ポップスエヴリデイ(99年10月)



99/10/31

「今日の戦争シネマ」

スピルバーグの「太陽の帝国」見ました。これでスピルバーグ
の第二次大戦映画は3作目ですが、全て題材が違うので一度
に見ると一つの戦争をパラレルに体験しているような面白い感
覚を味わえます。

原作はJ.G.バラードの自伝小説らしいですがあのニューウェーブ
SFの大家が少年時代にああいう体験をしていたとは、興味深い
ですね。

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99/10/30

「今日の3枚1000円」

ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックのファーストで僕を感激さ
せてくれたMaurice Starr絡みのCDをまとめて購入。
Rick Wesの「NORTH,SOUTH,EAST,WES」(1990)
Perfect Gentlemanの「RATED,PG」(1990)
Seikoの「SEIKO」(1990)
の3枚で1000円。値段的にはまあこんなものでしょう。

パーフェクト・ジェントルマンのアルバムはニュー・エディショ
ンやニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックのファーストで追究して
きたジャクソン5系バブルガムポップの完成形ともいえそうな
気迫のこもった傑作。これでもかと言わんばかりにいい曲が
詰まってます。やはり自分の息子が参加してるグループとい
うことでかなり力がはいっていたんでしょうね。そんな傑作ア
ルバムがシールド状態で3枚1000円コーナーに(笑)。

対してリック・ウェスのアルバムではかなり幅広い音楽性で
遊び心満点のアイドルポップスを聴かせてくれます。
頼りない男声ボーカルをゴージャスな女性コーラス隊がフォ
ローするという図式ははまさに日本の男性アイドルポップその
もの。ラスト3曲がメチャクチャいい曲です。大げさなオープニ
ングもバカバカしくて最高。

セイコというのは勿論日本のスーパーアイドル松田聖子のこ
とで、ライナーで湯川れい子が通常のアーティストと同じ調子
でその経歴を紹介しているのが笑えます。Mark Davisとか
Joey Carboneとかいった怪しげな外人ライターではなくマイ
ケル・ボルトンやグロリア・エスティファン、ジョルジオ・モロダ
ー、フィル・ラモーンといった割と誰でも知っているような人た
ちが脇を固めた、えらく豪華なアルバムですが楽曲単位で強
力にアピールする曲が(モーリス・スターの曲も含めて)見当
たらないのが残念な作品。

以上、全て1990年作品ですがこの頃がモーリス・スターの絶
頂期だったのでしょうか。まだ他にも色々ありそうなのでモーリ
ス・スターもうちょっと追求してみるつもりです。


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99/10/29

「ジュリーのナウ&ゼン」

沢田研二の1975年のアルバム「いくつかの場面」と1994年
の「HELLO」を聴きましたがどちらもスバラシイ傑作盤です。
ああ!やはりジュリーは無敵なんですね。

「いくつかの場面」は大ヒット曲"時の過ぎゆくままに"をフィー
チャー。それにしてもこんなに切なくって劇的な曲が街に流れ
ていた時代があったなんてまるで夢のようです。ちなみにこの
曲はTVドラマの主題歌なんだそうで、作家の栗本薫女史がこ
のドラマ(「悪魔のようなあいつ」)に多いにインスパイアされて
書いたのがあの元祖ジュネ系耽美小説「真夜中の天使」だと
いうのもよく知られた話ですね。

しかし、この「いくつかの場面」というアルバムは決してシングル
曲だけが突出しているありがちな歌謡アルバムではないのです。
"時の〜"の作曲者大野克夫が提供した"外は吹雪"と"人待ち顔"
の2曲がまずスゴイ!死ぬほどキャッチーな和製ロックの傑作。
シングルヒットは狙えないかも知れないけどこれは本当にイイ曲。
及川恒平のシュールな歌詞も最高。

ティン・パン・アレイの面々がバックを務める"遥かなるラグタイム"
と"あの娘に御用心"も見逃せません。"あの娘に〜"はジュリーの
歌い方が大滝風なんで可笑しいですが、"遥かなる〜"の方は東
海林修のシンセサイザーとティン・パン・アレイが共演し、さらには
タイム・ファイヴがコーラスを付けるというヤケに豪華な顔ぶれ。

そしてミッキー吉野作曲の"U.F.O."!これが強烈。この曲の存在
がこのアルバムを特別なものにしているといっても過言ではない
でしょう。電子音楽と歌謡曲が感動的に出会った爆笑的な傑作で
す。「電子音楽インジャパン」にこの曲についてのミッキー吉野の
コメントが載ってましたね。カップスやゴダイゴも一度ちゃんと聴い
てみよう。

一方、後藤次利がプロデュースした「HELLO」はグラマラスな歌謡
ロック路線で統一された「太い」一枚。秋元康の安っぽいキザな歌
詞が最高な"HELLO"とかイカしたナンバーが揃ってます。

それにしてもこれらの素晴らしい2枚のアルバムがどちらも300円で
叩き売られているというこの事実!嬉しいけど少し悲しい、そんな秋。


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99/10/27

「今日の戦争シネマ」

「プライベート・ライアン」を観ました。うわさ通り戦闘シーン
の迫力がスゴイ。身が竦むようなリアルな映像とSEの連続
に圧倒されます。戦場をリアルに再現してみせるのってひょ
っとしたら「反戦」をアピールするのに一番有効な手段かも
知れませんね。

基本的には昨日観た「シンドラーのリスト」と同巧のストーリ
ーですが、個人的にはよりシニカルな視点で語られている
こちらの作品の方に親しみを覚えます。


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99/10/26

「気になる女の子」

ANAのアルバム「SHY BOYS」を買ってみました。1987
年発表。13歳という年齢のわりには大人っぽい歌声を
きかせる人ですが、1曲乙女心爆発のウキウキポップ
チューンが!
"The Boy Next Door"(邦題「気になるアイツ」)という
タイトルのこの曲、キュートなイントロのフレーズに
まずヤラれてしまいますが、曲自体もジャクソン5系
の弾ける曲調でホント最高ですよ〜!

「今日の戦争シネマ」

スピルバーグの「シンドラーのリスト」を鑑賞。いやこの
人ウマイですね。エピソードの繋ぎ方が絶妙で本当に
惚れ惚れします。それだけに後半ハナシがだんだん
美談めいてくるのが残念。あまり好きになれない展開
だなーと思いましたが実話ならしょうがないですね。
シンドラーが徹底的に私利私欲のために行動して、
その結果千人のユダヤ人が救われるというストーリー
だったらもっと素直に感動できたかも。

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99/10/25

「すてきなフリッパー」

アメリカンハードコアの有名グループ、フリッパーのCD
「SEX BOMB BABY」を購入。近所の古本&CDショップ
で200円で売ってました。聴いてみるとこれがまた激烈
ロックチューンが目白押しの好内容でオゥ、ラッキー!
嵐のSEではじまり、ラスト近くでは"Dead Man's Curve"
や"Leader Of The Pack"を思わせるカークラッシュ音が
炸裂する"Sex Bomb"なんて本当に強力。血が沸騰しま
す。イエーイ。こんなカッコいいナンバーに出会えたこと
を神様に感謝したい気持ちでいっぱいです。


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99/10/24

「ノイエ・ドイッチェ・ヴェレ」

最近「テクノのススメ」や「電子音楽インジャパン」といった
本を読んで急激にその辺の音楽(と一言でくくるのはムリ
がありますが)に対する興味が高まってきているのですが、
なかでも気になるのが個人的に盲点になっていたドイツ・
ニューウェイブの人たち。

ノイバウテンやデアプラン、アンドレア・ドラウなど一応聴い
てはいたのですが、それらをひとつの潮流のなかで捉えた
ことはなくて、しかし、そういう目で見るとやたらと面白いシー
ンであるなあと改めて感じて、早速この辺のキーパーソンの
一人、ホルガー・ヒラーの83年と86年作のソロアルバムを
カップリングしたCDを買ったんですが、これがもう最高!

83年の「EIN BUNDEL FAULNIS INDER GRUBE」って
昔輸入盤屋で大ヒットしたアルバムなんだそうですが(「テ
クノのススメ」より)サンプリングを駆使した最高のオモシロ
テクノポップサウンドに感激。ノイバウテンほど重たくなく、
デアプランほどヘナチョコ過ぎない、いいサジ加減の音が
心地よくてつい何度も聴いてしまう傑作です。古のテクノ
ポップの典型という感じでどこか懐かしい"Johny (du lump)"
が今のところベストトラック。

小林泉美やかの香織が参加した86年の「OBEN IM ECK」
もなかなかの傑作です。


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99/10/23

「今日の3枚1000円」

森高千里の初期アルバム「NEW SEASON」「ミーハー」
「見て」を買ってみました。この人のアルバムは本当に
いい曲が多いですね。アイドルポップ風な佇まいが新鮮な
「NEW SEASON」、ユーロビート全開の「ミーハー」、
クールでファンキーな「見て」とどれもコンセプトがはっき
りした傑作揃いです。

「非実力派宣言」以降の音楽性とのギャップが一番大きい
「NEW SEASON」は特に楽しめました。
"涙Good-bye"とか"林檎酒のルール"とか森高千里の曲とは
思えないようなタイトルがいい感じです。しかも凄くイイ曲!
アイドル唱法(?)のせいか「見て」以降より歌が上手く聞える
のが不思議。

「今日の戦争シネマ」

近所のツタヤが「プライベートライアン」に絡めて戦争映画を
いろいろロープライスで貸出ししているんですが、今日は
オリバー・ストーンの「プラトーン」を借りて観ました。
スポーツ感覚の爽快なベトナム戦争映画ですね。これまで
観たベトナム戦争物のなかではもっとも娯楽に徹しているよ
うな印象ですが、さすがに少し薄味すぎるかも。


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99/10/16

「今日からは」

BBSがワンマンショー状態になりみっともなくなってき
たのでこれまでBBSに書いてきた音楽や映画や小説
なんかの話はこのスペースに書くことにしました。アレ
はアレで笑えるんですが。
対話として成り立っていない書き込みは全て削除して
こちらに移しましたので興味ある方はご覧下さい。


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