箱根ドライブ有料の峠

湖尻峠・三国峠・杓子峠・山伏峠・湯河原峠・富士見峠

 有名な峠、観光地の峠はあまり好きではありませんが、
神奈川県の峠を全制覇するために大観光地箱根の、それも有料道路上の峠を訪れてきました。


湖尻峠 (深良峠・駿河津峠)

 芦ノ湖北岸の湖尻から湖尻峠までの短距離を片道通行するのに
なんと100円を徴収されます。
財政状況厳しい折、お金を支払ってまで峠行なんてしたくは
ありませんが致し方ありません。

湖尻峠は「こじり」ではなく「うみじり」と読むのが正しいようです。
元禄期の絵図には「海尻坂峠」の名もみられます。
また、「深良峠」、「駿河津峠」の別名もあります。

寛文10年、峠の下を1342m開鑿して深良用水が完成し、
芦ノ湖の水で深良の灌漑を行えるようにしました。
ちなみに芦ノ湖は神奈川県にあるのに水利権は静岡県側にあるとか。

湖尻峠は箱根外輪山の静岡と神奈川の県境にあり、
かつては箱根神社、箱根権現への参詣の道として、
多くの巡礼者が峠を越えたといいます。
今は、有料道路のドライブを楽しむ裕福な人々や、
デートに訪れる幸せなカップルが越える道のようです。


三国峠

湖尻峠からは芦ノ湖スカイラインを南下しますが、
箱根峠まで行ってしまうと、料金所がもうひとつありますので、
貧乏人はその手前の山伏峠のレストハウスでUターンをします。
ちなみに芦ノ湖スカイラインは歩行禁止・自転車通行禁止です。

三国山をかすめるように走るスカイラインの一角に、
三国峠があり、富士の眺めとその雄大な裾野が一望できます。

三国の境ではないのに三国とはこれいかに?と思いきや、
昔は相模・駿河・伊豆の三国の境であったようです。


杓子峠

三国山の山腹には「みことの泉」という日本武尊にまつわる
湧水があるのですが、すっかり涸れていました。

さらに南に進むと杓子峠の標柱がある展望所があります。
三国峠も杓子峠も峠の情緒には乏しく、スカイラインを走る
ドライバーが展望を楽しむための休憩スペースといった感じです。

お決まりのアベック写真や富士をバックに愛車の写真を撮る
カーマニアやライダーが立ち寄る程度の峠です。


山伏峠

山伏峠の標識は探しましたが見つかりませんでした。
もしかしたら外輪山登山コース上にあるのかもしれません。

レストハウスの裏の山に登ってみましたが、ここが峠でしょうか?
山伏峠の「峠」はドッケ系の峠で、尖がった山の頂きを
あらわすということらしいですから。

箱根権現の修験者、山伏達がこの付近で修行したのでしょうか?
芦ノ湖の遊覧船や、駒ヶ岳・二子山の眺望が見事ですが、
独りの観光地ドライブは淋しいものがあります。


湯河原峠

一端、湖尻に引き返して、一般道から箱根峠を経て湯河原峠へ。

湯河原峠は、箱根ターンパイク・湯河原パークウェイの
出入り口となっていて、車の流れが激しいです。
見所といえば、函南の原生林の眺めでしょうか。

このまま伊豆半島を旅したくもなりますが、お金も時間の余裕も
ありませんので、再び箱根峠を経て鞍掛山と大観山の鞍部
である富士見峠に向かいます。


富士見峠

富士見峠には立派な展望台があり、
峠の名に恥じぬ見事な富士の姿が望めます。
芦ノ湖や二子山のパノラマも素晴らしいです。

峠とはいいますが、果たして越える道があったのでしょうか?
特に湯河原側は絶壁となっています。

その湯河原に向けて椿ラインを下ることにしました。
昼間から走り屋が、せっせと爆走しています。
多くのコーナーに花束が手向けられています。
事故で散っていった若者が多いということでしょうか。

有料の峠や観光地の峠は好きになれませんが、
それにもまして走り屋のいる峠は好きにはなれません。
やはり峠には「歩き屋」が似合うのではないでしょうか。

観光地の峠が好きになれない理由のひとつに、
運転する車の助手席が空席であったせいもあるかもしれません。
峠で写真撮影をしている若いカップルを見て、
ふと、そう思ったりして・・・。

 

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