ポップスエヴリデイ(99年11月)
99/11/15
「テン・イヤーズ・アフターにハマる」
テン・イヤーズ・アフターのベスト盤「PORTOFORIO」というのを、
最近よく聴いてます。アルヴィン・リーのギターソロはサービス
満点でとにかく楽しいですね。インプロヴァイズしながら神を見たり
とか対話したりとか絶対しなさそうな軽妙なタッチに惹かれます。
ブルースロックな編成で演奏される高速ジャズナンバー"Wood
choppers Ball"なんてウケを狙っているとしか思えませんが、
これがまたどうしようもなくカッコイイんですよね。
直球ブルースロックの"Good Morning Liitle School Girl"みたいな
曲はさすがにキマッてますが、オリジナル曲もなかなかセンスの
良い曲が揃っていて見逃せませんね。ブルースロックバンドが演る
オリジナル曲って元々大好きなんですが"I 'd Love To Change
The World"とかそれを差し引いても本当に素晴らしいロックナンバーで、
これこそがロックだ!と思う時もあります。
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99/11/14
「今日の戦争シネマ」
オリバー・ストーン監督の「7月4日に生まれて」('89)を見ました。
トム・クルーズ主演作。ベトナム戦争で負傷した兵士の帰還後
の悲惨な人生を割とリアルに描いて興味を最後まで持続させて
くれます。
また時代の移り変わりをヒットソングで象徴させているので60年
代前半から70年代にかけての名曲がいろいろ出てきますね。
個人的にはフィフス・ディメンションの「ビートでジャンプ」が突然
流れてきたときの印象が鮮烈でした。
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99/11/13
「名盤探検隊」
The Voices Of East Harlem「RIGHT ON BE FREE」('70)
Mason Williams 「PHONOGRAPH RECORDS」('68)
の2枚を購入しました。どちらも「名盤探検隊」シリーズで最近
再発されたもの。
メイソン・ウィリアムスという人は全然知りませんでしたが、
脚本家でミュージシャンというのがオシャレでいいですね。
コラージュ風の"Overture"と、地味なバラッド風に始まり中盤
いきなりニール・ヘフティの映画音楽みたいになる"Here Am I"
といったあたりが特に印象に残りました。
インストの"Sunflower"も一見地味ですが聞き込むほどに味わ
いが増しそうなイイ曲です。
ヴォイセズ・オブ・イースト・ハーレムは8曲目の"No No No"
が昔から好きで、この曲のためにアルバムを買ったのですが
ゴスペルコーラスがファンキーな演奏に乗ったカッコイイ曲が
満載のナイス盤で、後年のリロイ・ハトソン・プロデュース盤の
サウンドとは対照的なゴツゴツした手触りにシビれます。特に
"No No No"から"Shaker Life"に至るラスト3曲の流れは燃え
ます!
「真夜中の時間割」
角川ホラー文庫で出ている森真沙子「真夜中の時間割」
というのを読みました。角川ホラー文庫といえば「リング」
を皆さん読まれたことと思いますが、他にもイロイロ面白
いのがありそうですよね。個人的には吉村達也作品とか
かなり好きだなあ。
「真夜中の時間割」は高校の女教師が学校で体験する
不思議な話を連作方式で書いた短編集ですが、最後の
「最後の授業」でいきなり大技が炸裂します。「エッ」と誰
もが思うはず。
ただ(ネタばれになるので詳しく書けませんが)この仕掛
けの妙味は、この連作集を初めから順々に読んでいって
こそ味わえるものなので、いきなり「最後の授業」から読
み始めるのは止めた方がいいと思います。
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99/11/12
「今日の戦争シネマ」
バリー・レヴィンソンのベトナム戦争映画「グッドモーニング,
ベトナム」('87)を見ました。これは最高に面白かったです。
60年代ポップスもガンガン掛かって全く文句のつけようがあり
ません。
粗筋だけ聞くとヒューマンタッチのクサイ話という印象を持っ
てしまいますが、さりげなくも素晴らしい演出と演技の連続
に、久し振りに映画を見ていて時間の経つのを忘れました。
あと主人公が一目ボレしてしまうベトナム人の少女にかなり
トキメキましたね(笑)。おそらく当地ではそれなりに有名な
女優さんなんでしょうけど、どこか凛々しい感じの美少女で、
これまでに見たベトナム戦争映画に出て来たベトナム人とは
全然雰囲気が違いますね。監督の趣味なんでしょうか。
ところで映画を見に行くシーンで出てきたアネット主演のビーチ
映画がなんだかスゴク面白そうですよね!あの辺の映画
もしビデオ化されてるんならゼヒ見てみたいものです。
"Beach PartyBingo"という曲も最高でした。あの曲もサントラに
収録されてるのかな。
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99/11/11
「今日の戦争シネマ」
エドワード・ズウィックという監督の「戦火の勇気」('96年)を
見ました。何と湾岸戦争物。とはいえ湾岸戦争自体はストー
リーの飾りみたいなもので、話の中心となっているのは、
戦場で、ある女性将校が死に至った真相の解明です。
どこか「薮の中」めいた謎解きのプロセスにワクワクして
しまいましたが、肝心の事件の真相が、それまでに出て
くる矛盾した証言の数々に比べて、映画のタイトル同様、
全然面白味がないものだったのでガッカリ。
こういう趣向でくるのなら、人間心理の深淵に迫るような、
しばらく立ち直れないくらい衝撃的な結末を用意しておい
て欲しかった。
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99/11/10
「ソー・イージー」
先日購入したStacy Lattisawのアルバム「WITH YOU」('81)
を聴きました。プロデュースはナラダ・マイケル・ウォルデン。
3曲目の"It Was So Easy"が実に素晴らしい!あどけない
ヴォーカルで歌われる洒落たメロディーラインと心地よいグル
ーヴ…最高です。このアルバム、この曲が突出している印象
を受けますが、他の曲も一瞬キッズ・ソウルかと思わせる
Stacyの中性的な歌の魅力がたっぷり味わえるなかなかの
佳曲揃いですっかり気に入ってしまいました。
「鏡よ、鏡!」
スタンリイ・エリンの1972年の作品「鏡よ、鏡」を読みました。
翻訳が稲葉明雄氏なので実験的な内容でも安心して読めます。
ラスト近くまでこの小説がミステリだとはどうしても思えない、
かなりシュールな描写が延々と続いて、最後は見事に推理小説
として完結するという神業のような作品で、「鬼才がミステリの
限界に挑む衝撃作」という惹句が誇張でもなんでもないと思える
怪作です。
ところで、この小説ではドイツの作曲家カルル・オルフの「カルミナ・
ブラーナ」という曲が重要な役割を果たすのですが、この曲って実は
とても格好いいハイテンション合唱曲なんで「少女革命ウテナ」の
J・A シーザーの音楽にハマッたような方は一聴の価値あると思いますよ。
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99/11/09
「プログレッシヴを聴く」
英プログレのU.K.「憂国の四士」と米プログレ・ハードのSTYX
「GRAND ILLUSION」を聴きました。
ジャーニーの初期アルバムやボストンの1stなどが意外と良か
ったのでSTYXも期待していたのですが、残念ながらグッとくる
曲には出会えませんでした。とはいえ西海岸物とはまた違う感
触の産業ロックハーモニーが最近新鮮に感じるのでそれなり
に楽しめはしました。ところでSTYXってアルファレコードから
発売されていたのですね。知りませんでした。後に彼らが"MR.
Robot"を発表することになるのは何かの因縁なんでしょうか。
U.K.はアクロバティックな変拍子がキャッチーでいいですね。
クリムゾンとエイジアを繋ぐミッシングリンクのような音楽性なの
で、どちらのファンにもオススメ。そこはかとなく漂うジャズロック
風味も心地良いです。
個人的なベスト・トラックは"Mental Medication"。
「むかし僕が死んだ家」
東野圭吾をまた読みました。コレもスゴイ。蜘蛛の巣のように
伏線が張り巡らされた本格推理モノでありながら、しっかりと
人間心理の深淵を描いています。なにしろ自分の子供を虐待
する女性に読者を感情移入させてしまうのだから強烈。
複雑な余韻を残すラストもこの人ならでは。
ところで、この作品では珍しく音楽ネタがありました。久し振り
に再会した男女が車で移動するシーンで女が自分で持参した
CDを掛けるのですが、流れてくるのはジョージ・マイケルに
よるクイーンのカバー。残念ながらそういう曲があることすら
知らなかったので何ていう曲なのかタイトルも分かりませんが、
こういう時に登場する曲を知っているのといないのとでは小説
の楽しさがまるっきり違ってくるので残念です。
この女性(幼児虐待をしている)、学生時代はユーミンを聴いて
いて最近は「ボンジョビなんか」を聴いているというふうに設定
されています。まあ、これはなんとなくイメージがつかめそうな
気がしないでもないですが、問題は男の方で、ラジオからケニ
ー・Gが流れて来ると即座にタイトルを思い出すようなタイプなの
ですが、("Going Home"という曲)、これはある世代の人には
よく知られている曲なんでしょうか。それとも意外とマニアックな
男ということになるんでしょうかね。ケニー・Gってたしかフュージョン
系の人ですよね。どういう雰囲気の曲なのか予想はつきますけど(笑)。
タイトル覚えてたらチェックしてみるかも知れませんが多分忘れ
てるだろうなあ。
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99/11/08
「中山美穂のアルバムを聴く」
92年の「メロウ」と94年の「PURE WHITE」を聴きました。
「PURE WHITE」のアタマ3曲が強力。このアルバムは全体に
クラブ音楽的にリズムが強調されているのですが、独特なコラー
ジュ感覚が加わって、とてもオモシロ格好いいサウンドになって
います。一般人(風)のナマの会話がメロディーに組み込まれる
"Sea Paradise−OLの反乱−"とか、古館イチローの哲学的で
熱いナレーションが曲を煽りラストにはレースの爆音が挿入される
"Panorama"(本人作詞・作曲!)とか、バックが当時のシブヤ系
に影響されたようなグルーヴ感溢れる演奏なだけに、そのストレ
ンジさが際立っています。
中山美穂といえば松本隆・筒美京平コンビの「C」「生意気」、
小室哲哉の「JINGI愛してもらいます」といった初期の名曲の
印象が強いですが90年代にもこんな名曲を残していたので
すね。
あと、この手の音楽はシングル曲を聴いていれば充分と思って
いて、よっぽど気になる作家がまとめて曲を提供している場合
を除いて、あまりアルバムはチェックしてこなかったんですが、
これからはアルバムもガンガン聴いて行くつもりです。
「今日の戦争シネマ」
「キリング・フィールド」を見ました。監督はローランド・ジョフィ
という聞き慣れない名前の人ですが、ぴあの「シネマクラブ」
を見るとこの作品以降2,3年に一作くらいのインターバルで
日本でも映画が公開されているようです。「ミッション」というの
はタイトルだけ聞いたことありますが,たしかエンニオ・モリコー
ネが音楽を担当してたはず。
ところでこの「キリング・フィールド」という作品は70年代のカン
ボジア内乱を題材にした映画なんですが、この辺りの地域の
情勢って、結構複雑で、マトモに勉強しないとなかなか分かり
にくいのですが、こういう風に良質なエンタテインメントとして
見せられるとスッと大きな流れがアタマに入ってくるのでいい
ですね。「シアヌーク殿下」なんて名前久し振りに聞きましたが、
教科書や新聞で読むよりグッと実在性を感じられるのが不思議
なところです。
この後のカンボジアはどうなったのだろう、と一時的に知識欲に
火をつけられたりもするので、受験生の皆さんは息抜きに映画
を見るならこういうのを見ないとダメですよ。面白くてタメになる
というヤツです。長い映画なので結構時間を取られてしまいま
すけど。
ポップスファン的には、あのマイク・オールドフィールドが音楽
を担当しているのが見逃せないところ。時々やたらとカッコイイ
インスト曲が聞えてきてハッとさせられたので、サントラ見つけたら
買ってしまいそうです。
あとポール・マッカートニー&ウイングスの"Band On The Run"
とジョン・レノンの"Imagine"も使われていたのでビートルマニア
の方はチェックよろしく。
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99/11/07
「パシフィカ」
サンディの1992年のアルバム「パシフィカ」をレンタルCD屋の
投げ売りワゴンで手に入れました。良くも悪くも久保田真琴と
ディック・リーの共同プロデュースということで連想できる通り
の音楽が展開されてますが、2曲目の"Aloha Mai〜Iaorana
〜Pacifica"という曲がとてもオシャレでカッコイイです。
加算による無国籍音楽って、ごった煮風のクドイ音楽になりが
ちですが、この曲はハウスを基調にしたアレンジとディック・リー
によるモダンなメロディーのおかげでとても軽妙な仕上がりに
なっているのがいいです。
あとドアーズの"Light My Fire"のアレンジも最高。
この曲っていろんな人がカバーしてますが、何故かオリジナル
よりカバーバージョンの方がイイ曲に聞えることが多いような
気がします。
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99/11/06
「真夜中のソウルミュージック」
テディ・ペンダーグラスのREPERTOIRE編集ベストを購入、
フィリーサウンドを満喫しました。昼間に1回聴いて夜中に
また聴いたのですが、夜に聴くほうが断然魅力的に聞えま
す。ソウル系の音楽って日の明るいうちに聴くと妙に濃く
感じたりしつこく思えたりすることが多いのですが、夜になる
と途端に光りを放ち始めるのは何故でしょう。ちょっとしたア
レンジの小技やヴォーカルのフェイクに芯まで痺れてしまい
もう、どうにでもしてぇ!という心境になることもしばしばです。
ハッキリ言って真夜中に聴くソウルミュージックに駄曲はない
ですね。
「今日の戦争シネマ」
「プライヴェート・ソルジャー」を見ました。第二次大戦物。「ハン
バーガー・ヒル」の監督ジョン・アービンの作品なので途中まで
見てつまらなかったら見るのを止めるつもりでしたが、こっちは
面白くてグイグイ画面に引き込まれました。。「ハンバーガー・ヒ
ル」のように大風呂敷を広げることもなく、テーマと登場人物を
絞り込んで緊迫感のあるドラマに仕上げています。
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99/11/05
「推理小説」
東野圭吾の「眠りの森」を読みました。信頼している作家なんで安心
して読み始めたんですが、なにを考えたのか途中で同じく東野圭吾
の「天空の蜂」という小説の解説を読んでしまいまして、そしたら何と
「眠りの森」のネタばらしをしているではないですか!
はじめから犯人の分かっている推理小説なんて!と思って読むのを
やめようかとも思ったんですが、何となく読みつづけているうちに意外
とこれが楽しめることに気付きました。読者を惑わせるための作者の
仕掛けが手に取るように分かるので、ある意味とてもスリリングなん
ですよ。ルール違反ギリギリのところで踏みとどまっているところが
何箇所かあってニヤリとさせられたりしました。
ミステリーって読み捨てるものだと思っていましたが、モノによっては
再読したほうが面白い作品が結構ありそうですね。作者のミスリーデ
ィングのテクニックを楽しめるだけでなく、この「眠りの森」にしても犯人
が分かってて読むとメチャクチャ切ないラブロマンスとして読めるんで
すよね。もう初めの方の章から泣けて泣けてしょうがない。
あっネタばらししてしまった(笑)。
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99/11/04
「レディ・レヴィ」
今日も例によって3枚1000円の投げ売りCDワゴンを見ていたら
90年代のモータウン物が何枚かあったんですが、それらがこと
ごとくB級感溢れる怪しいジャケでスゴク気になりました。
しかし聞いたこともないアーティストばかりで、さすがに333円も
払うのは勇気がいる感じだったので、迷ったすえ1枚だけ
Lady Leviの「THE LEGEND OF LADY LEVI」(1991)という
アルバムを買ってみました。ちなみに3枚1000円であとの2枚は
Donald Byrdの「BLACK BYRD」とStacy Lattisawの「WITH YOU」。
早速Lady Leviのアルバム聴いてみたらラップとラガマフィンが
半分ずつというなかなか意外な内容でしたが、Terry Morris&
Tony Dallasというチームがプロデュースした3曲はかなり気に
入りました。とりわけ、シャレたピアノのフレーズがサンプリング
された"Oh Jenny"というキュートなラップナンバーが最高です。
このTerry Morrisと&Tony Dallasという人たち、気になりますねえ。
今日見掛けた90'sモータウンCD、もう少しチェックしてみる価値
あるかも。
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99/11/03
「今日の戦争シネマ」
「ハンバーガー・ヒル」を見ました。ベトナム戦争モノですが
これは最悪でした。「地獄の黙示録」とかからは100万光年
くらい離れている感じ。何だか素人目に見ても下手に見える
映画です。金かけてそうですけど。
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99/11/02
「トロイのヘレン」
ジョン・ケイルのアルバムを買うのなんて随分久しぶりの
ような気がしますが、中古レコード屋で「HELEN OF TR
OY」を見掛けて、値段の安さとジャケットの美女に惹かれ
てつい衝動買い。
ウチに帰る道すがら携帯していたCDウォークマンで聴い
ていたのですが、やはりこの人のロックは聴くものをトリコ
にする魔力に満ちてるゥ!と思いました。現代音楽路線の
作品も割と好きですが、ケイルのクールでメタリックな独特
の新感覚ロックはやはり最高です。
アルバムに必ず1曲はポップなナンバーが収録されている
のもウレシイですね。このアルバムでも"I Keep A Close
Watch"という泣かせる曲を聴かせてくれます。
次は「SLOW DAZZLE」を見掛けたら買ってみよう。
「今日の戦争シネマ」
コッポラの「地獄の黙示録」を見ました。結構悪評を見たり
聞いたりしていた映画なのでちょっとツライかなと思ってま
したが、ハッキリ言って面白かったです。途中までは。
次々に異様なエピソードが積み重ねられて、目を離せない
感じだったのが、主人公がカーツ大佐に遭遇したあたりから
唐突に話がある種のホラー映画のように冗長で思わせぶり
になって、あまりの落差にかなり戸惑いました。眠くなるし。
でも、冒頭シーンのヘリコプターはかなりインパクトありますね。
あれだけで映画史に残ってもおかしくないと思います。
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99/11/01
「ジョン・D・マクドナルド」
ジョン・D・マクドナルドの「恐怖の岬」と「シンデレラの銃弾」
を一気に読みました。50年代くらいまでのハリウッド映画を
思わせるシンプルなストーリーがきびきびした(笑)文体で
語られていて、ホームズ物なんかに胸躍らせていた少年
時代の読書感覚を思い出したりしました。まさにヴィンテー
ジスリラー、ヴィンテージハードボイルドといった趣き。
高校時代にクーンツの「ベストセラー小説の書き方」という本
で、この作家が「全ての作品が作家志望者の必読書」という
感じで絶賛されているのを見て早速「夜の終わり」を買って
読んだのですが、あれは本当に素晴らしい傑作でした。
その後ジョン・D・マクドナルド作品はトラヴィス・マッギーの
シリーズを古本屋で見つける度に買ってはいるのですが、
基本的にシリーズ物は苦手なのでほとんど手をつけてません(笑)。
今回読んだ2作は「夜の終わり」に比べるとちょっと落ちる、
というかストーリーがシンプル過ぎるような気がしましたが、
「夜の終わり」に結構近いテイストの「シンデレラの銃弾」は
結局夢中で貪り読んでしまいました。苦いハッピーエンドが
切なくて泣けるんですよ。
ジョン・D・マクドナルド!もっともっと単発作品を翻訳して
欲しい作家です。
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