七国峠 (川崎市麻生区千代ヶ丘)


七国峠

七国峠は川崎で一番海抜が高い千代ヶ丘小学校の裏手から
よみうりランドに抜ける道の途上にあります。

昔の道も、今の道なりにつけられていたようです。
標高135mのこの地からは富士や箱根、丹沢大山の眺望もよく、
天城山、南アルプス、秩父連峰も見えるとか。
かつては、東京湾に浮かぶ白帆や房総半島が望めたそうです。


峠の案内板

七国とは、武蔵・相模・伊豆・駿河・甲斐・上総・常陸で、
眺望の良さから付けられた名前のようです。

峠の案内板には、
多摩丘陵のこの周辺に尾根筋の道が多いことについて、
「放牧されていた馬を見渡すためではないか」という
柳田國男の説が紹介されています。 
武蔵の御牧が古い時代に眼下に広がっていたようです。

現在、周囲は住宅地が広がっていますが、
雑木林に覆われていた頃は、
良質の黒川炭が作られ江戸に送られたといいます。。


勝坂

新百合ヶ丘駅から七国峠に至る途中に「勝坂」という坂がありました。
昔の道筋は不明瞭のようですが、展望は良好です。

上杉朝興VS北条氏康の際に、上杉勢を押し戻した北条勢が
「勝った!勝った!」とこの坂を越えていったことから
勝坂と呼ばれるようになったそうです。

 

 高峠ならぬ北峠? (川崎市麻生区虹ヶ丘)


北峠路

高峠の痕跡を探し求めましたが、どこだかはっきりしません。

峠の存在をご教示いただきましたOさんによると、
現在の虹ヶ丘小学校付近とのことです。

高峠ではありませんが、早野聖地公園の一角に
「北峠路」と書かれた標柱を発見しました。

あるいはここが・・・?

【謝辞】

七国峠・高峠の存在については、横浜の古道を調べていらっしゃるOさんよりご教示いただきました。
ありがとうございました。  これらの峠は『川崎地名辞典』に記載されているとのことです。