★ 桧洞丸の古典的登路を行く / 桧洞(沢)
穴ノ平橋に車をデポ・・・玄倉ゲート(06:20)・・・ユーシンロッジ(07:45)・・・朝食・身支度・・・下降点・入渓(08:45)・・・
・・・ザンザ洞出合(10:30)・・・下駄小屋沢出合・昼食(11:45/12:00)・・・乗越沢出合(12:10)・・・金山谷乗越(12:45)・・・
・・・桧洞丸青ヶ岳山荘(13:30/14:00)・・・石棚山西丹沢県民の森分岐(15:20)・・・穴ノ平橋(16:20)
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ちょっと昔の『ヤマケイアルペンガイド丹沢』(山と渓谷社)では 桧洞丸へのクラッシックルートとしてコース紹介がされていた桧洞沢。 現行版の『アルペンガイド』からはその姿を消している。 「度重なる風水害で荒廃し、再び原初の姿にかえっている。 「古典的登路」という言葉に惹かれて、 |
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古典的登路にこだわるなら雨山峠か山神峠を経由して ユーシンに入るのが礼儀かもしれませんが、 交通の利便性を考えて玄倉川沿いから入山することにしました。 予定下山口の穴ノ平橋に車をデポして、 |
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玄倉ゲート脇に自転車をデポして、長い林道歩きに取り掛かります。 西丹の山々は早朝の低いガスに包まれていますが、 これは気温の上昇する前触れ。 本日の天気は快晴が約束されています。 ガスが湧き上がるのは大タル丸、裸山丸でしょうか、 後方から4人組の沢屋さんが近づいて来ました。 |
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早朝から渓流釣りを楽しむ人がちらほらといる。 釣り人は林道内をMTBで移動している。 「車両通行禁止」の「車両」に自転車は含まれないのだろうか? それともユーシンロッジの泊り客だろうか? ユーシンロッジの裏手にある明薬大山荘脇から山道となる。 松田警察署が設置した「金山谷乗越、道悪し、通行困難」の看板がある。 |
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発電施設の横をすり抜け、 堰堤を鉄の梯子で越えて河原に降り立つ。 ちょっと入渓地点が早過ぎたようだ。 正面に見える大きな滝はボクの技術では越えられない。 とりあえずここで、はやる気持を抑えてつつ、 西上州の立岩の登山道から転げ落ちて左手小指を負傷してから 桧洞丸の古典的登路である桧洞沢なら登攀的要素もなく、 |
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滝の右手上部に登山道が見えたので斜面を登る。 登山道に出て、しばらく行くと「下降点」の標識があった。 さぁ!いよいよ水の世界だ。 下降点を下りて、すぐに最初の5m滝が待っている。 |
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5m滝を巻き道で越えると、次はV字峡滝。 右側から容易にクリアできる。 水流の中をズブズブ行く手もあるがまだ濡れたくはない。 V字峡滝を越えると、すぐにユーシン沢と桧洞沢の二俣となる。 |
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もちろん選択は桧洞沢。 この二俣を過ぎた所がいきなりの核心だった! わー!なんて美しいのだろう!桧洞沢の白眉である。 |
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| 若葉の緑、苔の緑と石英閃緑岩の美しいナメを流れ落ちる瑠璃色の水。 大岩の配置も絶妙。 水線をゆっくりと溯上する喜び。 吹き抜ける風も爽やかだ。 ここは奥秩父の深い谷かと見まがうばかり。 |
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美しい流れを口に含んでみる。 ちょっと植物系の濃い目の味がする。 傍らの水溜りを見ると無数のオタマジャクシが・・・。 |
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時々、カエルが流れてきたり、 ズボンには川虫の幼虫が付着したりする。 生命力に溢れた川だ。 ふと西丹沢にヤマヒルがいないのはなぜだろう?と考える。 美しいナメ地帯を抜けると巨岩地帯となる。 |
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巨岩の通過は全身運動だ。体力消耗が著しい。 それに加えて頭上から降り注ぐ猛烈な陽射しがたまらない。 直射日光を遮るものがないから後頭部が暑い。 ヘルメット内はムレムレだ。 さらに水面と巨岩の照り返しも眩しい。 巨岩に命名しながら黙々と進む。 ザンザ洞出合で一休み。 |
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ザンザ洞出合を過ぎ尚も大岩を越えて進むと、 4×3×4×5の魚止滝。 もうここから先は大きな滝もない。 滝の淵の中に裸になって飛び込みたくなる衝動に駆られる。 魚止滝の下段は難無くクリア、上段は右手側壁のガリーを 魚止滝を終えると傾斜も緩み、アセビの目立つ河原を進む。 |
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ちょっと暗いゴルジュ状の地形に入る。 ここはなにやらアブ・ブヨがうるさくてイヤな感じ。 早速、血の臭いに集まってきたのか? 下駄小屋沢出合で稲荷寿司とバナナの昼食タイム。 |
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下駄小屋沢出合からわずかな距離で乗越沢出合。 ケルンとテープが豊富。 これだけ賑やかなら、ここを見落すことはまずないだろう。 だんだんと水量が乏しくなってくる。 |
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桧洞丸と臼ヶ岳を結ぶ主稜線の尾根は割と近い。 支沢を右へ右へと入っていく。 立木に巻かれた先人の残してくれたテープが 無言の指示を与えてくれる。 水が涸れる最後の水溜りが水場かな? |
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金山谷乗越が見えてきた。 これはまさに乗越だ。峠ではなく乗越なのだ。 木道と指導標がある。 これで本日のメインが無事終了した。 |
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金山谷乗越から青ヶ岳山荘はキツカッタ。 まったくの無風で、ムッとする暑さに弱った。 蕗の林床が湿っぽくムシムシするのだ。 青ヶ岳山荘はボッカさんが開けていた。 ベンチに腰掛けて二回目の昼食を取る。塩分補給も忘れずに。 |
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桧洞丸山頂の大きなブナと石の祠に挨拶して、下山を開始。 バイケイソウの中を行く木道は完璧に整備されている。 ツツジ新道の分岐を見送り、 冬場の深雪でラッセルに苦しめられたのがウソのような快進が続く。 |
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尾根道に風はなく、暑いことに変わりはなかったが、 陽射しを遮ってくれるブナの枝葉があるだけ 沢筋コースよりはマシかな。 テシロノ頭と石棚山の間にある 石棚山を過ぎ、西丹沢県民の森への急下降では膝が笑う。 穴ノ平橋に無事下山すると、 今日一日、古典的登路・桧洞沢を歩けたことで大満足。 |
(山行2005.06.26) |
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【参考コースガイド】 少し前の『ヤマケイアルペンガイド・丹沢』(山と渓谷社)。現行版からはコース紹介は削除されています。 【参考HP】 意外と、桧洞沢遡行のHP記録は少ない。そんな中で参考になったのは以下のHPです。 |
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