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久保田成長研究所
代表 : 久保田十司夫

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ページ41

後期高齢者健康保険が4月にスタートした。マスコミが健保の負担が3000億円増えたとか、4300億円の増加だとか報道した。厚労省は75歳未満の加入者の数に応じて制度間調整をしたと説明する。実態は65歳以上の高齢者の医療負担を国保に押し付けていた被用者保険へ適正負担を求めだした。これが現状だ。未だその負担は適正割合には到達していない。国保の負担が未だ多い。調整途上である。
2008.4.22

平成15年の
年齢分布
国保 被用者保険 合計
退職者医療
75歳未満 4300万人
(36.9%)
7350万人
(63.1%)
1億1650万人
3680万人
(31.6%)
620万人
(5.3%)
64歳以下 3200万人
(31.1%)
7100万人
(68.9%)
1億300万人
2910万人
(28.3%)
290万人
(2.8%)
65歳〜74歳 1100万人
(81.5%)
250万人
(18.5%)
1350万人
770万人
(57.0%)
330万人
(24.4%)
平成20年4月からの医療費負担
医療費 患者 給付金
後期高齢者 11.4兆円 1.1兆円 10.3兆円
前期高齢者 6.1兆円 1.1兆円 5.0兆円
前期高齢者への給付金分担
(平成20年4月からは75歳未満の人数で分担へ)
国保 被用者保険
平成20年3月まで 84% 16%
平成20年4月から 42% 58%
加入者 前期高齢者医療への
給付金の変化
平成20年
3月まで
平成20年
4月から
国 保 4200万人 4.2兆円 2.1兆円
政 管 3400万人 0.6兆円 1.5兆円
健 保 2800万人 0.2兆円 1.1兆円
共 済 900万人 0.3兆円

米GMの総人件費は時間当たり78ドルだったらしい

75歳未満の加入者で給付金にたいする負担割合を決める。これでは国保の負担が多すぎる。84%を負担させた時代からは調整は進んで、42%には成った。64歳以下の加入者の数でその比率を見ると国保は31.1%である。退職者医療の数を抜くと28.3%である。少なくともこの比率まで下がってきて然りべきである。42%から31%へさらに11%の低下が適正である。65歳から74歳の加入者の人数を確認する。国保は57%を引き受ける。64歳以下では28.3%だった。退職者が退職者医療を使わない。この数字が国保に加算される結果だ。国保はサラリーマンが退職すると65歳から74歳、64歳以下でも引き受けている。医療費がもっともかかる年齢で。サラリーマンの夫が死亡した妻や後期高齢者の75歳未満の妻も国保に入っている。被用者保険が68.9%以上の給付金負担割合を分担するのが適正である。現状は未だ58%である。後期高齢者の給付金、10.3兆円には公費負担が5割ある。保険料で後期高齢者が1割負担。残りの4割が国保と被用者保険での負担領域になる。
2008.4.22

平成20年4月からの医療費負担
医療費 患者 給付金
後期高齢者 11.4兆円 1.1兆円 10.3兆円
前期高齢者 6.1兆円 1.1兆円 5.0兆円
後期高齢者医療費給付金10.3兆円の分担割合
保険料・国保・被用者保険 割合 公費 割合
保険料 8% 市町村負担 8%
高額医療費支援 A 都道府県負担 8%
都道府県 B 国庫負担 25%
保険料軽減補てん 市町村 C 国庫調整金支援 8%
都道府県 D 広域連合に
高額医療費支援分担
A、Bとも4分の1
国保・被用者保険の負担 40% 広域連合に
保険料軽減補てん分担
Cは4分の1
Dは4分の3
現役並み所得の後期高齢者の
負担が約1%あり
現役並み所得の後期高齢者の
負担が約1%あり

収入が無い高齢者には医療費の患者自己負担と保険料負担は大金なんだと思う。所得と言う考え方をとると所得がゼロでも収入はあると官僚やマスコミは報道した。現実にその収入がゼロも居る。所得もゼロ、収入もゼロ。年金だけの収入でその額が40万円程度でも患者負担は厳しいんだと思う。生活保護レベルの収入なら患者負担も保険料負担もゼロだろう。でも、生活保護を受けずに頑張る。この領域の高齢者に患者負担や保険料負担を求めるのはいかがなものだろう。
2008.4.22

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