久保田成長研究所
代表 : 久保田十司夫
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今年の総選挙は盛り上がってますね。マスコミの世論調査の感触だと投票率が70%を越える勢いです。各党、7000万票を巡る攻防戦にいよいよ突入です。自民党中心の政権、民主党中心の政権、一つの争点に確実に浮上しています。小選挙区は与党として自公保、野党として民社自由、の戦いに成って来たようです。7000万票は30%の獲得水準で2100万票、自民と民主が此処にどれだけ上乗せさせるか、面白いですよね。与党3100万票、野党3100万票、共産800万票が獲得票と言う所でしょうか。与党と野党はどうやら獲得票では互角です。獲得票が互角でも一人を選ぶ小選挙区では一票の格差が物を言う。地方に強い、有利です。地方で与党に野党が善戦したなら互角の議席も夢ではないんですよね。都市部周辺で800万票の基礎票を持つ公明党に自民党が選挙協力、与党はここでも強いですよ。3100万票対3100票が一票の格差を考慮すると地方と公明党の地盤で、与党が有利、都市部で得票するだろう野党の議席数の伸びには不利に働くでしょうね。現時点で北関東、四国、中国、東北、北陸、が与党の地盤と言う感じですよね。野党は東京、南関東、東海、近畿が地盤と言えそうです。九州と北海道はどちらでしょうかね。小選挙区で与党180議席、野党120議席だとこの差がそのまま総議席の差に成りそうです。比例区を加えると与党260議席、野党200議席、共産20議席が一つの基準獲得議席の様ですよ。7000万票の行方も小選挙区でのその勝利で勢力分野を決定する。そんな雰囲気ですね。今回は与党3100万票、野党3100万票、共産800万票も野党は地方で票を掘り起こせる雰囲気に欠けていますよ。小選挙区300議席での攻防が政権取りの決め手です。争点として景気と福祉がその攻防を左右しているようです。無党派が投票所に足を運ぶと同時に高齢者も投票所に向かう雰囲気が大いに漂っています。今回は地方での高齢者の動きにも注目しないと獲得議席数を読み違えますね。3100万票も都市部に集中して獲得しても議席数は伸び悩む。選挙戦スタート時点の印象です。小選挙区、平均すれば33.4万票で1議席です。でも一票の格差は現実に都市部で不利に働いています。3100万票、3100万票、800万票が260議席、200議席、20議席に分配される。選挙戦スタート時点の印象です。地方でのこれからの攻防が見ものです。
自民党2300万票、民主党2100万票、公明党800万票、共産党800万票、社民党500万票、自由党500万票を今回は基礎に話を展開してみました。内閣支持率の低迷は都市部での民主党躍進に繋がる可能性、大きいですよ。北関東、四国、中国、東北、北陸、これらの地域で自民党にお灸をすえようという雰囲気、今回は無いですよ。野党が目標とする与党の過半数割れまでは崩れないでしょう。自民党2300万票、民主党2100万票、これが逆転する可能性は都市部の動向しだいでしょう。景気と構造変革、基本的には同時進行が必要です。財政の再建は構造変革に伴う痛みの和らげ効果を狙ったものだから此処との絡みが有りますよね。日本経済は重症だった。この部分までも考慮すると議席獲得数は落ち着くところに落ち着いてゆくものでしょう。政権交代可能な勢力をしっかりと準備しておく。この点に於いては民主党が選ばれてる。与党も財政再建の手法くらいはこの選挙で訴えておかなければ活けません。次の総選挙前にはスタートしている項目です。
2000.6.13
当時の議論を思い起こすと都道府県ごとに先ずは1議席を配分すると言う決め事がこの格差を生むことに成ったんですよ。有権者が60万人しかいない県の場合、最初に1議席、割り当てられ、40万人を単位に配分を行ってゆくと2つの小選挙区が割り当てられる。即ち有権者数60万人で3議席が配分される。最小有権者数の小選挙区を有する県が登場した決め事に成りました。
| 衆議院選挙、小選挙区の一票の格差 | ||||||
| 最小順 | 有権者数 | 最大順 | 有権者数 | 一票の格差 | ||
| 1 | 島根3区 | 191,496人 | 1 | 神奈川14区 | 473,218人 | 2.47倍 |
| 2 | 高知3区 | 201,820人 | 2 | 神奈川7区 | 472,963人 | 2.47倍 |
| 3 | 島根2区 | 206,755人 | 3 | 東京22区 | 458,093人 | 2.39倍 |
| 4 | 島根1区 | 206,822人 | 4 | 愛知10区 | 454,966人 | 2.38倍 |
| 5 | 徳島3区 | 208,804人 | 5 | 愛知6区 | 454,156人 | 2.37倍 |
シンガポールで国民皆HPを目標に活発に活動が進行しているそうですよ。370万人の人口、日本でも都道府県ならこの人数よりも少ないところが多い。同じように活動を行える地方は多い筈ですよね。日本の1億2600万人で国民皆HP活動を目標にするより都道府県単位でそれぞれに取り組むほうが現実的です。地方の時代と言われて久しい。こう言う取り組み、どんどん拡大させるようで無ければ活けません。県民全員がHPを持っている。素晴らしいインターネット社会に先駆ける地域の活動に成りますよね。広域市町村単位で行ってもいいですよね。40万人単位、300広域地域単位程度でね。行政単位として40万人くらいは欲しいでしょう。それぞれに知恵を使ってそれぞれが住みやすい地域つくりを競い合う。これらは当然公開されていますからその状況を発想の転換に転じてその他の地域で更に素晴らしい地域創りがスタートする。インターネットで情報が公開されているからどんどん知恵が加わってゆく。人間の人間たる所以は此処にある。インターネットで情報が公開される意義はここにある。知恵に知恵が加わってゆく切っ掛けを創る事に有るんです。シンガポール国民、370万人全てが自分自身のHPを持って情報を公開する。インターネット社会の目指している姿です。知恵が有機的に生命体の源泉として繋がってゆく。其処から生み出される新たな知恵は無限の可能性を秘めてゆく。こんな素晴らしい生命体を人類は過去に手中に収めることは無かった。文字情報の会員限定のパソコン通信、文字と画像情報で世界に広げられたインターネット、確実に情報の発信母集団が拡大したインフラが準備されたんですよ。これらを使いこなす。国民皆HPで使いこなす。使いこなせたところからどんどん人類の蓄えてきた知恵が増殖してゆくんです。情報が知恵を生み出す。インターネットの可能性の奥深さは此処に歴然と存在する。日本だって広域行政単位、都道府県単位で皆HPを目標に展開することは可能でしょう。
2000.6.15
与党の地盤、北関東、野党の地盤、東京、南関東。直近の報道から受けた感触でこんな表現に成ります。北関東の小選挙区、31、東京、25、南関東、32、東京と南関東が野党の地盤というよりも互角に戦える可能性がある地域と表現したほうが状況を的確に反映しているようです。東京25選挙区、南関東32選挙区で互角と言うことは与党の獲得議席29、野党は28と機械的になりますね。北関東で野党が勝てるのは8つくらいのようですよ。与党が23です。合わせて与党の獲得議席52、野党の獲得議席36で議席獲得率は60%対40%になります。300小選挙区にこの比率を当てると180議席対、120議席ですね。他の地域は与党の勝率の方が更に高いと感じていますが。南関東と東京で与党と野党が互角に戦い小選挙区の議席を分け合う。東京25小選挙区のうち半数は与党、勝ち、残り半数で攻防をしてると言うのがオピニオンリーダーの今回の実感なんですよ。南関東の32小選挙区では16議席を与党が取ってる。残りの16議席の攻防が現在の焦点と感じています。180対120と言う小選挙区の獲得議席数は限りなく与党が増え、野党が減ってゆくと言うのが25日の結果と今回は感じています。現時点で反自民票、非自民票、此処にしか野党の獲得票が無いんですよ。反自民票は55体制時のイデオロギー闘争時代からの固定票です。共産党、社民党、民主党の固定票ですね。非自民票が自由党と民主党に流れる。こう言う構図です。非自民票ってこの程度なんですよ。東京、南関東でも既に半数は与党が取り、残りの半数の小選挙区で攻防中です。現在の内閣支持率が小選挙区での結果には単純には成らないようです。現実的な争点に有権者の関心が向かっている。今回も緩やかな変革か、急激な変革かの選択が最大の争点です。与党も変革に確実に舵を切ってきた。非自民票は更にその歩度を増せという票です。今回は財政再建のタイミングですよね。至急、が非自民票のようです。都市部のインフラ整備もしっかりと進んでいる。進まないのは反対してその計画を滞らせている人達が居るからと、都市部固有の課題が残っているからと地元の人達にも分かってきている。色々な意味で都市部にも確実に変化の波は打ち寄せていった。21世紀の日本にとって世界のトップランナーに食い下がってゆくには度のような変革が必要かの議論を政治家が政治家の声で有権者に訴えられるかの段階にも入ってきてる。
2000.6.17
去年の12月から一気に始めた財政火の車議論、その方向性に付いて衆議院選挙が始まる前は大きな争点でしたが、財政再建を強力に言う政党が消えたと言うのが実感です。自民党の死守229議席を民主党が上回る。軌道修正の絶対条件でした。景気と財政再建、同時進行論の先鋒でしたからね。一部のマスコミは財政再建一辺倒の論調を展開していた。護憲、論憲、改憲論争でも 護憲か、改憲かは政権交代に繋がるような争点には浮上しては居ません。強力に主張している社民党の獲得議席の目標は21議席です。安田講堂、成田闘争、そしてオウムに対する破壊活動防止法の適用に対する徹底抵抗が闘争時代のイメージを呼び覚まして仕舞った。神の国発言は今のところ戦中イメージを呼び起こす所まで当事者はその部分を焦点にはしていない。天皇を神、そして天皇万歳と戦死してゆくあの時代を取りもどそう言う現れだ、危惧していると言う争点の野党や一部のマスコミの醸成に対して、議論先には一人も当事者は居なかった。これが現時点での実感です。
景気と福祉と日本の進路、ここが大きな争点です。バブルの崩壊後の失われた10年に対して金融国会が具体的な進路の修正を行う起点に成れた。不良債権や不良資産処理を先延ばししていては何時まで経っても日本経済回復への重しが取れない。金融機関を悪戯に倒産させている無能さ、金融国会で修正が出来た。景気回復に対する重しを外す。負の遺産処理を財政支出で下支えしてきたわけです。同時に日本が21世紀に向かって世界のトップを走りつづけられる道に乗せる。この軌道修正が盛んに行われたわけです。細川内閣のときに、議論を起こした高度情報化社会への道、国家予算に反映出来なかった軌道修正はその後しっかりと遣ってきました。進化の方向へ、雇用の移動を含めてしっかりと日本人は挑戦しなくては活けない。21世紀も日本経済がトップランナーで在りつづけるための必要条件です。雇用の場がしっかりと進化の方向に移動してゆける。これがその集団の活力の源泉なんです。古きよき時代の回顧は障害でしか無い。進化の方向を此処にどんどん取り込んでゆける柔軟性が必要なんです。この構造変革が苦痛だと言うようでは駄目なんですよ。先陣を切る集団にどんどん続く。引かれたレール、列車に乗って開拓地にどんどん踏み込む。こうならなくては活けません。日本経済の活力は此処から生まれる。自力本願の世界です。日本には1313兆円の個人の金融資産が歴然と存在している。これを下支えに使って、余裕で構造変革をやり遂げるようでなくては活けません。財政出動のような他力本願は財政火の車に追い込まれた現状ではピークを超えてる。個人の責任で1313兆円が動かないと活けません。この動きが日本経済を下支えできる。この動きを刺激する政策も重要だった分けです。
景気と福祉と21世紀に向かって進化出来る活力が出る構造変更、大きな争点だったわけです。進化に柔軟に適応できる人材を創る。これも出来なくては活けません。夫婦間暴力や学校での虐め、少年犯罪は負の領域でしかありません。正の領域の人材育成が将来の日本経済の活力源です。進化の方向を導く人達の確実な育成、活躍できる土壌の醸成、ですよね。結果平等主義からは期待できやしない。挑戦する人達がその成果にもとずいて正当に評価されないと、リスクに挑戦する人が馬鹿だと見られる社会になってしまう。結果としてリスクに挑戦する人が出ない活力の無い社会になって栄枯盛衰のパターンに陥る事になる。結果平等主義と成果主義の争点です。細川内閣の時代にアメリカと同時に日本はインターネット社会を目指せた。でもこれだけ遅れた。もうグズグズは許されない。非自民政権にもオピニオンリーダーが満足できなかった理由です。光ファイバー網の整備は民間に任せるとの決定が強烈に脳裏に焼き付いています。古きよき時代への回顧は栄枯盛衰への道です。時代は進化している。
2000.6.19
財政火の車状態にまで追い込まれた日本丸。景気循環モデルでの景気回復は日本丸沈没のステップに成ってしまうんですよ。景気循環モデルに固守すると景気の底が1999年4月に決定されましたから2002年1月からは景気は後退局面に再び突入します。持続可能な2%台の経済成長、この間にしっかりと乗せる。日本丸が沈没を避けてトップ集団を走りつづける条件なんですよ。持続可能な経済成長が財政再建路線を支える。景気循環パターンでは財政再建のタイミングなど訪れる事は無いんです。バブルのつけの処理は日本経済の後ろ髪を引く、負の部分の処理、エンジンでは無いんです。持続可能な経済成長のエンジンは進化の方向ですよね。日本丸を牽引しつづける進化の方向です。伝統工芸くらいでしょう、末永くお客様が付いてくれてる。人間国宝級の職人が創る物くらいですよ、変わらない良さを認められて末永いお客様を得ていられるのは。日本人のほんの一粒にしか選択できない道でもあるでしょう。古きよき時代への回顧は衰退の道でしか有りません。常に進化をして行く。時代の進化に柔軟に付いてゆく。これが日本丸の牽引力ですよね。進化は持続可能な経済成長のパターンの条件です。温床に浸る。此処には進化に挑戦する意欲など発生するはずも在りません。温床で可もなく不可もなく過ごす人生には活気など消えうせる。温床さえ何れ失う。栄枯盛衰のパターンです。リスクに挑戦する。進化に挑戦する。温床を飛び出して挑戦する人達がどんどん出てくる社会は強いですよ。地球環境問題なんかは社会正義が進化の動機付けに成れる。心有る人達が沢山居る集団はダイナミックに動いてゆく。高度情報社会は社会正義で動機付けが出来る領域では無いんですよ。400年に一度の革命とまで言われ出したインターネット社会への転換は本質的に進化の方向なんですね。進化の方向が見える人達はボランティアでも進めていってしまう。人類が歩む方向だと言う信念みたいなものに支えられてその一翼を担う事に喜びを得る。ダイナミックに動機付けする。此処には成果主義が必要です。温床に浸る。リスクに挑戦する。成功報酬が無ければリスクに挑戦する活力など生まれるはずも有りません。温床に浸かっていた方が利口です。結果平等主義なら成果の分捕り合戦に備えて居れば良い。リスクに挑戦する人達が居なくなったらこの成果さえもたらされなくなる。衰退しか道は残っていないわけです。リスクに挑戦する。成功報酬が得られる。こう言う仕組みは社会にとって大切なんです。持続可能な経済成長エンジンは日本丸を牽引しつづける。変化に柔軟に対応出来る日本丸なら未来は明るい。
2000.6.21
ネットワーク時代のリーダーは情報発信者の中から生まれて行くんですよ。ROMる人達の共鳴を沢山受ける情報発信者が必然的にリーダー群に成って行くんですよ。言葉の壁は翻訳ソフトが解決してくれる。ROMる人達は同一言語、バイリンガルの人達から確実に翻訳ソフトが拡散してゆく。多くのROMる人達を集める情報発信者、それは誰にも、何時でも、トライ出来る。ネットワークの特質です。パソコン通信時代はフォーラムがその場でした。インターネット時代はHPです。誰でも自由にグローバルな地域からにアクセス出来るHPです。これらのHP群が生命体を形成してゆく核に成って行くんですよ。インターネット生命体です。形や姿はフレキシブルに変わることが出来る。柔軟性に跳んだダイナミックな変化のスピードを兼ね備えた生命体なんです。組織を作る。ピラミッド組織を作る。文鎮組織を作る。この生命体は組織を遥かに超越した存在なんです。人類、60億人がその生命体の母集団なんです。60億人をピラミッド組織にして仕切る。不可能な事など誰でも認識できる。ピラミッド組織がその混沌さを解決できる母集団なんて極めて小さいんですよ。トップダウン、ボトムアップ、ピラミッド組織で意思疎通がダイナミックに出来る集団の規模、ここまでと容易に想像出来るでしょう。ここでは文鎮組織移行でさえ混沌さを抑えるのに苦しいと叫んでくる。コミュニケーション出来る人数に限りがあると主張してくるわけです。ネットワークは不特定多数が自らの意志でROMってくる世界です。そのROMって居る人達に中に更に不特定多数に情報発信できる人が居る。電子メールだと一対一のプライベートなコミュニケーションだけど、ここにはその欠点が解消されている。この伝播力が個人がマスコミ的情報発信の媒体になれる仕組みです。この不特定多数への伝播はインターネットの垣根を簡単に越えてゆく。一般社会に簡単い拡散してゆけるんです。一般社会のマスコミともいとも簡単に融合できる。インターネットは閉じた世界では無いからです。電子メールは閉じた世界でもHPはオープンな情報発信基地なんです。沢山の共鳴者、其処から生まれる新たな情報発信者、伝播力の源泉です。ここでは動機付けも行われる。この動機付けは行動力の源泉です。自発的に動くエネルギーはピラミッド組織の執行力を遥かに凌ぐ。世界最強の行動力と執行力になります。不特定多数への情報発信が成せる技です。最近、日本では組織の力で押し切ろうとした話題が二つほどマスコミを賑やかにしました。競泳選手のオリンピック代表選出、サッカー日本代表の監督選出、どちらも組織の論理を押しとうせなかった。沢山の人達を納得させる説明義務を果たせない。組織の論理とは未成熟なものです。特定のその村でしか通用しないんですね。リーダーシップとしてはとにかく未熟です。インターネットのような不特定多数に開かれた世界でリーダーシップを発揮できる情報発信が出来る。ここには村を超越したものが存在している。多くの人達の目に曝される。その論理の熟成度、中途半端では耐えられないんですよね。インターネットの世界でリーダー格に育つ。素晴らしい生命体の核になる。何気ない事なんだけど凄いことなんですよ。混沌さなど生じないですよね。排斥されていってますよね。多くの人達の目に曝されて生命体が姿を創って行く世界です。
2000.6.23
衆議院総選挙も結果が出ました。与党が271議席を獲得して絶対安定多数269議席を越えてきました。内閣支持率20%、議員内閣制のジレンマでしょう。議員の構成と首班指名、同時に意思表示するのは難しい。首相を有権者が直接選べればすっきり出来る領域です。改憲を伴う。二大政党志向は機能してました。小選挙区では自民党に対して民主党が善戦した。獲得議席数で6割対3割の戦いになったようです。東京と近畿が対照的な結果をもたらしていました。東京は通産大臣を二人、そして元金融再生相、をその実績が手ぬるいと落選させてしまった。変革を要求してたわけです。近畿は与党を評価していました。よく遣った、これからも応援するよと一票が投じられていった。あまりにも対照的な行動です。自民党が小選挙区の得票累計では2400万票を得た。しかし比例区の累計では1600万票に、有権者のバランス感覚が働いた。変革も忘れては活けないと言う票の動きです。民主党、自由党に流れている。緊張関係は保持と言う意思表示です。比例区は自民党1600万票、民主党1500万票、公明党770万票、自由党670万票と分散しました。安定政権を望みながらも構造変革を催促している票はかなりの数ですよね。四国や中国での小選挙区で圧勝した自民党でも比例区では野党に議席を分配している。お灸を据えるような状況に成れば自民党地盤でさえ有権者は動く。肝に銘じていなければ活けません。新進党時代の非自民票は公明党と自由党を合わせて1440万票ですから、今回は民主党に流れているとはっきりと分かります。公明党は与党でも非自民でもどちらも戦えると言う票の出方です。これはさすがです。社民党の基礎票にも同じような事がいえそうです。NHKの出口調査で支持政党なしと答えた人が20%を越えてた。この人たちは民主党に37%、自民党に15%、共産党に13%、と言う割合で投票していたようです。共産党にも非自民票が流れて居ると言う事ですよね。一番大きな票の流れは、自民党の小選挙区で獲得した票2400万票が比例区では1600万票に800万票がバランス感覚を働かせていったと言う部分です。保守票が調整感覚を働かせている。投票率63%、与党獲得271議席にも緊張感をしっかりと含蓄させていますよね。来年の参議院選挙も楽しみです。政党の成績の評価が選挙です。有権者がしっかりと評価している。
2000.6.26