昨年の水害、新潟中越大地震、それに19年ぶりの大雪と災害続きでストレスが溜まり、
今回のベトナム行きは大変楽しみにしており3月10日成田空港から一人でホーチミンへ飛び
立った。
18時成田空港をJAL759便は離陸し、6時間後の22時(日本時間24時)にホーチミン、タンソンニャット国際空港に到着。着陸前に窓の外を見ていたらオレンジ色の街灯、白くきらめく電球は星空のように見え綺麗だ。
入国手続きを済ませ迎えに来ている現地ガイドを探しながら空港出口を進むと、私の名前が書かれたカードを持った若い青年を見つけた。
海外旅行では現地係員が迎えに来ているかが心配なので、とにかく不安が無くなった。出迎えは私1人のようで、近くに止めてあった乗用車に入る。
ベトナムに入国し暑いと思っていたのだが、私の服装は雪国のままで機内の放送では32度と聞いたのに、汗が出るどころか暑さは何も感じていなく、私の体調が悪いのか心配になる。

係員の名はチンさんで、念のため私の行程表を確認し30分程でホテルに着いた。
ホテルはグュンフェ通りに在り、ドンコイ通りは隣で、ペンタイン市場、統一会堂(旧大統領官邸)、聖母マリア教会、市民劇場等がが近くに在り、歩いて散策するには良さそうな場所だ。
チンさんと明日の打ち合わせを済ませ部屋に入り、お風呂に入ろうとしたらシャワーのみ で浴槽が無い。
シャワーだけというのは初めてで、湯量を多くすればカーテンの外に漏れるので湯はたらす程度しか使えず、風邪をひかないようシャワーは少しで終える。
時計を見ると0時を過ぎており、疲れたのでベッドに入った。
いつもの事だが眠れず6時にベットを出て出発の準備を始める。万が一寝坊するのを考えチンさんに7時モーニングコールを頼んでいたがその必要は無く、7時過ぎ朝食のレストランに向う。
ベトナム料理を楽しみにしていたが、どれも癖が無く美味しく、赤飯風のもち米とフランスパンが旨かった。
8時30分に出発するとチンさんに言われていたので、8時頃ロビーに降りる。道路には名物のオートバイが激しく通り賑やかで、車よりオートバイの数が多いようだ。
8時30分少し前、チンさんが迎えにきたのでホテルを出たが、気温はさほど高く無く涼しい。午前の観光はクチの地下トンネルで、客は私一人のようで迎えの車は乗用車だ。

私一人に運転手とガイドのチンさんが付き添ってくれるので、申し訳ない
が、なんと贅沢な観光だろう。
クチトンネルはホーチミンより北に70KM程で、1時間30分〜2時間位
かかるそうで沢山走るオートバイを避けながら道路中央を走る。
日本道路と違い、信号が殆ど無くバイクと車、それに人までが車の前を
横切ったりするので、事故になりそうでハラハラ、ドキドキの連発で、私が 運転していたら数分で事故を起こしてしまうだろう。
9時50分頃クチに着く手前にゴム園があり見学のため車を右に止めた。
規則正しく並んだゴムの樹は直径が15〜20CM程あり、奥行きはどれ程あるのか分からず、先は霞んで見えない。
ゴムの樹の表面に斜めの傷があり、樹液が出てきたらヘラ等で採取するそうだが、これ程の数の樹から樹液を採取するのは何人でどれだけの時間が必要なのか?考えただけでも気が遠くなりそうだ。

見事なゴム園
表面に傷を付けられた場所に白い樹液の塊があるので、採って触ったらゴムそのもので、引っ張れば伸び縮みする。
記憶は定かでないがゴムの栽培はマレーシアとかに次いでベトナムが世界で第二位だそうで、このゴム園が見れただけでもベトナムに来て良かった。
10時前にクチトンネル観光(ペン、ティン)の駐車場に着き、隣の建物に入る。この建物はベトナム戦争当時クチの住人がアメリカ軍に抵抗したスライドが放映されており、フランスとアメリカに苦しめられた住人の怒りが伝わる映像だ。
地下トンネルは三層に造られ、入り口は25CMと狭く所々に罠が作られて、台所、寝室等生活に必要な物は何でも揃っており、トンネルの長さは250KMもあるという。
地下トンネル
スライドが終わると今度はベトナム語と日本語でクチトンネルの説明があり、周りの席を見るとほとんどが日本人客ばかりだった。
説明を聞いた後は道路の向こう側にある入り口に歩く。この時間帯になるとそろそろ日差しが強くなり、汗が出てくるようになり、ようやく東南アジアの気候が味わえるので嬉しくなってきた。
入場券を買って林に入ると観光ガイドの写真に出ている地下トンネルに入る狭いり口が見えてきた。

地下トンネルの入り口 落とし穴
日本人の女性が入り口に入って記念の写真を撮っていたが、入り口が深いので一人で這い上がる事が出来ずにいた。
私も入り口に入りガイドのチンさんから記念写真を撮って貰ったが、穴の中の横穴は頭より少し大きい位で、狭い場所が苦手な私は怖くてとても横穴には入れそうもない。こんなに狭く暗いトンネルの中を兵士が移動していたのか?
トンネルの入り口近くに長方形の深い穴があり、覗くと穴の底にはとがった竹が仕掛けられた落とし穴だ。穴の蓋は回転し落ち葉を上に掛ければ穴だと分からず、間違っても落ちないように見学しなければならない。
林の中に入ると爆弾であいた大きな窪みがあったり、壕がありそこにもトンネルがあった。
所々樹の周りに土の山があるので蟻塚かと思ったが、違うようなのでチンさんに聞いたら土の山の下にトンネルがあり、地面すれすれに小さな穴があるので、そこから狙撃するので分からなくするためだと言う。
ジャングルの中で罠が仕掛けられたり、見えない敵から攻撃されれば、アメリカ軍側もたまったものではない。
罠を展示してある場所では落とし穴、ドアーを開けるとハリネズミ状の板が入り口に向ってくる仕掛けなどがあり、見ただけでも身震いするほどで、戦争とはいえこんな罠には絶対はまりたくない。

落とし穴
林の奥に入ると破壊された南ベトナム軍の戦車があり、年月が断つので錆びていると思ったが、皆が触るせいか表面の錆びは殆ど無い。それにしても分厚い鉄板で2CMはあり、重さは40トン程あるという。
林を出ると射撃場と売店があり、私は射撃をしたいとチンさんにお願いする。10発10ドルちょっとで売店でお金を払う。

破壊された戦車 的に当たるかな?
銃はベトナム製のものを選び係りの人から弾を銃に詰めてもらう。大きな銃声がするので、耳を保護し片でしっかりささえるように指示を受け、狙いを定め引き金を引いた。
生まれて初めて銃を撃ってみたが、実際は照準をどことどこに合わせたら良いか分からなかった。最初銃が反動でかすかに顔に当たったので二発目からは顔を少し離したが、撃った瞬間衝撃がこれほどあるとは思わなかった。
弾が的より下のときは土煙でどこに行ったか分かるが、他は50M位先の的に当たったのか、外れたのか全く分からない。10発では物足りなく時間に余裕があればもう少し撃ってみたかった。
射撃をした後、少し離れた建物にライスペーパーを作っている女性がおり、鉄板の上に溶かした米汁をたらしたは伸ばし
30CM程のライスペーパーは直ぐにヘラですくってはスノコの上に上げていた。

ライスペーパーを作る女性 古タイヤで作ったサンダル
駐車場側に歩くとタイヤからサンダルを作る小屋があり、建物内を見学。厚みが1CM位あり、薄いゴムを通してあるのだが丈夫で長持ちするそうだが、土産物にする気にはなれない。

地下トンネルの出入り口
サンダルを作る場所を過ぎるとクチトンネルのメインと言っていい観光トンネルががあり、もちろん私は入る事に決めていた。
観光用のトンネルの長さは100M程あるそうで、私はとりあえず50Mの半分で地上に出た。観光用なので実際のトンネルより大きくしてあるそうだが、高さが低くいのですり足状態で歩かねばならず、50Mとはいえ身長が180CMの私の体ではとても窮屈なので我慢できなかった。
トンネルの中は暗く思われますが、先が見えるように電球があるので安心で、出来れば最後まで通ってみたいものです。
トンネルの観光を終えると休憩所があり、お茶(ジャスミン茶)とタロイモの無料サービスがあるのでご馳走になる。
トンネルに入る前はさほど暑さは感じなかったのだが、トンネルを出ると汗が出てきたのでお茶が美味しく、タロイモを食べるのは多分初めてだと思うが、多少筋があるけれどサツマイモのような味で甘みがあり美味しい。
このタロイモは採ってから直ぐには食べられないそうで、2〜3日置いてからでないと食べられないと言われ大きさを聞いたら、大きなのは10kgになるそうだ。
人形と撮影
不発弾から地雷などを製作 ブーゲンビリアが美しい