久保田成長研究所
代表 : 久保田十司夫

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12月は2000年7−9月期の経済がその指標の発表により注目された月でした。経済の先行指標と言われる株式市場もこの数字で強気、弱気が現れる。一般の人たちよりこの数字に敏感な人たちが売買を手がける。多くの人達が株式市場の値動きを経済の先行指標として認めているわけだけど、こう言うカラクリも存在している。情報通信企業の業績が伸びる。株式市場がここに注目しだしたのは4年くらい前でした。日本では3年前と言うところでしょう。その勢いを確認しながら買いの手を広めていった。鼓動する。流れが出始める。実績が発生し始める。アナリストが注目を始めて売買のターゲットになる。多くの資金を集めると言うパターンを踏む物でした。米国の7−9月期のGDPの成長が2.2%に急低下した。日本は12月の速報値でプラスの発表をしたのも束の間、2月の確定値ではマイナス成長に軌道修正されるような統計数字がその後、集計されだしている。企業の設備投資が速報値で使った値よりはるかに低い、前期並に留まる。12月に7ー9月期の経済の状況を議論する。12月の実際の経済はリアルタイムに動く。今はどうなのか、今後はどの方向に動くのか、アナリストもその見極めに躍起になる。日本経済を牽引する動き。日本経済の後ろ髪を引く動き。支えようとする動き。後ろ髪を引く勢力が縮小してゆき、牽引する勢力が拡大してゆくのが基本です。財政出動のような支える動きも、民間活力の始動と共にその役割を縮小して行く。地方と国の債務が660兆円にも及ぶ。支える動きにも既にほころびが発生していた。公需からしっかりと民需に切り替える。日本経済にとって待った無しの状態にある分けです。護送船団行政と負債経営企業の活力減退は日本経済の後ろ髪を引く領域だった。組織の活力低下は大企業病と言えるものだろう。一世を風靡する。栄枯盛衰のパターンに陥る。その当事者はその真っ只中に遭遇している状況を把握出来ずに尻ビン状態に打つ手も無い。適応力を失っているから栄枯盛衰のパターンから抜け出せないで喘ぐ。創造的破壊が出来ずに衰退の道を歩む。過去の成功体験がその組織を低迷させる。時代の進化の鼓動を聞き取れない。株式市場の動きは実際に数字に実績として現れたときに発生する事を肝に銘じなければ活けない。鼓動を嗅ぎ取る。企業経営にとってその盛衰を決定するものでしょう。出遅れた企業もしっかりと軌道修正をしなければ活けない。従業員の意識変革も然りである。幹部、管理職、社員と組織の活力を取り戻す。後ろ髪を引く勢力から、牽引する側に見事に変身する。行政は護送船団方式を既に破壊した。金融ビックバンんがそれだった。負債経営企業のビックバンもこの2000年は水面上に現れた。心機一転、再生を達成しなければ活けない。管理組織に活力を注入する。既に意識変革が始まっているところはここがポイントでしょう。温床や猿山争いは組織を衰退させる要因である。日本経済が活力を取り戻す。自己変革に努めなくては活けない。GDPの集計にソフト領域が加わったとたんに日本の実質GDPは535兆円に跳ね上がった。500兆円を下回る状態から一気に此処まで増えていた。新しい経済の鼓動はこの数字に表現された。日本経済も牽引側は始動してきた。どんどん進化の方向に参加してこなくては活けない。沢山の人たちの知恵と応援で市場創出を順調に進めてゆかなくては活けない。
2000.12.31

21世紀の日本は良い方向に進むと考える人が6割居るんだそうです。悲観的に考える人が32%とか。日本の将来は日本人自身がが切り開く。グローバル化に適応してゆく能力が日本には備わっていると考える人達が多いんでしょうね。持続的な成長が出来る。英知の結集で課題を一つ一つ解決しながら日本丸はこれからも世界のトップを公開できる。悲観的に考える人よりも楽観、そして期待を込める人が多い。日本の企業は製造業に力を入れてきた。造れば売れる。需要はその投資についてゆく事が無い事を学ぶ。在庫調整が直ぐに始まる。グローバル化は低賃金で働く人達を沢山この競争に参加させる。日本人の給料水準では更に高付加価値を追求しないとその競争に負けると認識される。混沌とした状態がその人の精神状態を錯乱させる。利己主義に走る人も出る。個人の転落のパターンでしょう。日本経済にこれらの変化に対応する構造変革の嵐が吹き荒れる。ここ5年で日本はこの痛みを痛烈に感じてきた。そして現在、日本は良い方向に進んでいると多くの人々が考えるようになる。素晴らしい事ですよね。混沌とした状態から這い上がる。転落の道に気がつき、戻ってくる。猿山争いと利己主義は転落の道そのものです。日本経済が活気を帯びる。グローバルな競争に勝ち残る。温床に浸っていては活けません。常日頃から自己研鑽に努める。新たな挑戦目標を設定している。常日頃から考える事がちょっとした出来事からヒントを得ることになる。突破口が切り開かれる。人間として高尚な存在になる。精神的に豊かな人に成る。ここから発生する日本経済に世界中から羨望の眼差しが注がれる。個人の存在価値が日本の存在価値に高まる。ネットの世界が、知恵の時代がそれを可能にしている。日本人もどんどん可能性の開拓に参加してこなければ活けない。ベクトルが結集される。日本のパワーが増幅されてゆく。ベクトルが打ち消しあっている状態とは雲泥の世界が此処にはある。
2001.1.1

日本人に不安と悲観が蔓延してたのは1998年でした。雇用不安がピークに達していた。震えている人たち沢山いた。2001年は期待と安心が戻ってきて人々に安堵感が走る。失われた10年の歪みが1997年と1998年に噴出した。其処から這い上がってきたと言う感じがひしひしと感じられる今日この頃です。雪印・三菱自動車、そごう・生保の破綻経営破たんと、その処理は2000年にも引きずってきたけど山一證券が破綻した当時の電撃状態とは既に雲泥の差が世の中の雰囲気にはある。105円/ドル、100円/ユーロの為替下での企業収益力の回復は頼もしいですよね。昨夜の米国の為替市場では114円/ドル台、108円/ユーロと円安へ水準修正が軌道に乗ってきているからこれは日本経済にとって一服感を与える物でひとまずは好ましい動きです。去年の金融市場は海外勢の投資資金は日本国債に向かった。9兆円の買い越しだったようです。長期に投資する資金は日本国内に留まっている。今回の円安修正局面の原動力は国内勢の動きだったと言う事でしょう。株式市場を支える。ドル基準で株価を考えれば日本企業は日本人が買う動きが強まっていかなければ活けないタイミングに入っていると言えるでしょう。ドル基準で日本企業の価値が同一ならば円安下では円基準の株価は上昇するようでなければ活けない。短期の海外勢の投売りが落ち着くのを見て東京株式市場は上昇が始まる。こうならないと活けません。長期に運用する資金にとっては絶好の買い場が現在訪れているわけです。日本経済に株式市場を組み込む。長期の資金の買い場が続く。去年はドル買いの絶好のタイミングでしたが、今年は東京株式市場にお買い得の銘柄が準備されているようです。1300兆円を越える個人の金融資産がバランス良く運用される。企業を従業員の持ち物であるとする考え方から、企業は収益を追求すると言う考え方に変える。株式市場が育つステップです。日本経済と二人三脚で景気を創出するステップが此処にはあるでしょう。企業が低収益状態に喘ぐ。此処には衰退の道しか残っていません。低収益状態の企業に活力は無い。失われた10年での企業動向で明確になった事項です。企業収益低迷の名目を従業員家族主義に、逃げ道を経営者が求めた時期は既に終わり、日本人に明るさを取り戻させるのに一役買いました。他力本願、責任転嫁、自信喪失状態では企業は更に転落に道を歩む。自力本願で企業収益を回復する。ここから初めて回復の手応えを得る事ステップに入る事が出来る。企業の収益を経営成績として株主が監視する。ここも大切な視点です。持ち合い株主、大株主の生保、がその企業の経営者をぬるま湯に浸らせたその責任は重大だった。そのツケを日本の株式市場の低迷で支払わされている。自業自得とでもいえるしっぺ返しを受ける分けです。株式市場を育てる。株主による経営陣の資質の監視は重い意味を持つ。緊張感を経営トップに与えるようでなくては活けない。企業が収益をしっかりと上げる。株式市場が元気になる。国債以外に長期の資金の運用先が育つ。このパターンは年金資金にとっても最高の状態なんです。個人の金融資産が銀行に預けられる。企業に貸し出しされる。このパターンは企業が自己資金経営でどんどん自立を始めるごとにその役割が低下してゆく物でしょう。企業収益が自己資金を蓄積させてゆく。自己資金が企業経営の体力を強化してゆくわけです。自己資金は株主資産、この運用、投資で更に収益を上げる。経営者に求められる資質です。お金をどぶに捨てる。資金を回転させる。経営者としての資質に雲泥の差が此処には発生している。低収益状態に喘ぐ。この状態を打破できない。経営者としては失格でしょうね。時代の流れを創る。時代の流れを読む。時代の流れに乗る。流れに乗り遅れる。大企業病の場合は時代の流れにも無頓着に成っている。組織の硬直化が経営環境への適応力をも奪っている。変化への柔軟性を既に無くしている。日本の人々は不安と悲観から、期待と安心にその心理状態が転じている。経営者も自力本願で企業収益の回復に努める。硬直化した組織が今度は体質を転換する。集団化することでそれらのパワーが後ろ髪を引くパワーに転じてしまう。日本経済の活性化はこのステップがそのターゲットにな成る段階に突入している。先の夏の三菱自動車の組織不祥事がその典型的事例でしょう。組織化することで此処のパワーが負の状態に転換してしまう。正のパワーを合成してゆけない。組織としては最悪の状態です。正のパワーを合成してゆける。企業理念はここで重要な意義を持つ。その最高の理念が世界の平和と繁栄に貢献する、でしょう。その為に、経営者、執行役員、従業員がそれぞれ何を遣るや考え、行動する。其処にベクトルを合成させてゆく組織は強力です。グローバルな思考はこの理念から自然発生する。日本人がこのベクトルを合成させてゆく。日本の存在価値が世界の中でどんどん高まってゆく物です。

一人一人がバランス感覚を身につける。高度に発達したバランス感覚を研ぎ澄ます。組織を構成する人々が六型人間になる。全て六型人間で構成される組織は理想的な状態になるでしょうね。全ての人たちが経営的資質を備える。ここまで鍛錬された集団は強力です。現実には要の配置で組織を誘導する。適所適所に必要な要を配置して組織を纏め上げる。現実的な目指す姿でしょう。この要がその組織の中で最も成長した六型人間に育つ可能性を持つ。猪タイプのI型人間からT型人間に育つ。専門馬鹿が一般常識も身につける。人間として幅が出来るわけですよね、T型人間は。π型人間を経て、六型人間に更に成長する。パイ型人間はメカトロ時代に盛んにπ型技術者と言う言葉でその資質を要求された。機械技術者が電子制御をも身につける。製造ラインにロボットを導入する初期の段階では必要に成ったエンジニアの資質でした。融合の時代、π型人間がその活躍の場を得る。新しい事に挑戦する。吸収した知識で様々な領域をもカバー出来る。これはすごい事ですよ。経営的資質も兼ね備える。末広がりにその資質が開花してゆく。六型人間への到達です。人間として究極の状態でしょう。集団化と、六型人間が同じ能力を持つ。組織と個人が同等の能力を発揮する。ここまで一人の人間が精進したら見事な物です。企業経営がある。組織がある。その組織の機能がある。一つ一つのセクションが高度にバランスされた機能保証項目を身につける。それぞれの実務の中で企業が求める項目をすべて高度に達成する。一つ一つのセクションが達成する。この組織は強力です。単位組織が経営的資質をも兼ね備える。何時でも独立できる状態にある。そういう組織つくりをした企業の体質は強力ですよ。寄らば大樹の陰と言う発想は此処には無いでしょう。何時でも自立できる組織、スピンアウト出来る集団で構成されてゆく組織は最強でしょう。六型組織の集合体である企業はそのトップ選びも引く手あまたになる。選に漏れた人材が日本の上場企業のトップに迎えられる。そしてその企業をうらやまれる業績に回復させる。そういう企業がどんどん輩出する。六型組織の妙味です。ここまで人材がどんどん成長してくる組織を創る。企業の目指す組織創りの姿でしょう。先ずは組織に配置する要の人材が六型人間に育つ。要と考える人材が六型に育つ。ここから挑戦が始まるのでしょう。

世の中が付いてくる物を創造する。世の中に拡散してゆく物を創造する。人々の役に立つ物を創造する。究極の人間の目指す姿です。多くの人達を幸せにする。そういう原点に居る。ここまで到達したら人間妙味に尽きるでしょう。沢山の組織に影響力を行使できる。政治、行政、財界、マスコミ、有識者、世界中の組織が、個人がネットワークと言う共通の土俵に集う。実践部隊が集う。人類の共通の課題を潰す。国益がぶつかり合う、その調整能力を既に失っている状態でもネットに尻を叩かれる。其処に集団的利己主義が存在すると国家を背負う発言者とて正論に屈する。ネットワークが創造してきた世界です。ネットワークはここまで遣れる。世論を形成する影響力をも行使できるし、政府を動かす影響力をも行使できる。そこにある国益を更に越えた平和と繁栄への脈動がその国さえをも包み込む。それだけのアイデアがネットから提供される。国をも動かす。混沌とした状態を脱出するアイデアがネットから発信されている。その国の指導部が藁をも掴む思いで捕まえる。国家利己主義的な方向に進んでいると痛烈な批判に曝される。その国の指導部はこの正論に耐えられない。我に帰る。ネットワークが創造した世界です。企業組織でもより高尚な人が居るならそのアイデアの価値がわかる。価値がわかるところに鋭く突き刺さる。企業トップが普通はその価値を最も早く見出す物である。その企業で最も高尚な人間に到達しているのが普通であるからである。ネットワークが組織を動かす。その起点に成る。企業の組織にはその使命感に燃える沢山の人達が居る。企業内地球人はその代表的人たちだった。これらの人たちが行動を起こす。企業のトップがそれを推進させる。経営陣が執行させる。これで組織にネットワークから実践力を誘発できる。これもネットがその活用方法を創造した領域です。情報が共有される。ここから生ずる可能性の世界は社会を水平化する。頭が固い。猫に小判。全て飛ばされる。縦割りの組織はその伝達ラインの無能さに気づく。無用さに気づく。情報の共有化が組織と組織の競争をあおる。スピードと実行力、執行能力の無い組織はその競争に負ける。組織の風通しがその優越さえも決める。縦のラインがどんどん圧縮されてゆく。ピラミッド組織よりもこの方式のほうが組織内部に活力が発生する。執行役員が現場を見る。高尚な執行役員が現場を引っ張る。執行役員が有能であるなら大きな具現化のパワーをその集団から引き出す事が出来る。ルーチンワークとは異なった世界がここにはある。新しい物を創出する。市場を開拓する。管理組織の最も苦手とする所である。このピラミッドを生かそうとする。新しいことに挑戦する。ここに生かそうとする。無理が始めから存在している。組織の一人一人を戦力にする。其処に渦巻く利己的な領域を攻める。混沌とした状態の浄化が此処から始まる。自浄作用が自然発生しないような組織不祥事はこの手法が政治家と同様、有効である。これもネットが創造したその利用価値である。公開に耐えられる普段の活動を行う。このような組織にどんどん尻を叩く。活力ある組織を作る。ネットはここでも威力を発揮できる。

物質的に充足した人々は精神的豊かさを求める。日本の実質GDPは500兆円に壁を作った。ここから成長できない。1995年以降の5年間に日本がつき当たった壁である。物質的な豊かさ、物を造る国内総生産の上限が此処にあった。精神的豊かさの追求にその需要が移っている。伸びが移っている。しばらく日本のGDPの算出は従来型で計上されていた。ソフトの分野もその総生産に組み入れる。公共投資は年数で減価させる。それでも経済のソフト化が日本のGDPを押し上げる。実質GDP500兆円に壁が有った。この壁を簡単にすり抜ける。2000年末で535兆円に迫る。従来の物作りの経済は限界を示していたが、人々の活動のソフト化が更に経済を押し上げる。精神的に充足させる。知的に充足させる領域である。物質と精神、そして知性の領域、充足が人々に豊かさを実感させる。心が満たされる。ここに新しい需要が創造される。この新しい需要に気づかない。物質的GDPにその活動の観念が固定していた人たちはこの変化に気づきもしない。創造のステップにはこの段階が必ず含まれる。GDPの算出に経済のソフト化を加えて500兆円が535兆円に膨れ上がる。これでも実感が湧かない人たちさえ居るのかもしれない。経済は人々にしっかり選択されて新しい領域を加えてた。その只中に存在していた人とここにはギャップが発生する。今だって俺たちはパソコンなど使わなくとも食ってゆけると粋がる人々も居る。インターネットなど知らなくとも仕事は今までどおり進められる、そんなもの不要な存在だと粋がる人も居る。少なくとも1999年ごろまでは存在してた。GDPの算出方法が変更される。有識者はその数字を受け入れる。精神的充足、知的充足は人々を更に豊かに導く。新興国、途上国もこの流れをいち早く取り込む。巨大資本が牛耳る物作り、製造ラインの製作では遅れをとっても、この領域には負けじと目の色を変える。パソコンと電話回線の世界、ネットワークの世界では遅れをとるまいと国家が力を入れる。先進国、新興国、途上国が経済のソフト化で横一線に進む。知力での創造を競う。世界経済が成長する原動力に踊り出る。知力の分野での競争はバイオの分野でも同じように行われている。生命工学でも遅れをとらじと国家が力を入れる。最初から先端分野に力を入れてその需要を手中に収めようと頑張る。インターネットが今後の有望な分野を世界中に発信する。情報が共有され世界中でアクションを起こす人々が現れる。情報の共有の世界は見事な世界である。人類の英知が結集されるとはこのような状態である。物質的な充足、そして精神的な充足、知的な充足が人々を満足させる。市場を創出してきた。これからも成長分野である。
2001.1.3

時代は知力のステップへ。1800年前後に始まる産業革命は偉大な発明が産業の、人々の生活様式を変革してきた。この200年の間で科学文明が人々の生活を様代わりさせた。蒸気機関車が現れる。石炭から石油へ、自動車が現れる。個人が自由に移動を始める。旅客機は個人を海外にも自由に移動させる。個人の、企業の活躍のフィールドがどんどん拡大していった。現在は情報が国境を越える。情報を創出する。知力の世界でしょう。頭脳が流出する。知力の時代には国家レベルでもこの対策に施策が講じられる。優秀な頭脳を引き付ける。優秀な頭脳が流出する。囲い込みに国家レベルの競争も始まる。英国では上級教授の年収が3.5万ポンドから4万ポンド水準、頭脳流出を未然に防止するために優秀な研究者に7.5万ポンドのボーナスを支給する制度を導入するらしい。成果を上げた研究者に加えて、将来が有望な若手の研究者もこのボーナス支給の対象になる。論文が英語で書かれる世界、広く論文を公開する世界でも、その人材が自国に居るメリットをこのボーナス支給が認める。知力の時代に頭脳流出を食い止める。身近にその頭脳が居る事に意義を感じる。ここに発生する伝播力に魅力を感じるわけであろう。優秀な研究者にとってはその研究環境も重要な要素である。世界最先端の研究環境も重要である。知力を最大限に発現させる。本能が遺伝する。周知の事実である。知恵が遺伝する。動物の世界には此れを裏付ける不思議な出来事も報告される。アフリカ大陸で干ばつが発生する。緑と水におおわれた湖、大河さえひえ上がる。親の世代に過去、このような経験をゾウがする。その後、子供が生まれる。子供が成長する。世代が変わる。初めての干ばつをこの世代も経験する。不思議な事にこのゾウの群れは先に生き残った世代と同じ行動を迷わず行える。大干ばつで水がひえ上がる。最後に残る水場が何処になるかその知恵を遺伝されている。渇きがその遺伝子を発現させ、過去にその行動をした世代の辿った道を一目散に進む。本能を越えた行動である。人間の創造力や発想力は60億人に隈なく備わっている能力では無く、その遺伝子がその環境によって発現されると考えるなら、優秀な頭脳に思う存分活躍できる環境を提供する事にも意義がある。知力、その伝播者、市場創出に参加する人、そして経済が発生する。国家の存亡さえこのパターンが影響を行使する。論文と言う公開の世界に身を置く研究者が自国に存在する。其処からの伝播力に魅力は褪せる事が無い。公開情報から得られる情報とはまた違ったアドバンテージに魅力が認められる。公開の世界で活躍している、優秀な知力を囲いこむアドバンテージは国家レベルでも魅力を持つ。
2001.1.4

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