久保田成長研究所
代表 : 久保田十司夫

利他的活動へ理解を持続可能な世界の成長日本再生企業再生

日本に課せられた宿命

日本は世界最高峰の賃金が支払われる国になった。円高の賜物です。一人当りのGDP、トップクラスです。世界経済を牽引するエンジンに成らなければ活けない。世界第二位の経済大国の使命でしょう。後ろからは低賃金国に追われる。追いつけ追い越せと前を走る国が見える。目標も明確に設定できる。道筋も明確だ。高度成長期の日本が辿った道をひた走る。かつての欧米を日本が追いかけたように低賃金国が日本を追いかける。日本がさらに先に歩度を進める。低賃金国との競合に負けない領域を開拓しながらさらに経済を拡大させる。トップランナーに課せられた使命です。市場を創造する。市場を開拓する。日本に課せられた使命です。トップを走るための資質が日本人に求められる。240円/ドル時代から120円/ドル時代へ、円の価値が二倍になり一気に世界第2位の経済大国、一人当たりのGDPも米国に肩を並べる。円の価値の上昇でトップグループに踊り出たその試練を味わう。目標は無い。先に走る国が居ない。創造する。開拓する。その能力が試されているのです。失われた10年は日本経済を財政出動で支えた。その累積も666兆円に到達、この手法には限界が見える。創造・開拓で内需を拡大する。その資質がトップランナーである日本に試されている。

造れば売れる。大量廃棄時代、製造業が全盛であった。その商品も低賃金国の追い上げを受ける。単純作業はどんどん低賃金国の仕事に取って代わられる。高賃金国の宿命です。業界内での競争も熾烈です。良い物を安くの商品、ドングリの背比べの状態に成った商品、体力勝負に成る。商品の魅力、即ち低価格、消耗戦に巻き込まれる。低賃金国より付加価値の高い商品を生産しなければ成らない宿命と、競合企業には真似が出来ない商品を開発する宿命を抱える。これが出来たら左団扇ですが。マイクロソフトやインテルがそう言う商品を持つ。多くの企業は人物金の経営資源を投入すれば何処でも生産できる商品しか開発できない。直ぐに価格競争に巻き込まれる。経営的にも安定は出来ない。人物金さえ投じれば多くの企業がその商品を供給できる。このような分野に研究開発費をどんどん投入しても回収は出来ない。高コスト体質に転落してゆくだけでしょう。他の追随を許さない商品を開発できない。実力ですよね。過当競争に巻き込まれない付加価値を創造する。高収益を満喫する条件です。知恵がこのプラスアルファ−を創造する。創造できる人材は企業にとって貴重です。造れば売れる時代は平等な処遇で遣ってこれた企業も創造に価値がある時代にはこの領域への挑戦者が喉から手が出るほど欲しい。平等な処遇が悪平等にまで行き、挑戦者、能力ある貴重な人材の評価に報いる仕組みが無い。個人の知恵が企業の収益力を左右する時代に対応できないで居る。平等主義が日本の成長を止めてると言っても過言では無いでしょう。未開の地を切り拓く人材が、貴重な人材が喉から手の出るほど欲しい。人材が居ない企業は衰退するだけでしょう。国も同じです。創造能力のある人たちが気持ち良く活躍できる。これが出来てこそ日本が踊り場から再び上昇軌道に乗ることが出来る。企業も国もトップグループに到達したなら後ろからは低賃国の追い上げ、先に進むには創造力が不可欠に成る分けです。精鋭がその命運を決める。日本が構造変革しなければ活けない領域です。
2001.9.21

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