風の強い峠 / 向風峠
| 『中央線各駅登山』(山村正光著)という本を見ていたら、「向風峠の石仏」という写真が載っていました。 「向風」という地名は知っていましたが、「向風峠」という峠名は初耳でありました。 前線の通過に伴い 強風が吹き荒れる中、 さて、向風峠は一体どこにあるのだろうかと地形図を眺めていると、 しばらく行くと「子之神大権現」という社があり、 撓みの部分は小さな切通しになっており、反対側に越えるかすかな踏み跡もありますが、 |
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| それならば少し東に尾根を進んだ、南からの破線道が合流する地点が峠ではないかと思いましたが、 そこにも本の写真で見た「向風峠の石仏」はありませんでした。 仕方なく能岳を目指し尾根を進みます。 予想がハズレたようで「向風峠」はなかなか姿を現わしてくれません。 ここは、山頂を極めようと松が主役の雑木の尾根を登ることにしました。 山頂はまた一段と風が強く、地に根を張っていない人間は吹き飛ばされそうです。 能岳は能竹山とも向風山ともいわれていますが、地元では能竹山と呼んでいるようです。 アップダウンもなく心地好い里山の道を行くと、「あっ!」 石仏を発見。 |
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| 峠そのものがここかどうかははっきりしませんが、 今まで辿ってきたいずれかの場所が「向風峠」なのでしょう。 石仏に近い三叉路の地点がそうなのかもしれません。 あるいは「向風峠」とは一般的な名称ではなく、本の著者が思いついた峠名なのかもしれません。 それにしてもいい名前。 探し求めていた「向風峠」と「向風峠の石仏」とに別れを告げて北に続く尾根道を 尾根上にも鞍部がありゴルフ場側へかすかな踏み跡が降りています。 尾根道から分かれて448m峰北側の山腹につけられた整然とした植林帯の中の道を進みます。 車道を歩いて車を停めたスタート地点である山風呂の集落に向かいます。 咲いたばかりの梅の花は強風にビクトモセズ耐えていました。 |
| ● 後日、下山した向風集落北側の山の入口の前を通ると、新しく「八重山ハイキングコース」の看板が設置されていました。 看板前には竹で作ったたくさんの登山用杖が置かれていました。 上野原町(現・上野原市)では、周辺一帯を八重山ハイキングコースとして整備しているようです。 ★ 実は、このレポで見つけた石仏は「向風峠の石仏」ではありませんでした。 |
【おまけ】 黒野田の天神峠を探す
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| 上野原町と藤野町の境に「黒野田の天神峠」という峠があると本で読んだことがあり探してみました。 その本によると、黒野田と井戸の集落を結ぶとありましたが、 地形図には井戸という集落名はありますが、黒野田という名はありません。 (黒田ならあるのですが・・・?) 新屋集落の方が天神社の管理をしているというので、 |
| ● 後日、図書館で『井戸の民俗』(民俗調査報告書第6号 都留文科大学民俗研究会 1979)を見ました。 それによると、井戸と黒田を結ぶ旧道は現在の車道より、もっと山腹の高い位置にあり、 天神様もその旧道の境付近にあると記されていました。 |