復習した峠 / 向風峠
| 学校の勉強で予習や復習をしたことは無かったけれど、 峠歩き・山歩きでは予習や復習は大切ですし、愉しい行為でもあります。 以前訪れた上野原町の向風峠について復習をしていたところ、前回、峠と推定した場所が 『新ハイキング530号』の「初冬の能竹山南尾根を行く」(小倉修著)という紀行文を見ていましたら、 これはイカン!と、早速、本来の向風峠と峠の観音様にお会いしに足を運びました。 前回は山風呂集落から能岳に至り、北尾根を下りましたので、 |
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| 大越路沢沿いの道は、地形図にもしっかりと破線で描かれていますが、それ以外の南尾根の道は 前回の北尾根の道と同様に描かれていません。 林道入口には「八重山ハイキングコース整備工事中」の看板があり気になるところです。 また、林道入口には「右八王子、左山道」と刻まれた味のある石造りの道標があります。 林道の終点は三叉路で、「八重山ハイキングコース」の標識に従い真ん中の道を選択します。 * |
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| 足下に咲くリンドウを愛でながら飛び出し所が、能岳から南へコブを一つ二つ越した南尾根上です。 南尾根は先出の『新ハイキング』紀行文によると、ヤブ気味とのことでしたが、 すっかりと刈り払われ歩きやすい道が整備されています。 傾斜のきつい坂には丁寧に丸太の階段まで拵えてあるという状況です。 さぁ、能岳南の鞍部である向風峠に向けて、はやる気持ちを抑えつつも飛ぶようにして山道を辿ります。 「あった!」 向風峠です。 |
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| 峠の馬頭観音様の表情も豊かで、木漏れ日を全身に受けて御満悦のようです。 所有している賽銭の額は117円で、100円玉が納められているのが目をひきます。 享和年間の刻みがある古い観音様で、西原村の人の手によって峠に置かれたようです。 そのやさしい眼差しで、どんな峠の変遷を見てきたことでしょうか。 |
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| 観音様の脇を通り抜け、丸太の階段を登れば能岳に到着です。 前回訪れた時とは違い、ヤブが払われすっきりとしています。こんな南尾根道も無かったはずだが・・・ おまけに北尾根方向もヤブが払われています。 前回山頂へ登った道である山頂直下の三叉路からの登路は倒木とヤブで埋もれつつありました。 山頂標識の「能岳」には、マジックで「能竹山」とも書かれています。 * |
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| ここまで来たのだから、前回、峠の石仏だと誤認してしまった観音様にも挨拶をしに行きました。 訪れた季節が違う為か、木々の葉に光が遮られ、ちょっと暗い感じの山道の傍らに、 さびしげな表情を浮かべて観音様が待っていました。 「お久し振りです 峠の石仏様ではなかったようですが さらに、山風呂集落に向かう尾根を散策。 * |
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| 能岳南尾根は至って快適。 ゴルフ場の眺めは不快でありますが、要害山、雨降山、権現山と奥行きのある西方の眺めは絶品。 一時間程度で登れる低山にしては、大いなる満足を得ることができます。 ちょっと小広いピークの506m峰が「八重山」でしょうか? 大越路(峠)に向かうであろう尾根筋ははっきりせず、切り開け明瞭な「巣箱尾根」(仮称)を下ります。 ここでは、左手の道を選択してジグザグで「巣箱尾根」を下りましたが、 |
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| アレアレ、林道終点三叉路近くに「八重山」の立派な標柱がありました。 「八重山」とは特定のピークを指すのではなく、山域全体を指す呼称なのかもしれませんね?【注1】 能岳の山頂そのものは御世辞にも興味を惹く地とは言えませんが、 登って下りて2時間という手軽さですから、重い荷物も、強靭な体力も不要です。 朝寝坊して予定時刻の中央線に乗り遅れた際は、 【注1】 「八重山」とは、この広大な地域の土地30町歩を上野原小学校に寄贈したMさんの名前から、 ● 後日、「八重山ハイキングコース」整備後に再訪した時のレポートを見る。 |
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