原生林の残る峠 / 一ノ沢峠・天王寺峠
| 丹沢ヤビツ峠の北側の札掛周辺に一ノ沢峠と天王寺峠はあります。 この付近、ヒルの棲息地につき、夏場はなかなか近づくことが出来ません。 神奈川県の峠を全制覇するために、春まだ浅い一日、峠を巡るささやかな山旅をしてきました。 |
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| 唐沢キャンプ場近くに車を置き、唐沢川沿いの水平歩道を進みます。 気分は黒部川下ノ廊下の水平歩道を行くかの如し。(大分大袈裟…) 規模は比較にもなりませんが、桟道があったり、転落のスリルがあったりして、それなりに楽しめます。 一般登山者の訪れは少ないようで、静寂の中、丹沢の懐の深さを知ることが出来ます。 以前からお目にかかりたかった唐沢の「山乃神」付近は明るく開けていてキャンプもできそうな雰囲気です。 黒岩という場所で、物見峠へ向かう道と一ノ沢峠へ向かう道が分岐します。 |
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| 一ノ沢峠はモミの原生林に囲まれ荘厳な雰囲気です。 標高の割には南アルプスの深山にいるような錯覚を起します。 札掛側に下るまで、モミ、トチ、ツガ、ケヤキなどの大木が所々にあり、 太郎杉、次郎杉という巨木や樹齢280年と推定されるモミもあるといいます。 付近一帯は丹沢県有林「考証林」として保全されていて、一見の価値があります。 しかし、夏場はヤマヒルの洗礼を受けるので要注意です。 江戸府内の建築用材や茶ノ湯に用いた幕府への献納薪炭が札掛から一ノ沢峠、 |
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| 一ノ沢峠を下り、布川を渡ると県道秦野・津久井線(いわゆるヤビツ峠みち)に出ます。 舗装道を歩くのも面白くないので、県民の森コースから下ノ丸、上ノ丸を経て本谷川流域に下り、 天王寺峠を越えて、さらに塩水川流域に出て車に戻ることにします。 付近は整備された植林帯で、チェーンソーの音がこだましています。 近くには「黒龍大明神」と読める文字が刻まれた石が納められた木製の祠があり、 |
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| 鹿の親子と出会ったり、凍結した山道にドキドキしたりして、本谷川への下降地点へ辿り着きます。 本谷峠とでも呼びたい地点に道標が立っていて、「キュウハ沢」を指し示す方向へ下降します。 「本谷川」とか「本谷橋」と表示があれば判りやすいものを、なんとなく紛らわしい表示の仕方です。 本谷川に架かる吊橋を渡って、本谷林道の天王寺橋も渡ります。 |
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| 植林帯の中を15分も進めば峠に立つことができます。 峠の道標の柱にマジックで「天王寺峠」と書かれていたのは意外でありました。 どちらかというと、あまり一般的な峠名ではないので認知度は低いと思っていたからです。 一応用意してきた手製のかまぼこ板の峠名プレートを取り付けて反対側に下ることにします。 所々凍結している塩水林道を歩き、塩水橋で県道ヤビツ峠道と合流します。 |
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* 普段、塔ノ岳や丹沢山に登るには表尾根コースや大倉尾根を登っていましたが、 * 天王寺峠は古いガイドブックにあった名前です。最近の地図やガイドブックでは日地出版製のもので名前を目にします。 |
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