地図![]()
地形図の出費は馬鹿にならない。
だから図書館でコピーをしたものを利用している。
当然白黒コピーだから
沢なのか道なのか時々読図を誤るときもある。
それにコピー用紙は濡れに弱いという欠点を持つ。
又、折れ目は次第にボロボロになってくる。
しかし、A3用紙2枚の20円で目的の地図が持てるのだから
貧乏人には大助かりである。
また、図書館には旧版の地形図もあり、
過去と現在の峠道の様子を比較したり、
集落と集落とを結ぶ古道の変遷を知るには大変役立つのである。
旧版地形図は古書店などで一枚500円や1000円で販売しているが
図書館ならやはりA3用紙2枚の20円で済むのである。
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登山者御用達の昭文社「山と高原地図」も貧乏人にとっては高価なものだ。
しかし、これも図書館にある。
A3用紙4枚の40円で目的の地図が入手できる。
コピーに頼る貧乏人ばかりなら地図屋さんも商売あがったりだが、
どうかお金持ちの中高年登山者から利益を巻き上げてチャラにしてくださいませ。
昭文社「山と高原地図」は運がよければ
ブックオフで105円程度で入手することもできる。
目的のエリアの地図とめぐり合えるか、
発行年は新しいものかなど
いくつかの条件をクリアしなければならない困難を伴うがである。
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先日は図書館で
「御在所・霊仙・伊吹」と「京都北山」をコピーしてきた。
訪れる予定も無いのにである。
このエリアは峠の密集地帯で地図を見ているだけでも楽しい。
することのない休日、赤ペンを握って
この峠の超過密地帯からひとつひとつの峠を拾って丸を付けていった。
相当な数なので数えるのは途中でやめた。
まったく未知のエリアで
地理的情報にも疎い地域の峠だが
峠名を眺めてどんな所なのか想像するだけでも
休日を過ごすことができるのである。
そんな自分はなんて安上がりな趣味を持ったものだと
つくづく感心してしまう。
計80円のコピー代で「御在所・霊仙・伊吹」と「京都北山」を旅できるのだから。
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ふつう地図は新しければ新しいほど精度が高まるものだ。
僅かな金を出し惜しみした為に古い地図を使い続けて
山で道に迷ってしまったとなったら笑い話では済まされない。
基本的に、地図と畳と女房は新しい方が良いのである。
しかし、版を重ねて質の落ちた地図もある。
先に登場した山と高原地図「京都北山」もその一つである。
以前の「京都北山」は、
「京都北山(一)」、「京都北山(二)」と二部構成になっており、
縮尺は1:40000、「北山クラブ」の精緻な調査によるものであった。
現在のものは縮尺は1:50000の一枚物となってしまった。
「北山クラブ」が引き続き調査執筆をしているかは不明だが、
縮尺が変わったため抜け落ちてしまった峠があるのではないかとちょっと心配である。
数年前発行の「京都北山(一)」、「京都北山(二)」が
ブックオフにあったら絶対買いであるが、いまだ出逢うに到っていない。
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国土地理院地形図でも
貧乏人の頭を悩ます問題が進行中である。
国土地理院は少しづつ最新版に
切り替えを行っているのだがそれが問題なのである。
最新版では紙面一杯一杯に地図が描かれるようになり、
A3用紙2枚のコピーでは収まらなくなってきているのである。
それも最新版への更新はなぜか山間部から順次行っているようなのである。
利用頻度の多い地域のコピーがやりづらくなりつつあるのが現状である。
最新版の地形図をコピーすると、
どうしても図面の端っこが数センチ切れてしまうという問題を引き起こす。
この落ちてしまう数センチが道迷いや遭難を招き、
命を落とすことに繋がるやも知れぬ。
大袈裟な話だが
貧乏人は真面目に頭を悩ませているのである。
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まぁ、解決策は簡単で、
正規のルートで、正規の価格で、正規の地図を入手すればいいだけのことである。
でも、貧乏人にとってこの数百円が
山での食事を豪華にもするし、ひもじくもするのである。