★ 三国山稜 大洞山南斜面バリエーションルート
(三角点p1383は、国土地理院地形図では大洞山、地元では角取山、別名は鷹巣山)
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| 三国山稜界隈を今後の山行計画の下見を兼ねてぶらぶらと探索。 下見にしてはちょっと深入りしすぎた感もあるけれど。 三国山稜は籠坂峠や山中湖側から登るのが一般的。 冨士霊園へのバス便は、新松田駅、御殿場駅、駿河小山駅からと豊富だし、 |
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冨士霊園内の北東最奥部、 三国山稜の稜線に一番近い所までマイカーで進入する。 地形図、丸いロータリーはバス路線の発着場所となっている。 そこから霊園最奥部までは距離があるが、 園内周回バスがあるので公共交通利用でも大丈夫。 冨士霊園は広大で、冨士の眺めも雄大。 永眠された御霊に合掌。 |
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駐車場から見上げる三国稜線は近い。 これは案外、楽勝アプローチコースかとその時は思った。 駐車場のすぐ脇が角取林道への入口となっている。 霊園との境界部及びゲート下部には |
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林道内に入ると、「角取林道」の看板と 「北郷県営林」の看板が設置されている。 この一帯は静岡県東部農林事務所の管轄のようである。 真新しいコンクリ舗装が途切れる場所に |
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植林地内を真っ直ぐに道はのびている。 踏み跡程度だが、所々に黄色のテープが付けられている。 支柱に「冨士霊園」と書かれた指導標識があるが、 昔、ハイキングコースでもあったのだろうか? |
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ひとしきり進むと左画像の謎の標識が現われる。 【*1】 ここで道は二分し、直進は踏み跡程度、 左手にのびる道は明瞭な植林地内の仕事道となる。 左の道を選択して快適な仕事道を進む。 |
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植林地と自然林との境は小さな谷になっていて 火山噴出物であるスコリアで埋まっている。 堆積したスコリアの上を三歩進んで二歩ずり下がりながら 直登を開始する。 ザラザラして歩きにくいし、 |
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植林地を通過すると、明るい自然林帯となる。 時折、ガスが流れ、心細くもなる。 人間の歩いた痕跡は無く、鹿道だけが頼りである。 |
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稜線が間近に迫ったことはなんとなくわかるが、 高密度のスズタケが現われ行く手を阻む。 スズタケ密生地を避けながら右手から巻き気味に進むと 地形図の崩壊記号上部付近に出た。 ひとつ谷を挟んでヅナ坂峠から下降する長い尾根を |
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崩壊地から鹿道を辿るが、 稜線に向かうにはどうしてもスズタケのヤブを 漕がなければならないようだ。 腹を決めて突進する。 ダニがいないヤブ漕ぎなら怖くはない。 |
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鹿道から人間の踏み跡らしきものに変化すると、 「(社)一色郷栄会山巡視」と書かれた標柱が現われた。 久々の人間の臭いにホッとする、これで道迷い遭難は免れた。 標柱には「平成15」、「平成17」と書かれているので、 勾配は次第に緩やかになり、 |
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ブナ、カエデ、ミズナラの生い茂る平坦地に出た。 地形図の大洞山の東方部、等高線が緩やかな場所である。 ほぼ予定通りだ。 予定外のスズタケ通過はあったが、 |
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尾根上の一般道に合流する部分に、 左画像の矢印の書かれた標杭があった。 いま辿って来た道を矢印が示している。 一応、山林関係者からは認知されているコースなのだろう。 (コースといっても目印なし、踏み跡不明瞭、スズタケヤブあり) さて、尾根上の一般ハイキングコースに出たが、 西に進んで、大洞山を越え、 |
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| 三国山稜は白いガスに包まれていた。 ここはいつ訪れてもこんな感じだ。でも、この雰囲気がタマラナイ。 ブナの大木を包み込む白いベール、ザクザクのスコリアの黒い道。 |
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アップダウンのほとんど無い緩やかな尾根を西に辿れば ガスに包囲された大洞山で三等三角点が埋まる。 地形図では大洞山と表記されているが、 登山ガイドブック等では |
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とりあえず地形図でいうところの大洞山から 「角取神社奥社」の分岐を見送って緩やかに下降する。 次の1366m峰との鞍部を、 この「明神峠」は誤植ではないかとずっと前から思っているが |
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1366m峰には「《←大洞山、三国山》・《アザミ平、籠坂峠→》」の 道標があり、一般登山道はやや右にカーブしている。 道標の背後に「明神峠自然環境保全地域」の看板があり、 |
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踏み跡に沿って境界見出標が点々と続いている。 最初に見た標杭には「角取」と書かれていた。 傾斜はやや急で一直線ではあるがヤブも無く歩き易い。 なにより境界見出標という心強い目印があるし、 |
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しばらく下降を続けると、踏み跡を塞ぐブナの大木があり、 その近くに立派な石祠が祀られているのを見る。 これが「角取神社奥社」なのか? 三国山稜南麓の村々では、冬場、山稜から吹き降ろされる |
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ガスに煙る樹林帯の下降を続けると、 突然、境界見出標が途切れ、 進路をスズタケの密生地に阻まれた。 人の辿った痕跡は途絶え、鹿道だけが錯綜している。 小尾根を横断する明瞭な鹿道を右手に取り、 |
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スズタケ密生地の出現で見失ってしまった境界見出標を、 ある筈であろう延長線上に探し求める。 辺りをキョロキョロ探すと人工物が目にとまり、 |
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緩やかな谷状地形の斜面を下降する。 読図からこの先に林道があると確信があるから下っていけるが、 普通なら足を踏み入れようなどとは思わない。 ましてこの時季、葉をつけた木々は視界を遮り、 不安感を一層高めてくれる。 斜面の底に、小広い台地が見えてきた。 |
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右手に植林地内に続く作業道もあるが、 左手の安心確実な林道歩きを選択する。 林道は大きく尾根を巻き込みながら下降するので 久々のバリルートは肉体よりも精神を疲労させる。 |
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自分の日常の生活とは掛け離れた地域の、 それも人跡稀な奥山を歩いている時の不安、心細さ、焦燥、 それが時折、快感に覚えてくるのはなぜだろうか? 道迷いの危機にヤバイと思いつつも、 林道は地形図通りの接続路を合わせて こんな行き当たりばったりの山歩きばかりをしていると、 |
| 【*1】 後日、ヅナ坂峠南尾根三角点1071の西側のジグザグ道を歩いたときに同じ標識があった。 「東海道四〇〇年祭ウォーク」で使用された標識が撤去されずに残っているものらしい。 【*2】 実際、江戸時代の絵図を見るとこの辺りに「明神山」「明神峠」の名を見ることがある。 「明神峠が湖水を渡る諏訪明神に縁あるところとすれば尾根上約四キロ近くも離れた今の明神峠でない事は明白で 【参考】 冨士霊園は水曜日閉園。 ◇特急バス小田急新松田駅行き (所要時間45分・片道運賃1150円・往復割引2070円) ◇駿河小山駅行き (所要時間25分・570円) 1月と2月については日、祝日のみ運転 ◇御殿場駅行き (所要時間27分・610円) 1月と2月については日、祝日のみ運転 バス便時刻、各駅始発便の時刻、運賃はご利用前に富士急バスにて御確認下さい。 ★ 三国山稜・ヅナ坂峠探訪 を見る。 |
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