ギフチョウの里の峠 / 牧馬峠・川上峠
| 「川上峠」の名前は、『中央線の山を歩く』(藤井寿夫著・新ハイキング社・平成10年)という書物の中の 「石砂山東尾根」という紀行文で目にした峠です。 地元神奈川県の峠でありますので訪れてみることにしました。 |
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地図には載っていませんが、 牧馬峠からは石砂山に続く山道があります。【*1】 峠のギフチョウ案内板の背後から冬枯れの雑木林の中へ 心地好い道がのびています。 ちいさなピークを三つほど越えるのですが、 石砂山直下の急登でひと汗かけば、 |
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南面にはドカッと焼山が巨体を構えています。 麓には道志川流域の青野原の家並と畑が展開しています。 遠く西方には雪を被った富士が遠慮がちに顔を見せています。 明るく静かな山頂です。 |
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ベンチに腰掛けバナナを頬張り、いざ川上峠へ。 木製階段を下り始めると西手に広大なゴルフ場が展開します。 ああ、ギフチョウの姿が消えていくのは、 心無い人が蝶を無闇矢鱈と採集するためだけではなく、 ゴルフ場の侵蝕のせいではなかろうか! 東海自然歩道と分かれてp572を登ります。 深い落ち葉の海は急斜面なので |
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p572を下りきった鞍部が川上峠だと思いますが、 先に紹介した本では石祠のあるp499を峠としています。 やはり鞍部が峠であると判断して、 石仏でもあれば峠の感じが出るのですが、 |
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峠から微かな踏み跡を拾って東方の篠原集落に下ります。 前半は獣道のような頼りない道でしたが、次第に明瞭になり 峠道らしくなってきます。 かつては里人が炭焼きに通った道かもしれません。 畑が現われると最終民家もすぐそこで、 自然破壊的ゴルフ場を見た後なので、 |
| 【*1】 牧馬峠から石砂山に続く尾根に、中沢と篠原を結ぶ古道らしきものが見受けられます。 【*2】 『中央線の山を歩く』に記された「川上峠」は、p499を指す「ドッケ」系だったようです。 |
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【後記】
| 後日、石老山登山を兼ねて再び石砂山に登りました。 篠原〜石老山〜牧馬峠〜石砂山〜東海自然歩道〜篠原というコースです。 牧馬峠の旧道があるのではないかと思ってのことです。 |
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石老山から牧馬峠に向けて、地図に載っていない山道を辿ると 古い山ノ神様の石祠がありました。 その前を、尾根を横切るように踏み跡が越えていました。 |
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牧馬峠から石砂山へ向かう尾根道も地図には載っていませんが、 気持ちの良い雑木に囲まれた静かな山道です。 最初の小峰を巻いた所に、中沢と篠原を結んでいたのではないか あるいは、こちらがかつての峠路だったのではないでしょうか? さらなる調査が必要です。 |
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そもそも、旧道などなく、現在の車道が抜けている峠が 古くからの牧馬峠なのかもしれません。 しかし、なんとなく確信が持てません・・・ 石老山・石砂山の両山頂には左写真の蝶が飛び交っていました。 だとしたら、収獲ありの山歩きなのですが・・・ |