漢字の感じ

 

ホームページを作成していると自分の漢字力、国語力の無さに唖然とする。
キーボードを叩いて漢字変換されてもどれが正しいのか選択に困ることがあるのだ。

「山頂から眺める美しいやまなみ」の「やまなみ」は、
「山波」だろうか「山並」だろうか?

辞書を引くと「山並」のようであるが、
イメージとしては「山波」の方が適しているような気がする。

「峠に登山標識がたっている」、「峠に大きな松がたっている」
「峠には林道開通記念碑がたっている」の「たっている」は、
「立っている」、「建っている」をどう使い分けたらいいのだろうか?

「山小屋がたっている」なら明らかに「建っている」だろう。
「建つ」という言葉には人為的なものを感じるから「標識」や「記念碑」は「建つ」で、
自然の物には「立つ」を用いるのだろうか?

ただし、「ポツンとさびしく道標がたっている」という場合、
「建つ」より「立つ」の方が感じが出ているような気がする。
そもそも「大きな松」は「たっている」ではなく「生えている」か。
でも擬人法とすれば「立っている」となるのか?

「通行止の看板がたっている」は「建つ」じゃ大袈裟だから「立つ」かな。
漢和辞典によると「建つ」は建造物で、「立つ」はまっすぐたてになる意とある。
ポツンとさびしい道標も通行止の看板も、まっすぐたっていれば「立つ」でいいのだろうか。

ついでに「さびしい」を平仮名にしてしまったが「淋しい」と「寂しい」もよく迷う。
確か金八先生が違いを説明していたと思うがとうに忘れてしまった。

「峠を越えて林道がのびている」、「木の枝が大空にのびている」
の「のびている」は「延びている」、「伸びている」のどちらだろうか?
ごまかしごまかし使っている。

漢和辞典によると、
決まった長さや日時があって、それをつぎたすようにのばすときに「延」を使い、
そのままの形で長くするときに「伸」を使うという。
林道は「延」で、木の枝は「伸」となるのだろう。
「山頂から尾根がのびている」は「伸びている」でいいのだろうか。

「ひがのぼる」は変換すると「日が昇る」だけれど、
「陽が昇る」でもいいような気がする。
むしろそっちの方がいいような気がする。

「峠をおりる」は「降りる」か「下りる」か?
「峠道をのぼる」は「登る」か「上る」なのか?
使い分けについて漢和辞典に載ってはいるがピンとこない。

「沢をさかのぼる」の「さかのぼる」は
「遡る」だろうか、それとも「溯る」だろうか?
使い分けがワカラナイ。

この場合の「ワカラナイ」は
「判らない」「分らない」「解らない」どれが適切なのかワカラナイ。

「足もとにスミレが咲いている」「足もとの街並が小さく見える」
の「もと」は「足下」か「足元」か?
距離が近ければ「元」で、はるか下なら「下」のような気もする。
ちなみに「街並」としたが、ここで「街波」は間違いだと思う。
そうすると冒頭の「やまなみ」はやっぱり「山並」だろうか。

「木の根もとに地蔵が祀られている」の「もと」はどっちだ?
「根本」?「根元」?この場合「根下」という変換はされない。

「塔の岳」、「塔ノ岳」、「塔ヶ岳」、「塔ガ岳」
どれでもいいのだろうか?

「相甲国境稜線」と「甲相国境稜線」、
「駿相国境稜線」と「相駿甲国境稜線」、
どっちでもいいのかな?

語感と字面で選んでしまえ。

それとも、
「巨人阪神戦」と「阪神巨人戦」、
「日韓ワールドカップ」と「韓日ワールドカップ」
のように何か原則に従った方がいいのかな。

「みち」という字も難しい。
「峠みち」、「峠道」、「峠路」、どれもその時々によって受け取る感じが異なる。
「径」、「途」という場合もあるだろう。
「道」と「路」、どちらが幅が広いのかと尋ねられると困ってしまうし、
幅だけの問題でもないだろうとも思う。

「踏み跡」の送り仮名「み」はいるのか、
「切り通し」の送り仮名「り」、「し」はいるのか、
こんな小学生レベルの漢字・平仮名・送り仮名の用法すらわからない。

「社」と書いて「やしろ」と読んでいてくれているのか、
「山間」と書いて「やまあい」と読んでいてくれているのか、
地名に振り仮名を付けないのは不親切ではないだろうか、
いろんなことを思ってしまう。

一人称をどうするかも大問題だ。

「僕」というほど謙虚でもないし、
「私」というほど厳格でもお上品でもない。
「俺」とするには勇ましさに欠ける。
「拙者」、「某(それがし)」では時代がかっているし、
「吾輩」では猫である。

基本的には何も用いずに、
「自分」や「我が身」、「自身」で誤魔化して、
どうしても使う場合は「私」か「ボク」かにするしかないだろう。

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