最近のとよけんの著書をご紹介します

Image Sensors and Signal Processing for Digital Still Cameras

Taylor & Francis ISBN:0-8493-3545-0 $149.95 2005年8月発行

英語の本で、米国の出版社から発行されているにもかかわらず、執筆者のほとんどが日本人という変わった本です。デジタルカメラ用の撮像素子を中心に、その周辺の技術的事項を解説したもので、CCD、CMOSの詳細、デジタルカメラの光学系の話、画像処理エンジンの話、色処理の話、画質評価の話など、かなり貴重な内容が含まれています。私は第1章の「デジタルカメラの概要」の部分を担当しました。
編者はマイクロンジャパンの中村淳一さん、他の執筆者には富士フイルムの山田哲生さん、コニカミノルタの洪博哲さん、オリンパスの吉田英明さん、ニューコアの渡辺誠一郎さんなど、そうそうたる面々が含まれています。
日本語に訳した本が欲しいところですが...。
デジタル写真の基礎

コロナ社 ISBN:4-339-00772-2 本体価格2900円 2005年4月28日発行

東京工芸大学の大野信先生、内藤明先生、日大写真学科の甲田謙一先生との共著です。タイトルの通り、デジタル写真の基礎的なことがらを、数式を用いずにやさしく解説しています。私はコンピュータのハードウエア関連の解説、パソコンによる画像処理、そしてプリンター関連のところを担当しました。主として芸術系の学校でデジタル写真を教える際の教科書として用いることを考えています。
カメラの雑学図鑑

日本実業出版社 ISBN4-534-03889-5 本体価格1600円 2005年4月1日発行

カメラに関するエッセイ集です。「撮りっきりのデジタルカメラ」「フィルムを斜めに送るカメラ」「1枚撮りのカードカメラ」などなど、”カメラ史の生き字引”(だそうです)のとよけんが語るとっておきの逸話集(^_^;)。だいたい表紙からして何台のカメラが写っているか...。「図解カメラのしくみ」と同様に、見開き2ページで1項目として読みやすくしました。さて、あなたからはいくつの「へぇ〜!」をゲットできますか。
図解カメラのしくみ

日本実業出版社 ISBN4-534-03816-X 本体価格1600円 2004年10月10日発行

シャッターや露出制御、オートフォーカスなど、カメラのメカニズムに関してやさしく解説した本です。項目毎に見開き2ページとし、読みやすくしました。図写真を多用し、わかりやすい解説を心がけています。「第1章 カメラの構成要素」「第2章 フィルムと画面サイズ」「第3章 レンズ・絞り・レンズマウント」「第4章 シャッターと速度制御」「第5章 ファインダーのいろいろ」「第6章 焦点合わせとオートフォーカス」「第7章 露出制御とTTL測光」「第8章 ストロボ・シンクロフラッシュ」という構成になっており、各章末に「コーヒーブレーク」として肩の凝らない与太話を載せているのですが、これがまたなぜか好評だったりします(^_^)。
入門金属カメラオールガイド

学習研究社 ISBN4-05-603101-0 本体価格1600円 2003年7月20日発行

「金属カメラ」が何を指しているのか、定義は曖昧ですが、国産のマニュアルフォーカス一眼レフの列伝という感じですね。要するにプラスチック製のオートフォーカス+自動巻き上げ一眼レフではない、いじくり回して楽しめる機種ということのようです(機種選定は編集者)。全269機種に関して解説を付けました。前段には一眼レフのメカニズムの説明、巻末にはメーカー別の系統図があり、これがけっこう役に立ったりします。「これは金属カメラじゃないぞ!」「あのカメラはどうして含まれないのか?」なんてこともあるでしょうが、まあ堅いことを言わず、楽しんでいただきたいと思います。私自身、キヤノンのTシリーズなんかも入れたかったんですがね。表紙に5台のカメラが写っていますが、なぜかニコンF以外は私の所有物です。
ニコンファミリーの従姉妹たち

朝日ソノラマ ISBN4-257-12034-7 本体価格1700円 2002年3月30日発行

「従姉妹」というのは、いわゆる「F一桁」を本流として、それ以外のニコンの傍流のカメラを意味します。つまりニコレックス系、ニコマート系、FM/FE系などのカメラですね。これらのカメラの開発にまつわるエピソードを集めたものです。ニッコールクラブの会報に5年にわたって連載したものを1冊にまとめました。ただ、連載分だけでは分量として不足するというので、フォトミックファインダーの話などを書き足したのですが、「フォトミックも従姉妹の内か?」という議論はあるかも知れません。
なお、表紙は自分で撮影しました。左のカメラはニコンFE2で、これはどうということはないですが、右のカメラは「ニコンQV-1000C」という報道用のスチルビデオカメラで、総生産数量は200台に満たないというレアものです。あ、別にこのカメラを所有しているわけではありません。