ヒマ つぶし


これも一部なんです

廃材を拾ってきて、山名標識、峠名標識をコツコツと拵える。
ヒマ人のなせる業・・・なのか。
しかし、ヒマ人のくせに実際取り付けに山に行くほどのヒマはない。
中途半端なヒマ人ほど厄介な者はないのかもしれない。

標識を拵えながら、頭の中でその地の様子を想像する。
そこはどんな山頂で、どんな峠で、どんな道を経て到達するのか、
どんな木が生えていて、どんな眺めが望めるのか、
どんな風が吹き、どんな匂いが漂っているのか、
ひもすがら空想、夢想をめぐらすのです。

いますぐ行きもしないくせに、地図を広げてはルートを検討したり、
麓の山里の様子を調べてみたり、先人達の山行記録をひもといてみたり、
そうして秋の夜は過ぎてゆきます。