久保田成長研究所
代表 : 久保田十司夫

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voluntarySight
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創造する環境を創る。考える環境を創る。これを応援する土壌を創る。優秀な人にその能力を最大限に発揮してもらう。Honda内部が試行錯誤の状態にあると今日、伝わってきました。Hondaが収益を追求する。それぞれのセクションがその寄与度を競う。個人がその貢献度を競う。製造部門単位で競う。その参加者の頭割りが部門単位での貢献の場合、個人の寄与に成る。現在のHonda内部は個人の部門に対する、セクションに対する協力がその評価の基本になっている。ここにも不具合が有ります。個人が企業の収益に貢献する。組織を通じてそいかその貢献を認識出来ない。今日、それがはっきりと伝わってきました。個人が組織を超越してゆく。その存在を認められる人と、理解の範疇を超えている人と、混在もしている。理解の範疇を超える。鼻息が荒くなっています。その人の常識の範囲を越えてる。何もしてくれないと言う評価をしている。組織を超越して企業の収益に貢献する。組織を通じて企業の収益に貢献する。この二つの道が存在していることを、既に存在していた事を理解できる人と理解できない人との混在状態は異様である。創造する環境や考える環境が如何なる物か、一度資料を纏めた事があるが研究所ではこのような環境を設定するのは常識であると管理組織にアドバイスがあった。俺達の認識とは違うと鼻息が荒かったところに伝えられた。この領域が現在でもHonda内部で当時のままに推移する。寧ろ鼻息が荒かった組織側がその違和感を徐々に全面に押し出していった。Honda内部の二面性は此処にも存在してきた。

2001年3月期の決算においてヨーロッパのHondaが営業損益段階で500億円の損失を計上する。ヨーロッパでのHonda車の販売低迷が直撃した。欧州乗用車市場はディーゼル車のシュアーが33%を越えた。1993年には20%前後であったディーゼル車のシェアーが1998年から急上昇している。Hondaも欧州が二酸化炭素の排出量の少ない乗用車の税金負担が小さいのはその法律の方向性から認識していた。ディーゼルエンジンを優遇している。Honda内部でもディーゼルエンジンの開発の必要性が叫ばれた。1993年の事である。悲しいかな2001年の現在、Hondaがディーゼルエンジンを世に中にセンセーショナルに登場させるには至っていない。組織にその対応力が欠けていた。当時はディーゼルエンジン開発のノウハウが無いとその中枢部門が動かない。欧州市場でディーゼルエンジンがその販売において重要な位置を占めると言う認識よりも、ディーゼルエンジンの開発ニーズが軽く重んじられた結果でしょう。2000年の3月期に営業損益段階で250億円の損失を計上する。今期の損失は500億円に膨らむ。欧州市場でのHondaの存在価値はそのシェアーから考えて甚だ低い。その芽は1993年にあったと認識している所です。

内部の雰囲気に将来その収益を極端に削ってゆく存在がある。収益力からその連関図をイメージしてゆくとそれが見える。結果が出てから大騒ぎ。後の祭りでしょう。収益力を向上させる。此処にも二面性が存在している分けです。上昇するか、降下するか、その数字、収益力は正直です。結果が数字として好むと好まざるともついて行く。ドライな関係です。経営環境変化に迅速に適応してゆく。柔軟に組織が戦略を執行する。戦略と執行力は経営と組織との関係でも有ります。取り巻く経営環境を整える。企業活動はここに帰属する。企業は社会に帰属する。円高が直撃する。その期の収益を削いだ理由として直接的な項目に上げられる。経理的には経営環境がその収益に直結すると簡単に数字で示す。社会の中に帰属する企業がその収益を追及できる。企業とその組織と、社会との間には因果関係が存在する。組織を超越した企業の収益源はその社会との関係から発生する。容易に理解できる事である。個人が組織に帰属する。組織が企業に帰属する。企業が社会に帰属する。此処にはこの様な直線関係は無い。ネットが個人の発言力を極限に高める。社会に対してその影響力をマキシマムに高める。ネットの持つ威力である。個人と組織と企業と社会の関係はネットが情報の共有を通じて複線にした。網目にした。求心力と遠心力を発生もさせる。適応能力を存分に発揮できる企業、組織と不適合を起こす企業、組織との間にはその将来性に天と地の差異が発生する。天と地、つまりニ面性である。収益力を向上させるか、削るか。その連関図は好むと好まざるに関わらず存在している。
2001.4.2

2001年3月 四輪車国内販売速報 自販連/全軽自協
  登録車 届出車 合計
    対前年比   対前年比   シェアー
トヨタ 223,802台 99.6%       28.1%
日産 110,964台 101.1%       13.3%
Honda 66,216台 121.8% 39,470台 100.9% 105,686台 12.7%
スズキ 8,783台   73,450台 100.8% 82,233台 9.9%
三菱 44,727台 85.7% 37,058台 87.5% 81,785台 9.8%
ダイハツ 4,704台   70,241台 100% 74,945台 9.0%
マツダ 35,088台 91.0% 4、544台 76.0% 39,632台 4.8%
輸入車 36,315台          
総計 582,230台 101.6% 250,044台 98.0% 832,274台  

米国四輪車市場2000年3月 販売状況 主要メーカー発表値
    対前年比
GM 442,573台 95.1%
フォード 386,069台 86.7%
ダイムラークライスラー 234,495台 89.9%
トヨタ 156,444台 111.4%
Honda 106,347台 101.4%

人の知力は無限である。この知力を最大限に発揮させる環境を創る。土壌を創る。至高の組織が目指す姿がここにある。自主的に個人が動く。創造的人間がその能力を如何なく発揮する。異質な人間を認められる土壌が此処にはある。常識を外れる。独創的アイデアは例外なく常識と言う枠を完璧にはみだす。組織がこれをしっかりと育てられる。企業がアッと驚く成果が飛び出してくる。創造的人間を育てられる組織に発生する特権でしょう。人間の知力は無限である。人間尊重の理念でこのパワーを伸ばす。Hondaの組織が目指す所です。人間らしい仕事を沢山作る。25年前は自動車の製造部門は3K職場と評価された。新卒の高校生が数年で辞める。その情報が出身校に入る。徐々に新卒の高校生を送り込まなくなる。製造部門の衰退の危機感が自動車メーカーには走った物でした。3K職場をロボット化する。急速に日本の生産技術は進化してゆきました。人の知力は無限である。この逆のベクトルの方向には3K職場の方向がある分けです。多くの人が敬遠する仕事が職場に悶々と残っている。応援者を依頼する。その仕事を掻き集めて押し付ける。人間的でない仕事を応援者に振る。その組織の雰囲気はどんどん悪化してゆく。3Kの方向の仕事はどんどん改善して撲滅してゆかなければ活けない。創造的組織を目指す中にもこの様な領域がセクションにとっては悶々と残っている。更に人間的な仕事に転換してゆく飽くなき改善も同時進行しなければ活けない。人間を尊重する。3K的方向の仕事の撲滅もこの視点から忘れては活けない事項である。人間の知力は無限である。この方向へ仕事を踏み出す。雰囲気もどんどん良くなってゆく物でしょう。不満から満足へ、人間尊重の改善の方向が此処にはある。誰がやっても悶々とした物を感じさせる仕事、だらだらと続けていては活けない。

人が満足する方向は多くの人達の幸せに貢献していると言う充実感の方向にある。意欲はこの方向に発生する。意欲が人を動かす。自発的な行動を起こさせる。企業の仕事においても然りでしょう。その収益に寄与する。この仕事を通じて貢献している。充実感が従業員を満足させる。収益の貢献度に従業員は満足する。自発的な動きを誘発してゆく。企業にとって大切なのはその一部終始を管理することではない。管理指向の寄生虫が陥る罠が此処にはある。自発的な動きを管理で潰す。その芽を摘んでしまう。ゆいゆいしき出来事である。組織が硬直化してゆく。人を枠に嵌めようとする。管理しようとする。其処からは企業をアッと驚かせるようなアウトプットなど生まれない。従業員を均質化する。最も弱い組織の姿が此処にはある。管理が多様性を失わせる。従業員の知力に枠を嵌める。ここでは能力のある従業員ほど不満を蓄積させてゆく。管理が寄生虫指向になるほどその傾向は強力になる。企業収益の向上に寄与する。この視点からその管理手法を組織は検証しなくては活けない。人の知力は無限である。管理と言う領域とは如何なる物か、今一度じっくりと考えなくては活けない。人々の幸せに貢献する。企業の収益に貢献する。管理とはどうあるべきか、寄生虫とは逆の方向でしっかりと仕組みを創ってゆかなければ活けない。人を動かすのは、人が嫌がる仕事を押し付ける事から始まると考えている人ほど意識変革を必要とする。

高根沢工場の場合、Hondaの収益力の向上に貢献する道として多能工の育成、高効率多品種少量200台/日工場の追求、そしてイメージ戦略への貢献と言う道がある。中南米やアジアの少量生産向上のマザー的役割が担える人材と製造技術を育成する。そしてHondaのグローバル生産戦略に貢献する。現地工場の収益力に貢献する。NSX,S2000,インサイト、EVplusの生産を担う高根沢工場は工場としてもそのイメージに相応しい衣を着て世の中にこんないいことをやっていると情報発信を通じてイメージ戦略に寄与する道がある。イメージを創る。新車が発表されたときにマスコミや雑誌に取り上げられる、この一過性の情報伝達に対してインターネットがその情報発信に威力を発揮する。蓄積された情報は何時でも誰でも読める。この威力はじわじわ、じわじわ巨大なパワーを生む所にある。情報が蓄積されてゆく。イメージがインターネットでの情報の共有を通じて形成されてゆく。高根沢工場がHondaの収益力に寄与する道としてこのイメージ戦略への参加がある。社会が多くの課題を抱える。その課題に対して多くの提言をする。そう言う存在価値を確立せよと言う前のステップに、Hondaのイメージ戦略への貢献のステップが高根沢工場には存在する。社会の繁栄に寄与する事でその中で存在するHondaの収益に貢献する。ここまでその守備範囲が拡大して行く事には誰もとがめない。高根沢工場にもHonda経由での収益力の向上への寄与と、社会経由でのHondaの収益力への寄与の道がある。イメージ戦略はその懐が大きい。
2001.4.5

3月はHondaが国内四輪車販売で10万台を突破しました。初めての大台と思っている所です。国内で100万台の販売ができるようになる。幸先のいいニュースです。ライフが26,889台も売れました。ストリームも17,917台の販売です。オデッセイも12,567台と好調を持続しています。5日にはニューステップワゴンが登場した。対座モード、レストランモード、ベットモード、カーゴスペースと3列シートのアレンジはその思い思いの使い方に楽しみが詰まる。5ナンバー枠のボディーに収めて、従来車よりも室内長を70mm、室内高を15mm、室内幅を40mmも拡大させている。子供やお年よりの視点で車の開発を進める。フロアー高は45mmも下げた。ラインナップに加わる福祉車両もこの恩恵を受ける。改造ではなく、前提に開発とは嬉しい限りです。8人乗りのステップワゴン、家族や友達とワイワイガヤガヤ、遠出をする。楽しみですよね。折畳式電動アシスト自転車も搭載できる。大自然の中をサイクリングもいいものです。此れだけの贈り物がぎっしり詰まっていてその最小回転半径は5.3mです。コンパクトカークラスの数字です。嬉しい限りです。売れ筋は200万円前後、グレード基準でほぼ価格据置です。燃費がいい。走りがいい。クリーンで全方衝突安全ボディーはこれまた魅力です。歩行者衝突時の衝撃吸収構造に今回はバンパーも加わりました。嬉しい限りです。Hondaが考える生活創造車、熟成を加えて登場です。

インスパイアー/セイバーにマイナーチェンジを機会にタイプSが加わりました。3.2リットル、260psのエンジンが余裕の走りを提供する。大人の走りが此処にはある。新規格軽自動車が多くの人たちに受け入れられた。ニュースモールカーも間違いなく登場を待っている。RVも市場を獲得した。Hondaのセダンも他社に優るとも劣らずの水準に有ります。感性品質を追求されたセダンもご愛顧、よろしくお願いします。Hondaの次の国内の課題はセダンの販売です。
2001.4.6

ネットを活用する、1993年から始まったHondaへの体質変革活動も最近はグリーンファクトリ、そして今度は人の知力は無限である、にシフトしました。施設管理が主体性をもって活動する。今度は総務が主体性を持って活動する領域のようです。定常業務にHondaの収益向上に貢献する領域を開拓する。部門がその主体性を持って考えて加えてゆく。理想の形は此処に存在するけど、現実には定常業務に新規分野を加える、ネットで取り上げるまで不可能な状態にある。染み付いた体質の変換は並大抵ではない。ネットでの情報の共有化がこの体質の変換をいとも簡単にやってしまう。ネットの威力は1993年移行実証済みと言う所です。村の民主主義もネットでの情報の共有化で崩れてゆく。企業が収益を追求する方向にこの部門の民主主義が寄与していないからこの関係が成立する。Hondaが目指す方向と部門に染み付いた定常業務にギャップが生ずる。挑戦する。この視点にギャップが生じる。グリーンファクトリーと人の知力は無限である、はその典型的事例に成りました。管理組織もHondaの戦力に加わる。組織内の歯車的業務に主体性を持つ業務を開拓する。管理部門にもしっかりと存在するわけです。ネットがその主役を演じる。このパターンに再び突入した事には組織の限界を再び実感している所です。どちらも過去に一度企画書に纏めた領域であった。執行力にネットが威力を発揮する。1993年から実績を重ねる不思議な世界です。
2001.4.8

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