吉坂峠
有名な三島由紀夫『金閣寺』の冒頭部分に一つの峠名がさりげなく出てきます。
「金閣寺」
<前略>
福井県とこちら京都府の国堺をなす吉坂峠は、丁度真東に当っている。 その峠のあたりから日が昇る。 現実の京都とは反対の方角であるのに、私は山あいの朝陽の中から、金閣が朝空へ聳えているのを見た。
<後略>
ただこれだけの一文ですが、著者はこの峠の存在に何か意味付けをしているかのように思えます。 何か意味ありげに吉坂峠は登場します。
読解力に乏しいボクには推し量ることができないが、そんな気がする。 ただそれだけ。