久保田成長研究所
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sinzuiSight
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東芝がストックオプション転じて経営陣100人に自社株購入、年間100万円を義務付ける持ち株会を発足させると発表しました。ストックオプションは株価が上昇したときのみその権利を行使する。経営陣が株価が下がったときにもその意識を共有するには問題があると判断した様です。企業の評価が下がるときにもその痛みを共有する。新しい試みです。持ち株会ならインサイダー取引の懸念も発生しない。定常的に自社の株式を購入してゆくわけだからそこにはインサイダー的要素も希薄になる。経営陣が自社株を購入するにはいい方法です。世界的に株式市場が不安定の動きを演じる。既に一皮剥けたHondaの株価は4780円と人気を集めています。3500円から4000円のボックス圏から抜け出した。その信頼感は世界的株式市場の不安定化にも動じない。全体の動きと個別の動き、それぞれの企業にもこの関係は存在する。Hondaの経営陣もいよいよ念願の経済界にデビューです。企業内部に思いを寄せる。同時に社会にもその知力を役に立てる。財界へのデビューは更に大きな集団へのデビューでもあります。余裕が発生する。去年は自動車工業会会長就任要請にも躊躇した。この差は大きいですよね。経営陣が自信を取り戻す。内部から社会にも目を向ける余裕が発生する。素晴らしい事です。先には自動車業界からトヨタ首脳が財界活動に引き出された。経団連会長の引き受けからトヨタ首脳の社会活動が始まった。所属する企業が社会的にもその存在が認められる。同時に社会的な活動も行う。これは当然の方向でしょう。日本社会に在る多くの企業の経営者にもその知恵を伝授する。日本経済が活性化する一つの条件がここにはあります。
2001.3.16

日本は緩やかなデフレ状態にあると政府が言い出した。価格を下げても需要が伸びない。その企業の収益が圧迫される。企業の体力が緩やかに削がれ、しいては雇用にも手をつけざる終えなくなる。デフレで最も心配しているパターンでしょう。2001年3月期の日本の企業の収益は好調です。ハイテク企業で米国のクリスマス商戦の予測を下回る不信に在庫が膨れ上がりその収益予測を下方修正、2000年3月期決算からは増収である事には間違いない。予測どおりの伸びが米国のクリスマス商戦で達成できなかった。一気に生産調整が供給サイドでも始まる。日本にもこの影響はもろに飛び込んできた分けです。米国の消費の伸びが予測を下回り在庫が積み上がる。そして生産調整が始まる。日本のデフレとは、違った従来型の景気の波、景気循環モデルの典型的パターンです。日本は需要が縮小する。価格を下げても供給側は生産調整を進めざる終えない。縮小する分野が悲鳴を上げる。解決策は消費を増やす事です。年間30兆円の預金から消費に回すお金をしっかりと確保してゆく事です。此れだけでデフレで、企業収益が低下、雇用に手をつけると言う最悪のパターンは緊急避難的に回避が出来る。日本の新規雇用分野がしっかりと拡大する。雇用がこちらに移動できる。このパターンが成立しているなら日本社会としてはバランスが取れている状態と言えるでしょう。雇用を創出する。これも現在の日本に課せられた課題でしょう。前向きの社会です。消費者がどちらの日本の再生パターンを選択するか、その行動で決まる。筋肉質な体質に日本社会が変わる。新規雇用の創出側で消費を活発にする。賢い消費者が選択する道でしょう。グローバルな物流が始まっている。日本人は付加価値の高い仕事をしっかりと遣る。この視点も欠かせません。労働集約型産業はその賃金の低い国にシフトしてゆくか、労働力を受け入れて国内で生産するかの、選択を行う。日本の内需を拡大するのに寄与するのは後者でしょう。前者は企業収益に寄与する。現地資本との競争においては又、違った視点になる。現地資本が日本に安値輸出攻勢を仕掛ける。これは日本経済にとって、百害あって一利なしでしょう。その輸出においては節度が求められる。ここで被害を受ける日本の企業がその生産性をしっかりと向上させ、競争力を回復する。この猶予期間は必要に成る。グローバルな競争に生き残れる体質を創る。生産性の低い企業にその意識変革が求められる。日本の消費者がバランス感覚で商品購入を行う。これらの企業もその行動と無縁では居られない。内需を拡大する。筋肉質な体質に転換しながら内需を拡大してゆく。30兆円の賢い資金使徒の転換がそれを誘導する。

日本人一人一人の行動ベクトルの合成が日本の内需拡大のパワーになる。日本の景気は日本人自らが創る。その結果が日々の経済指数にしっかりと表現される。シビヤーな世界が景気の世界です。先送り体質が失われた10年の停滞期を発生させた。雪印の食中毒事件では前社長が刑事事件でその責任を問われる。先送り体質のその結果が、多くの食中毒患者を発生させた。製品回収の号令を速やかに発していたなら雪印の牛乳をその日に口にする消費者は皆無だったろう。刑事事件はこの点の責任を追及する。タイムリーな情報、そしてスピードある行動が組織を救う。ここにその後の盛衰の運命を決める要素が隠れている。雪印と言う企業を守ったつもりでも結果は衰退させた。先送りすれば問題が解決してくれる物では無い。日本経済の個々の領域での変革の道に進むその歩度は此処までは酷くは無いけれど体力を消耗させてきただけの歩度でしかなかった。もう躊躇は許されない。議論、議論、で先送り。葬り去ったつもりで居ても日本経済にとっては負のベクトルを作用させただけの結果を導く。変革の痛みを避ける。金持ち優遇批判などこの典型的事例だったろう。一人一人が日本の景気を創る。批判、反発を先導する人が一人一人のパワーをその方向で結集させ日本経済を活気付かせたなら結果オーライになる。が、しかしベクトルの合成は進まない。温床を守ろうと言う領域はその温床さえ保持できたらパワーは皆無である。先送り体質の本質がここにある。日本経済の内需を拡大させる。現在は一人一人の消費にその重要性が移る。このベクトルの合成で今年の日本経済の成長率が決まる。他力本願でじっと待つ。正のベクトルには成りえない事は容易にイメージ出来ることでしょう。賢い消費が正のベクトルに成る。賢さには多様さが内在する。この多様さが日本の内需拡大を力強い物に導く。自力本願で景気を創る。このパワーの合成で日本経済は活況を帯びる。一人一人が内需拡大の自覚を持つ。内需拡大というキーワードを共有する。目指す所にパワーが結集されてゆく。グローバルな経済はグローバルな物流を形成してゆく。競争相手は国内だけではない。グローバルなバランス感覚を持って、日本の内需拡大を達成する。世界経済の中にある日本には欠くべからざる視点になる。消費と言う領域は全員参加の領域である。結果がすぐに出る領域だからこそ緊張をもってその数字を確認するまで進めてゆかなければ活けない。フォローしてゆく事になる。結果と言う数字が全ての世界である。その場凌ぎの逃げ口上は許されない世界である。日本の内需拡大は日本人が創る。日本は需要が不足している。消費性向の確実な上昇が欠かせないタイミングが現在である。生きたお金を使いましょう。お金を回転させてくれる所にしっかりと集めましょう。グローバルな競争下では効率的にお金を使える所が日本丸をぐいぐい推進させる。最小のパワーで最大の効果を導く。知力の世界が此処にはある。後ろ向きの勢力とは天と地の差がある勢力が牽引する。

主な企業の株主資産 2000年3月期
  単独株主資産 1株当りの
株主資産
配当 連結株主資産 1株当りの
株主資産
2001年
3月16日
株価
連結株主資産
倍率
トヨタ 5兆4981億円 1466円 24円 6兆7966億円 1841円 4180円 2.27倍
松下電器 2兆5748億円 1248円 12.5円 3兆4671億円 1681円 2030円 1.21倍
日立製作所 1兆5863億円 475円 6円 2兆8763億円 861円 950円 1.10倍
Honda 1兆2128億円 1244円 23円 1兆9303億円 1981円 4880円 2.46倍
富士通 1兆1600億円 591円 10円 1兆2914億円 657円 1461円 2.22倍
東芝 8825億円 274円 3円 9821億円 305円 660円 2.16倍
NEC 9553億円 586円 6円 9768億円 599円 1656円 2.76倍
三菱電機 6046億円 281円 5円 5964億円 277円 645円 2.33倍

東芝がROE2桁企業へ、もう一息の所に浮上してきました。2001年3月期の連結純利益予測は960億円ですから連結株主資産で割ると、9.8%に成ります。日本の国際優良企業でROE10%台に乗せる企業が又、増えそうです。Hondaが11.4%でここ数年、2桁のROEを確保してきて株主資産をぐんぐん増やしてきた。1995年までの株価は1200円−1500円の水準でした。1996年に2000円を突破していった。ROEを二桁に乗せてくる企業は今後が楽しみです。株式市場では期待値がここから発生して株主資産の何倍まで買い上げられるか決まってゆく。連結純利益予測600億円のNECがROE6.1%、520億円の松下電器が1.5%です。どちらの企業も経営者主導で体質変革に積極的に取り組みだしていて収益力の回復が何れ始まる。期待値はこう言う領域でも発生する。連結決算で企業の評価が日本でも始まる。松下電器や日立製作所の株価はどう考えても安すぎる。連結株主資産株価倍率の数字をみるとつくづく思うものです。今は株式市場の下値模索期ですから悲観的に考える人たちの売りが一巡して、連結株主資産が注目されるようになれば株価の修正局面も今後は在るかもしれません。従業員に対する年金の債務を清算して身軽になった企業から連結決算に実力の純利益が計上されだす。この処理の仕方からも期待値は発生する物です。だらだらだらだら、少しずつ処理する。何時までたっても純利益増加と言う数字が飛び出さない。この場合の期待値は当然低いでしょう。
2001.3.17

自発的な行動を誘発する、育てる。そしてその土壌を創る。経営陣主導のリーダーシップに加え、この多様性が企業を活性化させる。筋肉質にさせる。此処には横並び意識など存在しないであろう。その行動を決める判断材料に前例主義など存在しないであろう。一人一人がその能力を存分に発揮できる。強い企業の条件です。常に向上心を持ちつづける従業員が集まる集団は先んじて事を起こす企業に成りえる。自発的な行動の中から戦略で掛けていた部分も埋められる。自発的行動が人を育てる。ここには強制は無い。固定概念で枠を設定し萎縮さえる事は無い。従業員の活性化はその企業を確実に活性化してゆく。事なかれ主義には組織の将来は無い。平等に分配する。ここには自発的芽を削ぐ危険因子が内在する。造れば売れる時代は終わった。創意工夫で付加価値を追求する時代に既に突入している。戦略と何処から何が飛び出してくるか分からない状態を組織に創る。進化する、先陣を切って走る企業の条件であろう。子供達が突然切れる。集中力が欠如する。感情を抑制できない。自発的行動で幼児期に訓練してこなかったツケが回されている。自らの行動を自らの意志で決める。自発的に遊ぶ。この遊びの過程で子供たちはその脳を発達させる。前頭葉前部の働きが活性化させられている子供達は豊かな心を持つ。自発的遊び、その遊びのなかから得られる充実感、目標達成感が子供達を大きくする。興味心、そして創意工夫を誘発する。様々な失敗のなかから充実感を得られる物が飛び出す。子供は更に大きくなる。心が豊かに成る。企業における戦力になる新人がしっかりと育てられてくる。その資質を企業が更に伸ばす。筋肉質な社会が此処に生まれる。人間の進化は脳の発達にその結果が蓄積できる。生まれたばかりの動物である乳児がその進化の過程で先人達が獲得した能力を既に親から受け継ぎその能力を発現させて行く。発現できる環境を準備する。社会、身近な親の子育てに欠かせない視点である。この能力の開拓は社会人に成っても持続的に続く。活性化された社会、筋肉質な社会はこの土壌が支える。

心が豊かで健康な人たちが日本の社会を牽引してゆく。柔軟な考え方が出来る人たちが社会の先陣を切って進む。自発性が多様な可能性を育てる。成熟分野から育てられた新規雇用創出分野にその雇用が移動できる。進化する、競争力のある社会の姿です。賢い消費者が日本経済を強靭にする。日本を牽引する人たちに資金を集中させる。効率的にお金が動く。グローバルな競争力を維持する条件でしょう。日本社会はその労働賃金において世界最高峰の水準に踊り出ている。この水準を持続させるのは高付加価値な働き方、知力で抜きん出た成果を獲得してゆく道を追求する。必要不可欠の条件でしょう。成果を上げた人が報われる。そこにドリームがあり、挑戦者がどんどん現れる。社会に夢がある。重要な事です。使命感で高尚な人たちは動き出す。ドリームを掴もうと挑戦者が輩出する。育てる、応援する人達が居る。活気溢れる社会の一つの姿です。安心してしまう集団もいる。ここは危機感で人々を動かす。動機付けで重い腰をあげさせる。組織を、社会を活性化させる条件です。グローバルな競争下でも生き残る。個々の企業にとっては大きな命題でしょう。現状を変えられない。ずるずる、ずるずる体力を消耗してゆくだけです。社会にとって存在価値のある企業になる。創造的破壊の繰り返しは欠かせない。安心してしまう。転落の始まりが此処には内在する。持続的に活性化状態を維持してゆく。生き残り競争には欠かせない視点です。
2001.3.18

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