梅雨の中休みの峠
女坂峠(阿難坂)・精進峠(三ッ沢峠)・根子峠
| 体にカビやキノコが生えそうな日々が続く。 束の間の梅雨の中休みをついて精進湖近くの女坂峠に足を運んだ。 「女」という字に惹かれたからではない。 そもそも、女坂峠は昔、「阿難坂」と称していたが、 天気予報では夕方からまた雨が降るということなので、 |
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| 精進の集落を入った所に国の天然記念物「精進の大杉」が聳えている。 樹齢1200年、周囲12.6mとある。峠道の歴史を静かに見つめてきた大木である。 その横の諏訪神社にも大きな杉が天にのびている。 同じ並びに竜泉寺があり、富士五湖開発に尽力した英国人ハリーの墓がある。 そこかしこに古い石仏があり挨拶するのに忙しい。 峠に至る道は中道往還と呼ばれ、 中道往還は、鎌倉時代には甲斐源氏の武田信義、安田義定が越え、 |
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| 街道の面影を残す精進の集落は廃屋が目立つのが惜しいが、庭先に咲く色とりどりの草花が美しい。 集落の終わりから、沢沿いを忠実に進む。 堰堤をぐるっと巻き、清冽な水の流れを丸太で渡り、杉林を抜けると、歩き易いジグザグとなる。 随所に古い石積みがあり、道の歴史を感じさせる。 道は歩き易いのだが、梅雨のこの時期は流れ出る汗と蜘蛛の巣で不快指数が上昇する。 峠の手前に一箇所、精進湖を見下ろす場所があるが、ガスで湖の輪郭がわかる程度だ。 峠には釈迦三尊ともいわれている三体の頭を欠いた石仏が佇む。 |
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| 三方分山に続く尾根はブナやカエデ、エゴノキ、ミズナラなどが美しい。 一部崩壊箇所もあるので要注意ではあるが。 樹林の根元にはギンリョウソウの群落がある。 葉緑素がない半透明の体は、なんとなく不気味でもある。 カラマツが出てくると山頂も近い。 三角点のある精進山を過ぎ下降すると、アセビ、ツツジ、モミと林相が変わり少し暗くなってきた。 |
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| 精進峠で、もう下降しようかとも考えたが思いとどまる。 峠から三ッ沢への道はかなりヤフ゛気味なので冬枯れ期向きの道のようだ。 三ッ沢集落と八坂集落の間にも、別の三ッ沢峠があるので混同しないように注意されたし。 道標の「パノラマ台」という字の一部が消え落ちて、「ハノフマロ」となっていた。 根子峠で精進湖からの明瞭なハイキングコースと合流する。 パノラマ台ならぬ「ハノフマロ」へ向かおうと思ったが、 パノラマ台が観光名所になっているらしく、地元でも登山道の整備に力を入れているようだ。 湖畔の車道に飛び出した途端、雨が降り始めた。 |
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【*1】 「パ」の「。」と、「ラ」の「ー」と、「台」の「ム」が標識から剥がれて、「パノラマ台」が「ハノフマロ」になっている。 ● 後日、女坂峠の古関側の道を辿った時のレポートを見る。 |
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