藤野町南部のかわいい峠 / 新和田峠・杉峠・田ヶ岡峠・名倉峠・天神峠・牧馬峠
| まだ寒い日が続きますが、路面凍結を恐れつつも、陽だまりの峠を求めて藤野町を訪れました。 目的地たる峠は藤野町南部のちいさな峠たち。 先頃、山岳雑誌『岳人』で紹介されてしまった峠なので荒らされる前に足を運ぶことにしたのです。 |
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藤野町はお気に入りの町です。 訪れる度に心安らぐ思いにさせてくれます。 そんな藤野町も御多分に洩れず そんな合併話など気にするでもなく、 集落の中の坂を登り詰めた所が新和田峠です。 |
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峠を右に行くと、田ヶ岡峠を経て鉢岡山へ。 左に行くと、杉峠を経て日連山への山道が続いています。 まずは左に折れて、「なんとも可愛い峠」を目指すことにしました。 ほんのわずかな距離で峠に辿り着きます。 嘉永三年(1850)の馬頭観音があるはずですが、 |
![]() 日連山へ向かう稜線から 相模湖・鷹取山方向を望む |
杉峠は十字路になっていますが、左手は杉集落へ、 右手は行き止りになっているようです。 ここは真っ直ぐ日連山を目指します。 (後日再訪、正確には五差路でした) 途中相模湖の展望が開け、三国峠や陣場山を望むことができます。 日連山の頂きは雑木に囲まれていますが、 さらに東に、宝山(宝ノ峰)への道が続くので行ってみると、 |
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山頂を辞して、再び杉峠に戻ると、猟犬がウロウロしています。 噛み付かれはしないかと、ヒヤヒヤでしたが、 睨み付けたら離れていきました。 ワナといい、猟犬といい、 鉢岡山に向かって進むと、ほどなく田ヶ岡からの道が合流。 雰囲気は良いのですが、 鉢岡山の頂はアンテナ施設があり興醒め気分です。 |
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名倉峠は名倉と南の葛原を結ぶ峠。 津久井や牧野の人々が養蚕や機織が盛んだった時代、 上野原に向けて絹織物を背負って通った峠道です。 写真を撮ろうとしたら、ちょうど小学校の下校時間で、 現在の舗装した峠道を見下ろせるポイントがあったので、 新しく広い道を造るのか峠手前まで工事が進んでいます。 周辺集落に点在している芸術作品のオブジェは、 |
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葛原の集落を過ぎると天神峠に辿り着きます。 天神峠は葛原と南の秋山川左岸の日向集落を結ぶ峠。 『新編相模国風土記稿』には 葛原神社が明治初年に郷内八社を合祀して誕生した際に、 峠は窓のようで、 |
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ここは藤野町や秋山村を訪れる際にいつも利用している峠。 国道20号線への抜け道としても重宝しています。 タイムトンネルならぬタイムパスで、 この峠道は上野原への交易路「シルクロード」でもあり、 峠には「ギフチョウ生息地」の看板がありますが、 |
| 牧歌的な風景が恋しくなったら、藤野町、秋山村周辺の峠歩きがお薦めです。 山頂を極める必要などはありません、情緒溢れる峠道がそこかしこにあるのです。 猥雑な日常、都会の喧噪から逃れたくなったら、この地を訪れ、心のバランスを取り戻そう。 是非お気に入りの、「可愛い峠」を見つけて欲しい。 まさか、市町村合併でこの環境が一変するようなことは無いと思いますが・・・。 |
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| 【参考図書】 『かながわの峠』 植木知司著 かもめ文庫 「新和田峠」、「杉峠」の名前はあまり一般的ではありませんが、 『岳人』2003.2.668号の「藤野の里山ぶらぶら歩き春を楽しむ川道山道」(三宅岳著)では ◆本文一部改変済み 尚、藤野町は相模原市と合併、秋山村は上野原市と合併しました。 |
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