『静岡県峠のハイキング』 神村清 静岡新聞社

(本文より)
四方を山に囲まれて暮らしていた昔の人々は、朝な夕な峠に合掌し、
まだ見ぬ峠の向こう側にどんな思いを馳せ、どんな願いを込めて峠路を切り開いたのでしょうか。
旅人は、峠に立って来し方を振り返りながら、行く手に希望を託して旅を続けたことでしょうし、
故あって同じ峠を再び越えることができなかった人もあったに違いありません。
峠は麓の人々にとっても、旅人にとっても一つの別れ道であるとともに、
新しい世界をひらく希望の道でもありました。
昔の哀歓を秘めた峠、文学があり、昔話が語り継がれ、歴史の足跡が残り、里人の暮らしや
祈りの跡がひっそりとしかも実に豊かに息吹を続けていました。

(伊豆路) (駿河路) (遠州路)
十国峠
熱海峠
冷川峠
天城峠
国士峠
益山峠
戸田峠
真城峠
土肥峠
仁科峠
風早峠
蛇石峠
大峠
婆沙羅峠
縄地峠
銭瓶峠
宇津ノ谷峠
薩タ峠
中山峠
樽峠
桜峠
足柄峠
湖尻峠
日本坂峠
桧峠
清笹峠
洗沢峠
大日峠
富士見峠
地蔵峠
平松峠
陣屋峠
恵鏡峠
陣座峠
瓶割峠
風越峠
本坂峠
寸座峠
佐久米峠
引佐峠
北条峠
二本杉峠
山住峠
兵越峠