白沢峠、関場峠を探索する
白沢峠・底沢峠(赤岩越え、案下峠)・旧関場峠・新関場峠・明王峠・奈良子峠
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| 『山と高原地図』と旧版地形図を見比べていたら、白沢峠と関場峠の位置が気になった。 白沢峠の誤差は許容範囲内としても、関場峠は本来の峠位置から大きくズレている。 これら二つの峠道がどんな状態なのか訪ねてみることにしました。 |
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| 古い地形図から、これら二つの峠は同じ道筋に位置する一連の峠であったことがわかります。 底沢から白沢川沿いに登りつめた道は、白沢峠で奥高尾縦走路を越えて、 一旦、小下沢源頭部へと下り、次に北高尾山稜を関場峠で乗り越えて、 西ツチラ沢に沿って高留(関場)へと繋がっていました。 現行版の地形図では、白沢峠や関場峠のそれぞれの峠道や 登山用の地図では峠名の表記はありますが、峠道の記載はやはり見られません。 |
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| 古い地形図以外に、二つの峠道を描いた地図はないものかと探してみると、 人文社の『広域市街地図・八王子高尾相模湖』(1994年版)に見事に表記されているのを見つけました。 この相模湖町底沢と上恩方町高留(関場)とを繋ぐ、 |
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白沢峠の道を探る
【白沢峠】 「堂所山と景信山との間にある峠、高さ650m。 「白沢峠の名は現行の登山用地図などにも記されているが、そこを越える峠道の記載がない。 「(前略)市販の地図には白沢峠と明記されているが、峠を示す道標はない。 |
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| 相模湖から国道20号線を行き、底沢バス停で美女谷温泉の看板に従い谷奥へと入ります。 西入沢を見送り、白沢川の流れに沿って進むと、臨済宗建長寺派の桂林寺を見ます。 この本堂の裏手には半僧坊の堂宇があり、昔は西多摩地方から関場峠、白沢峠を越えて 参詣に訪れる人があったといいます。 第二白沢林道を進み、旧版地形図に記された峠道があったであろう谷筋に踏み込みます。 |
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| この道でいいのだろうかと不安にもなりますが、構わずに突き進みます。 水流が消えると、右手の斜面へ二、三度大きくジグザグをし、高度を稼ぎます。 旧版地形図に記された峠道の道筋とは異なっていますが、歩くべき谷筋を進んでいるようです。 明瞭な仕事道が白沢川左岸鉄塔尾根に逃げて行くのを見送り、 |
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| 巻き道途中の飛び出した地点から数メートル西へ行けば、公的登山標識があり、 そこには黒マジックで書かれた「白沢峠」の文字を見るのです。 念のためにと、東方の送電鉄塔ピークへ向かってみると、尾根道から南面へ分岐する道があり、 p673のピークには桜が生えているだけで、峠道がすぐそばを越えていたという形跡はありません。 |
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| しばらく踏み跡無き斜面を下ると、山腹を水平に走る道とぶつかり、 すわ、峠道だ!と喜びをあらわにしますが、それも一時のことで、 山腹水平道を右へ行けば植林地内で消滅、左へ行けば崖場で消滅と期待外れに終わります。 水平道に落ちていた湯飲みだけが人間の臭いを感じさせますが、 もうこうなれば水平道は諦めて、斜面下降を遮二無二続行するぞと勇んではみたものの、 |
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| まぁ、白沢峠の南面の様子を探ることはできたので良しとして、 天気も崩れる気配を見せているので、底沢峠から底沢へと早々に撤退するのでした。 この底沢峠から底沢へと下る道ですが、植林地内のジグザグを繰り返してから尾根に乗ると、 |
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関場峠を探る
【関場峠】 「上恩方町高留付近から裏高尾町小下沢の源流部へ越える峠。 【ツチラ沢】 「北高尾山稜から発し、上恩方町高留で北浅川に注ぐ沢。 |
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| 奥高尾縦走路と北高尾山稜の二つの尾根を乗り越えて、 相模湖町底沢と上恩方高留(関場)を、白沢峠と関場峠を介して結びつけるルートのうち、 前回は、白沢峠南面の道を探ったので、今回は関場峠北面の道を探ってみます。 といいつつも、西ツチラ沢に沿った北土代沢林道の終点部で、早々にヤブ漕ぎを伴う旧道の 探索を放棄してしまい、安全快適な送電線巡視路を辿って尾根へと出てしまいました。 |
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| 本来の関場峠である新多摩線74号鉄塔のある鞍部に、山稜を越える峠道の痕跡は見当たらず、 現在では名実ともに峠の機能を失っているようです。 現在、「関場峠」と呼ばれている場所は、三本松山西方の鞍部で、小下沢林道の終点部が、 関場峠として広く認知され、登山地図やガイド本でも定着しています。 いまさら元の場所に戻せといったところで、 峠の位置のズレよりも、オマエの考え方がズレていると批判を受けるに違いありません。 旧関場峠の南面、小下沢に下る道を探って見ると、 |
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| 小下沢林道へは植林伐採斜面から容易に下降することができます。 ここから奥高尾縦走路を越える白沢峠へ向かうために、 どこで小下沢の流れを横断していたのかは定かではありませんが、 小さな流れですから、どこからでも飛び石で渡ることはできたでしょう。 しかし、それを確認するでもなく、逃げるようにして、小下沢林道を終点までトコトコと歩き、 |
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| 底沢から白沢川を詰め上げてp673へは容易に達することができる。 そこから小下沢へ下るには道無き斜面を下ることになるが、 降下場所を見誤ると結構な急傾斜に阻まれる。 p673の北側斜面下部に旧道が残っているかは未確認。 高留(関場)から西ツチラ沢に沿って林道を歩き、 新関場峠からは、北面の便楼沢に下る道があるという。 |
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