編物、折り紙、ビーズ細工、・・・・などなど、
やる前から諦めているもの、
いや、むしろ憎んでいるのに近いようなものは、
たくさんありますが、以前は、料理もその一つでした。
不器用、がさつ、左利き、と、三重苦を抱えた私は、
台所に立つ母の手伝いをしようものなら
「あーーー!!もう!!見てるほうが怖いから座ってて!!!」
と、わけのわからんことでおこられ、
(私だってこわいっちゅうの)
母がいるときには、台所に立たせてもらえませんでした。
一人暮らしを始めてからは、ほとんど毎日外食。
たまに目玉焼きを作れば、スクランブルエッグになる。
(しかも固いヤツ)
チャーハンを作れば、油っぽくって半分も食べられない。
それが、数年前の私でした。
しかし、ある雑誌で、料理家の方が
「皆様は、自分の家でお金で、自分で作って食べるだけ、誰かに
お金を頂くわけじゃなし、たかが料理じゃないですか。」
と、おっしゃっているのを読み、単純な私は
とりあえず何か作ってみようと思ったのです。
失敗したって、食べるのは自分ですし、材料費も
料理を習いに行くことを考えたら安いですしね。
そうして色々なものを作っているうちに、不器用にしかわからない
コツのようなものがわかってきました。
(上手な人には、あたりまえのことなのでしょうけれど。)
そして、どんなに不恰好で雑な料理でも、
自分で作ったものにしかない
おいしさがあるっていうことも。
ここでは、料理が苦手な方だけのために
私が知っているかぎりの「コツ」を書いていきます。
どうか皆様、ここの料理を、何か作ってみてください。
たとえ「剃刀のように薄く切った玉ねぎ」や
「外側がかりっとした」ハンバーグにならなくても、
主人公気分で、ゆっくりと読書しながら食べる料理は
最高においしいですよ。