三十三曲峠

 道志村と都留市を結ぶ道坂峠は三十三曲峠とも呼ばれていたようだ。
道志村の神地地区には「雛鶴姫伝説」の碑があり、次のように碑文が刻まれている。


津久井・青根を越えて、ここ神地の三十三曲峠に来たとき、
妊娠していたのと、疲労困憊が重なりついに亡くなってしまった。
里人たちは、その死を悼み棺に入れてこの地に葬った。
その場所は棺場沢と、いまも言われている。

道坂峠が三十三曲峠と呼ばれていたというのも驚きだが、
雛鶴姫がこの地に流れてきたという伝説にも驚きだ。

てっきり雛鶴姫は雛鶴峠を越えた所で息絶え、
無生野の地で、その生涯を閉じたとばかり思っていたからだ。

しかしながら、「雛鶴姫伝説」は秋山村だけでなく、道志村や旧盛里村にもあるという。
一説には城ヶ尾峠を越えて、丹沢の山中で息絶えたという言い伝えもある。