ソース:MacRumors、アップルストア)
・Bluetooth ワイヤレスマウスおよびキーボード:各8,500円
・12.1"液晶/G4 1GHz/512KB L2/256MB DDR266/40GB HD/GeForce FX Go 5200(32MB VRAM)/Combo Drive:199,800円(SuperDriveモデルは224,800円)
・15.2"ワイド液晶/G4 1GHz/512KB L2/256MB DDR333/60GB HD/Mobility Radeon 9600(64MB VRAM)/Combo Drive:249,800円
・15.2"ワイド液晶/G4 1.25GHz/512KB L2/512MB DDR333/80GB HD/Mobility Radeon 9600(64MB VRAM)/SuperDrive/バックライトキーボード:319,800円
・17"ワイド液晶/G4 1.33GHz/512KB L2/512MB DDR333/80GB HD/Mobility Radeon 9600(64MB VRAM)/SuperDrive/バックライトキーボード:379,800円
共通仕様:Bluetooth内蔵、USB 2.0搭載、AirMac Exterme対応(上位2機種は内蔵)。
残念ながら12.1インチモデルはギガビットEthernetおよびFireWire800は未搭載。
L2キャッシュが512KBのため、ようやくPowerPC 7457(7447?)が搭載された模様。
ただし、L3キャッシュが無くなった影響が気になるところ。
【追記】
・15インチモデル Developer Note
・17インチモデル Developer Note
● 2003/09/09
先日のOpenOSX WinTelの記事中で紹介したBlue Label Power EmulatorのMac OS X対応について、開発元のLismore Software Systems,Ltd.にメールで問い合わせたところ、「現在、Mac OS X版をテスト中」との返信を頂いた。
詳細はまだ不明であり、実際に製品がリリースされるまでは何とも言えないが、Mac OS Xネイティブで動作するPCエミュレータの選択肢が増えるとしたら、喜ばしいことである。
● 2003/09/08
アップル、新iMacを発表。
・15"液晶/G4 1GHz/Combo/GeForce4 MX 32MB VRAM/256MBメモリ/80GB HD:159,800円
・17"ワイド液晶/G4 1.25GHz/SuperDrive/GeForce FX 5200 Ultra 64MB VRAM/256MBメモリ/80GB HD:219,800円
共通仕様:USB 2.0、10/100BASE-T、Apple Pro Speakers、AirMac Extream対応、内蔵BluetoothはBTOオプション。
・データシート(PDF直)
L2キャッシュが256KBと記載されているので、PowerPC 7447(または7457)ではなく、PowerPC 7445(または7455)と思われる。
また、iPodも従来の15/30GBモデルに代わって20/40GBモデルが発表されている。
(20GB:47,800円、40GB:59,800円)
● 2003/09/06(2)
いくつかのサイトやBBS等でOpenOSXからリリースされたPCエミュレータ「WinTel」の話題が出ている。
(やじうまWatchの記事)
OpenOSXは、他にもGIMPやXFree86等のフリーソフトウェアをMac OS X用にパッケージ化し、販売している組織である。もちろん、ライセンス上の問題は無いし、ユーザーにもダウンロードの手間を省いたり、関連ソフトウェアを同時に入手できるといったメリットがある。
WinTelも、スクリーンショットを見て分かるように、オープンソースで開発されているフリーのPCエミュレータ、Bochsを基にしている。
肝心のBochsの機能だが、私が試した範囲では、動作速度はVirtualPCと比較してかなり遅い。たとえG5マシンであっても、G4マシンでVirtualPCを動かした時のような速度は期待しないほうが良いと思う。また、OpenOSXのWebサイトではCD-ROMドライブのサポートについては記載があるが、それ以外の機能については説明がほとんど無い。ただし、Bochsの公式サイトによればMac OS X版のBochsはサウンドは未サポート、ネットワークカードのサポートは不完全とされているので、こちらもあまり期待できそうにない。
Webサイトの説明によれば、WinTelのCD-ROMには「OpenOSX WinTel 1.0.1、Bochs 2.0.2と様々なOSのディスクイメージ」が収録されていると説明されている。
ディスクイメージで収録されているOSは、ライセンスの関係からLinuxやFreeBSDといったフリーのものだけであり、同様のものはBochs公式サイトからも入手できる。また、「OpenOSX WinTel 1.0.1」とは、上記スクリーンショットでBochs本体の後方で動作している設定アプリケーションのことを指すようだ。Bochsは(Unix由来のソフトウェアということもあり)環境設定にGUIは用意されておらず、bochsrc.txtというテキスト形式の設定ファイルをエディタで編集する必要があるのだが、この設定ファイルの編集を行うアプリケーションと思われる。
OpenOSXがBochs本体に手を入れている可能性も無くはないが、バージョン番号等も変わっておらず、その可能性は低いように思う。結局のところ、25ドル(ダウンロード版)という価格は、実質的に設定アプリケーションの価格と考えて良いだろう。
25ドルという価格が妥当かどうかは人それぞれだと思うが、購入の前にフリーのBochsをお試しになることを強くお勧めする。
私は別にBochs自体を否定しているわけではない。オープンソースで開発されているマルチプラットホームなPCエミュレータとしての存在は貴重であるし、いくつかのLinuxディストリビューションにバンドルされる等、それなりに実績があり評価されていることも分かっている。次期BeOSとして開発中のZetaにもバンドルが予定されているし、Mac OS X版Wine(Darwine)もx86エミュレーションエンジン部にBochsのコードを利用することを検討している(決定ではない)。ただ、「G5でVirtual PCが動かないから、代わりにBochsを」というのは、かなり無理があるように思えるというだけである。
なお、Virtual PC、Bochs以外にMac OS Xで使用できるPCエミュレータには次のようなものがある。ただし、残念ながら何れもMac OS Xにネイティブ対応していない。残念ながら、この中で開発が続行されているのはBlue Label Power Emulatorだけとなってしまった。
以前の話では、Blue Label Power EmulatorのMac OS X版の開発も検討中ということだったので、今後に期待したい。
・RealPC/SoftWindows(商用、販売中止):先日Mac OS X版の開発中止が発表されたが、旧バージョンをClassic環境で使うことはできる。ただし、公式にはWindows 98までのサポートとなる。
・PCx(フリーウェア、開発中止):FUSION-PCの開発元であるMicrocode Solutions社によって開発されていたが、開発中止に伴いベータ版が無償公開されたもの。
(Classic環境で動作)
・Blue Label Power Emulator(商用):Lismore Software Systems,Ltd.から35ドルで販売されているPCエミュレータ。
(Classic環境での動作はサポートされていない)
● 2003/09/06
現在発売中のDOS/V POWER REPORT 10月号の付録DVD-ROMにLindowsOS 4.0 日本語版(ベータ版)が収録されている模様。
ベータ版ではあるが、動作確認等の目的には十分だろう。
「インストールは驚くほど簡単(FAQ)」との触れ込みで登場したLindowsOSだが、要はLinuxなので環境によってはインストールできないことも少なくないようで、公式フォーラムや他のBBS等では不満の声も上がっている。
Linuxとしては当然のことかもしれないが、メーカー側は「競合として考えるのはやはりWindows(ZDNetの記事)」と言い切っており、「初心者の方もLinuxであることを意識せずに手軽に扱う事ができます」と言って販売しているのだから、ユーザーがWindowsと同程度のハードウェア互換性を期待するのも無理も無いことだと思う。
エッジはハードディスクにインストールすることなく、CD-ROMから起動可能なLindowsCDを発売する予定だが、無償ではなく5000円以下の価格が予定されている。
可能であれば、製品購入前に動作確認などができるように、ATOKや商用フォントなどの商用ソフトを省いた機能制限版のLindowsCDを作成し、雑誌付録やWebサイトで無償配布してほしいと思う。
● 2003/08/27
結局、Mac OS Xネイティブ版のRealPC(およびSoftWindows)の開発は中止となった模様。
6/1に予定されていたRealPC for Mac OS Xのリリースが延期された際、当時FWB社の副社長であったマーク・プレウィット氏は「Microsoft社からの要請で"SoftWindows"という製品名を変更する必要があり、その作業のためにRealPCの開発が遅れた」とコメントしていた。
(ZDNet PCUpdateの記事 )
しかし、その後FWB社の経営陣が代わり、RealPCの開発状況について調査したところ、実際には正式に何の作業も行われていなかったことが判明したとのこと。
(we have found that the development had not formally been started, )
新経営陣の言うことが事実だとすれば、ずいぶんとユーザーを馬鹿にした行為だと思う。
余談:
RealPCとは関係ないが、「経営陣が代わって、それまでの作業について再調査したところ、実は開発は全く進んでいなかった」という話を聞いて、Coplandのことを思い出した。
● 2003/08/15
MicrosoftのWindows版Virtual PCのページが更新され、トライアル版のダウンロードも可能となっている。
(ただし、トライアル版はConnectix版VPC 5.2のまま)
Windows版の新バージョンは、Virtual PC 2004という名称で、2003年中にリリースされる予定とのこと。
● 2003/08/12-15
MicrosoftがVirtual PC for Mac 6.0.xから6.1へのアップデータを配布している。
ダウンロードのリンクは独/英/仏版となっているが、説明文は「Applies to: Virtual PC for Mac version 6.0, 6.0.1, or 6.0.2 in English, French, German, Japanese」と書かれており、日本語リソースも含まれていた。
(私は英語版を使用している)
→About画面
6.0.1からの変更点
・製品名の変更。
・AirMac Extremeカードとの互換性問題の修正(6.0.2での修正)。
・Java 1.4.1で円弧を正しく描画できなかった問題を修正。
・低速の”互換モード”を有効にするAppleScriptを追加。
・Mac OS 9.2.2でPCの自動リストアが発生する問題を修正。
【追記】
理由は不明だが、説明文が「Applies to: Virtual PC for Mac version 6.0, 6.0.1, or 6.0.2 in English, French, and German.」と変更されていた。
【追記2】
説明文が再度変更され、現在は「Applies to: Virtual PC for Mac version 6.0, 6.0.1, or 6.0.2 in English, French, and German. Microsoft is currently developing a version for Japanese.」と書かれている。
【追記3】
日本語版も公開された。
● 2003/08/07
AppleがApple Public Source License(APSL) 2.0を発表している。
APSL 1.xはNon-Free Software Licensesとされていたが、APSL 2.0はGNUの定義する「Free Software License」となった。
(ただし、GPLとは非互換(GPL-Incompatible)である)
参考リンク(GNUプロジェクト)
・さまざまなライセンスとそれらについての解説(日本語訳、まだAPSL 2.0の記述は無い)
・フリーソフトウェアの定義(日本語訳)
・APSL 2.0に関するFSFの見解(英文)
● 2003/07/30
ConectixからVirtual PCを買収したMicrosoftが、8/29にVirtual PC 6.1を発売することを発表している。
この発表の中に「Power PC G5 搭載の Macintosh には対応していません。」という記述がある。
Virtual PC 6の動作環境はG3/G4プロセッサ必須である。これについては日本代理店であるメディアビジョンのサイトのFAQに、「PowerPC G3以降のリトルエンディアンモードに依存しているため、G3より前のCPUのサポートは諦めざるを得なかった」ということが記載されている。
(詳細はリンク先FAQを参照)
ところが、G5(PowerPC 970)では、このリトルエンディアンモードがサポートされていない。
このため現状のVirtual PCはPower Mac G5では動作しないと思われる。
Microsoftのほうで、G5に対応してくれるのを待つしかないだろう。
RealPC/SoftWindows for Mac OS XはPowerMac G5でも動作するかもしれないが、先日の記事に書いたように、今後の動向が不明なのが気になるところである。
【追記】
メディアビジョンのFAQ(Conectixも同じ)には単に「リトルエンディアンモード」としか記載されていなかったが、その後公開されたMicrosoftのFAQでは「疑似リトルエンディアンモード」という表記になっている。
● 2003/07/22
FWB社のRealPCのページから、Mac OS X版に関する記述が削除されている。
また、6/12の記事に書いたように旧称SoftWindowsのページが「PowerWindows」という新名称で公開されていたが、そのページもページごと削除されている。
FWB社は、もともと6/1にMac OS Xネイティブ版のRealPCをリリースする予定であったが、Microsoftが「SoftWindows」の商標を獲得したために製品名の変更が必要となり、その作業のためRealPC for Mac OS Xのリリースは「2003年夏」に変更されていた。
(ZDNet PCUpdateの記事)
今回のWebページの更新と削除が、Mac OS X版のRealPCおよびPowerWindows(SoftWindows)の開発中止(あるいはさらなる延期)を意味するのかどうかはまだ不明である。
本件、FWB社に問い合わせ中。
(私はMac OS 9版のRealPCをFWB社から直接購入している。)
【追記】
FWB社のCEO、Marko Kostyrko氏から返事を頂いた。
CEOがMark Strathdee氏からMarko Kostyrko氏に代わったそうで、Webページの削除については「クレームについて調査中のため削除した」とのこと。
メールには明記されていなかったが、製品名に関するMicrosoftからの要請のことだろう。すでに解決したのかと思っていたが、そうでもなかったようだ。
経営陣が代わって会社の方針も変わったのかもしれないが、何のコメントもなくそれまでの発表内容を削除するのは不親切だと思う。
とりあえず、調査が終了したら正式なプレスリリースを出すとのことなので、まずはそれを待ちたい。
● 2003/07/21
Wine Weekly Newsletter #179によれば、Pierre d'Herbemont氏が、Mac OS X上でWine(およびX11)を使用して、WineMine(マインスイーパー for Wine)を起動させることに成功したとのこと。スクリーンショットも公開されている。
Pierre d'Herbemont氏らは、Mac OS X(Darwin)へWineを移植するためにDarwine for Xというプロジェクトを立ち上げている。
Wineは、WindowsアプリケーションをUnix上で動作させるためにWin32 APIをUnix環境に移植したものである。
従来、WineはCPUエミュレーションを行っていなかったため、x86プラットホーム上で動作するUnix系OSでしか動作しなかった。
【訂正】
少し勘違いがあったので、訂正と補足。
Wineには次の2種類の使用法がある。
(1) WindowsアプリケーションのバイナリをUnix系OSでそのまま動かす(バイナリ互換機能)。
(2) WindowsアプリケーションのソースコードをUnix系OSでリコンパイルしWineLibとリンクすることで、Unix系OS上で動作するネイティブアプリケーションを作成する(ソースコード互換機能)。
Windowsアプリケーションのソースコードが公開されることは少なく、Wineの使い方としては(1)の方法が一般的であるため、私も少し勘違いしていたが、現状のWine for Mac OS Xは(2)のソースコード互換の部分だけで、x86 エミュレーション部分はまだ実装されていない。
このため現状ではWine for Mac OS XでWindowsアプリケーションのバイナリをそのまま実行させることはできない。
ただし、Pierre氏にメールで質問したところ、x86 エミュレーション機能をサポートする計画もあるようなので、今後の動向に期待したい。
● 2003/07/18
GTK+をMac OS Xネイティブ環境に移植した、gtk-osx 0.4がリリースされている。
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「その他、記載の商品名などは、一般に各社の登録商標または商標です」
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