久保田成長研究所
代表 : 久保田十司夫

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改革スモールの創造、パーソナルMAXシリーズ、先ずはHondaフィットが発進です。AT車で10・15モード燃費、23km/lと世界最高水準の燃費を達成、量販グレード価格をロゴよりも10万円引き下げ、室内高はオデッセイ(1215mm)を凌ぐ1280mmを達成、しかも立体駐車場に駐車出来る車高で、フラットスペースは1720mmも出来る。自転車を積み込めるんだって。エンジンのコンパクト化によりショートノーズスタイル、斬新的な顔も引き立つ。最小回転半径4.7m嬉しい。衝突安全性はお馴染み乗員保護と歩行者保護を追及、歩行者は頭部に加えて脚部の衝撃吸収も対応している。先のシビックは欧州で歩行者保護、3つ星を獲得したんですよ。ユーロNCAPの評価で歩行者保護、達成率72%を獲得です。ダイムラー・CクラスやVW・パサートの倍の数字です。乗員保護も4つ星でこのバランスは世界最高峰です。

それにしても燃費23km/lは嬉しいですよね。10・15モード燃費で14km/lの車を乗っている人が買い換えるなら1.65倍の燃費です。地球に優しい車ですよね。1990年、企業燃費は12km/l前後でした。2010年、経済と環境を両立させるには何処まで向上させればいいか、ちょっと考えてみましょう。資源循環型社会を創る。自動車を末永く愛顧する。四輪車の保有台数は1990年の5800万台から7500万台に上昇しています。普通乗用車が1000万台以上増加した。価格帯が上の普通車が売れる。自動車メーカーにとってはこの上なく嬉しい出来事でした。保有台数が増える。普通車市場が出来る。二酸化炭素排出量も抑制する。この命題をこんどは解決するわけです。企業燃費12km/lを16km/lに向上させる。この程度のこと、遣りきらなければ活けないでしょうね。燃費23lm/lの実用車が登場した。素晴らしい出来事です。km当たり180gの二酸化炭素を排出する車が年間5000km走る。1990年、乗用車の保有台数は3500万台、この数字を掛ける。二酸化炭素の排出量は年間3150万トンです。日本のそれは3.4億トンです。1割弱ですね。2000年の乗用車保有台数は5500万台に増えました。セカンドカーも増えた。140g/kmまでその燃費を上昇させたなら、年間4000km走行で二酸化炭素の総排出量は3080万トンになる。燃費を向上させることでセカンドカーを含め、保有台数が2000万台も増ええも年間の二酸化炭素排出量は1990年の水準を維持できる。地球に優しい好燃費車の登場、普及で経済と環境の両立が可能に成る。技術開発の方向がここにはありました。23km/lが登場する。嬉しい限りです。

二酸化炭素排出の割合 総排出3.4億トン
  うちわけ 割合
産業部門    40.2%
   電気        9.0%
   直接燃焼         31.2%
運輸部門    20.6%
   電気        0.5%
   直接燃焼       20.1%
民生部門(家庭)    12.8%
   電気        6.8%
   直接燃焼        6.0%
民生部門(業務)    11.6%
   電気        6.3%
   直接燃焼        5.3%
エネルギー転換部門     6.7%
工業プロセス     4.9%
廃棄物     1.8%
その他     1.4%

日本の二酸化炭素の排出は産業部門が40.2%、運輸部門が20.6%を占めるトップ2です。産業部門のその抑制の取り組みに環境省が苦言を呈した。運輸部門は旅客と貨物です。ここで抑制を追及するならその貨物、鉄道や内航船舶へのシフトも積極的に行う必要がある。乗用車の二酸化炭素排出は民生部門の家庭と業務の直接燃焼の部分に表現されます。京都議定書で6%の二酸化炭素の排出削減を目指す。森林の吸収で3%、原子力発電、発展途上国支援、風力発電などの自然エネルギーで残りの3%を達成する。1990年からと2010年へのその経済の拡大を考えるとそれぞれの部門がその水準を持続するのも大変な努力を伴う分けです。更に努力するところに補助金を投入する。炭素税でその税源を確保して補助金を支給する。この方策もその抑制には必要な事でしょう。広く浅く税金を負担して貰う。欠かせない視点です。炭素税もどんどん議論の土俵に上げなければ活けない。
2001.6.22

都心がゴミゼロ都市を目指す。凄い挑戦ですね。住民一人一人が出すゴミ、このミニマム化がその成功の大きな要素です。リサイクルする。ここには分別も欠かせない。ゴミを出す人にはその費用を負担して貰うと言う視点も欠かせません。デポジット制度もゴミからリサイクル分別の誘導する重要な施策でしょう。リサイクルとして分別回収して貰えればお金が返却される。こう言うのは全て自動回収機で行う。ゴミ袋を住民に購入して貰う。ゴミを出す人ほどその負担が多い。リサイクルに回す人ほどそのリターンを得る。ゴミゼロ都市を創る基本的スタンスでしょう。産業界でも産廃物の処分場の新設が関東地方では既に困難な状態になっている。ゴミゼロ事業所を作る。高騰する廃棄物処理費を考えとゴミゼロはコストダウンの方向にもなりえる。頑張ったところが報われる方向でしょう。現実に産廃物、誰を喜んで受け入れるはずも無い。ここに負担増を求める事はゴミゼロ事業所を作る原動力に成るでしょう。
最近は東京湾に原子力発電所を作る構想も進んでいるようです。都心で必要な電力をそこで調達する。原子力発電所はその一つの回答で、現実にその立地した地域から電気を送電されて都市住民は快適な生活を送っている。その認識をしっかりともって貰う為に東京湾に原子力発電所を作るという構想も進む。都市住民がその周辺の地域にその便利さの提供を依存する。水もその一つです。水道の水はその水源が保全されているから年間を通じて供給される。都市住民の生活とこの水源地の保全は切ってもきれない関係にある。原子力発電所と同様、この水源地にも大いにお世話になっている。受益と負担の関係を追及すると、都市住民がこれらの地域にお金を支払ってそのリターンをする。この関係を構築するのは当たり前でしょう。森林の保全は炭素税からもリターンを受ける。その機能によって水源と二酸化炭素の吸収の二つのリターンを得る事も出来る。受益と負担を追及すればその保全のために必ずお金を出す側も存在する事が見えてくる。逆に誰も必要として居ない物も見えてくる。お金が動く関係がはっきり見えてくることで経済が生まれる。社会主義的なお金の配分とは明らかに違う。社会主義は国家レベルで既に崩壊した。集団を維持、持続する手法としては衰退に導くものだった。受益と負担の関係で経済を回す。電気や水の領域にもこの関係は存在している。

二酸化炭素の主要国別 排出量(炭素換算)
1990年排出量 1990年排出量
米国 135.2億トン(5.07トン/人) スペイン  6.2億トン(1.59トン/人)
日本  31.5億トン(2.50トン/人) オランダ  4.5億トン(2.90トン/人)
ドイツ  27.6億トン(3.36トン/人) ベルギー  3.0億トン(2.95トン/人)
イギリス  15.7億トン(2.67トン/人) ギリシャ  2.2億トン(2.09トン/人)
カナダ  12.6億トン(4.20トン/人) スウェーデン  1.7億トン(1.92トン/人)
イタリア  11.7億トン(2.04トン/人) オーストリア  1.6億トン(1.97トン/人)
フランス  10.0億トン(1.71トン/人) フィンランド  1.5億トン(2.92トン/人)
オーストラリア   7.9億トン(4.31トン/人) スイス  1.2億トン(1.69トン/人)
    ポルトガル  1.1億トン(1.12トン/人)
ロシア 65.1億トン(3.83トン/人) ノルウェー  1.0億トン(2.28トン/人)
    アイルランド  0.8億トン(2.27トン/人)
    ニュージーランド  0.7億トン(1.96トン/人)

供給サイド 新エネルギー比率3.2%へ  経済産業省新エネルギー部会
  原油換算 設備換算  
  1990年 2010年 2010年 対1990年比
発電分野        
  太陽光発電   5.2万kl  118万kl  482万kW  23倍
  風力発電   3.5万kl  134万kl  300万kW  38倍
  廃棄物発電 115.0万kl  552万kl  417万kW   5倍
  バイオマス発電   5.4万kl   34万kl   33万kW   6倍
熱利用分野        
  太陽熱利用  98.0万kl  439万kl     4倍
  未利用エネルギー   4.1万kl   58万kl    14倍
  廃棄物熱利用   4.4万kl   14万kl    38倍
  バイオマス熱利用     67万kl    
  黒液・廃材 457.0万kl  494万kl     1.1倍
新エネルギー供給合計 639万kl(1.2%) 1910万kl(3.2%)     3倍 
1次エネルギー総供給 5.9億キロリットル 6.0億キロリットル    
需要サイドの新エネルギー
  1990年 2010年 対1990年比
クリーンエネ自動車   6.5万台   348万台  53.5倍
天然ガス・コ・ジェネ   152万kW   464万kW   3.1倍
燃料電池   1.2万kW   220万kW 183倍

地球環境問題対応で誰もが伸ばすべきと考えるのは新エネルギー分野です。今回その数字を経済産業省の新エネルギー部会が見直したようです。供給サイドの1次エネルギーに占める割合を1990年で1.2%だったものを、2010年に3.2%に引き上げる。補助金をふんだんに投入する。その財源は税金です。個人が、企業が購入しても従来の電気代領域で済むようにする。その差額は税金投入による補助金で埋める。民間の努力でこのコスト差を埋めろ、では絶対に経済には乗らない。税金投入で積極的に普及させる必要がある。ここに民需が発生すると言う構図です。その財源をどうするか、炭素税なんですよ。

特殊法人に対する財政投融資・出資残高15傑と 税金投入 1999年末 財務省
  財政投融資・出資残高
年間融資規模:25兆円
年間税金投入額
地方公共団体(地方債引き受け) 84兆4494億円  
住宅金融公庫 77兆2070億円 4430億円
郵便貯金特別会計 58兆8500億円  
年金福祉事業団 35兆8960億円  
日本道路公団 21兆4062億円 3058億円
日本政策投資銀行 17兆1259億円  
公営企業金融公庫 15兆8478億円  
都市基盤整備公団 14兆5898億円  
国際協力銀行 14兆5003億円 2845億円
簡易保険福祉事業団 13兆9722億円  
国民生活金融公庫 10兆2903億円  
中小企業金融公庫  7兆2424億円  
首都高速道路公団  4兆0173億円  
運輸施設整備事業団  3兆9266億円 1580億円
農林漁業金融公庫  3兆8321億円  
合計 414兆2696億円  
日本私学振興・共済事業団   3800億円
石油公団   3630億円
雇用・能力開発機構   3180億円
新エネルギー開発機構   3170億円
宇宙開発事業団   2050億円
国際協力事業団   1870億円
日本学術振興事業団   1460億円
農畜産業事業団   1450億円
核燃料サイクル開発機構   1350億円
本四連絡公団   1330億円
  合計 5兆円

郵便貯金などを原資にする財政投融資先の特殊法人が公開されたようです。445兆円の融資がこのうちどれくらい不良債権化しているのか、最も注目・気になるところです。国鉄清算事業団や農業者年金が抱えた不良債権は国民の血税でその処理を行うことになった。銀行が抱える不良債権の様にこの領域には同じような問題は無いのか、政治行政は明確にしないと活けない。バランスシートの公開が待ち遠しい所でしょう。税金を投入しても遣る事業と撤退する事業、精査していかないと活けないよね。将来の布石には税金を補助金として投入する。先行投資は税金領域でも必要です。
赤字だ、赤字だと盛んに取り上げられる本四連絡公団、補助金も1330億円、投入されている。これでも赤字なの、と言う素朴な疑問が発生する。本来なら自動車重量税などで造るべき道路を財政投融資から融資を受けて造った。税金が投入されてゆくのは自然な事だ。利用料金も税金で造ればだだ。これが出来なかったから財政投融資と利用者による償却の道が先ずは進んだ。3本も本当に必要だったのとの素朴な疑問もあるけど造ってしまったもの、その先行して借金した金額は税金で返済もしないと活けない。公団を廃止して国の管理化に入れる。人員削減くらいが責任を取らせる道に成るんでしょうね。四国、中国、関西の人々はこの3本の連絡道路の必要性を計画段階からどのようにチェックしていたのだろう。自動車関連税収は9兆円、高速道路の収入2.5兆円を加えると11.5兆円の受益者から資金を集められる。この領域での独立採算性には問題は無い。この財源の分捕り合戦が何時も行われるくらいの資金を集める。その資金が沢山あるから北海道では殆ど車が走らない立派な道を造ってると酷評を受ける。現実には北海道経済の低落にその支援の手を差し伸べたと言うのが正解な分けです。北海道経済を支える。公共事業が優先投入された。記憶に新しい出来事でした。政府税調から先ずこの無駄使いの声が出た、これをマスコミが盛んに取り上げると言う構図が最近の論調でしょう。北海道の人たちはどうしたいのか、声をあげないと活けないでしょうね。茨城県は全国でも最低水準の道路の改良・整備率だと国土交通省に陳情する。予算が北海道などのに回るのを黙認したのでしょうね。全国最低水準の道路の改良・整備水準なんて言う情報が公開されて驚きです。
2001.6.23

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