『愛媛の峠』 愛媛新聞社 昭和49年発行
<あとがき>より
峠を越えると、新しい天地が開けていた。
青雲の志を抱いた青年、新生活を夢見る花嫁、あるいは生活のために魚を運ぶ老夫たち、
それぞれに峠を登って願うことがあった。
今はその姿も変った。舗装されて、車で一瞬の間に通り抜ける。
都市化されて感情の動くいとまもない。
一方、過疎化され、無人の境となった峠もある。
かつての名勝は色あせ、鉈で草木を払わなくては辿り着けぬ所もある。
榎ノ峠
瀬戸風峠
桧皮峠
梅ヶ峠
石ヶ峠
死入道峠
千疋峠
椎ノ木峠
さい峠
医王峠
黒瀬峠
関ノ峠
堀切峠
境目峠
上尾峠
犬寄峠
三坂峠
地芳峠
峰峠
郷ノ峠
瞽女ヶ峠
桜峠
九十九曲峠
法華津峠
六本松峠
堀切峠
十本松峠
地蔵峠
松尾峠