99年12月



(CD)「RYU」 笠浩二('90/POLYDOR) 中古CD480円

M-2 "冷たくしないで"
作詞 松本隆 作曲 筒美京平 編曲 山川恵津子

ナイル・ロジャース風ギターカッティングも飛び出すいかにも80'sファンキーなアレンジですが
特に耳を引くメロディが登場することもなく、気が付いたら終わっているという感じの曲です。


M-4 "世界でたったひとりの君に"
作詞 川村真澄 作曲 筒美京平 編曲 山川恵津子

オリエンタルタッチの優しいメロディがとてもいい感じのスローナンバー。アルバム曲としては
なかなかのクオリティーだと思います。


M-5 "上海の夜は更けて"
作詞 松本隆 作曲 筒美京平 編曲 鷺巣詩郎

80年代ならシングルでいけそうな素晴らしい曲です。パッチワークのようにいろんな曲を繋ぎ
合わせたような筒美マジック炸裂のメロディー展開が最高です。テクノポップなアレンジが
今聴くと新鮮ですが、当時は相当ダサく聞こえたんではないでしょうか。ちなみに笠浩二は
CCBでドラムを叩きながら歌っていた人。





(CD)「NO STRINGS」 稲垣潤一('85/FUNHOUSE) レンタル落ち200円

M-6 "JAJAUMA"
作詞 秋元康 作曲 筒美京平 編曲 井上鑑

M-8 "時を止めた涙"
作詞 秋元康 作曲 筒美京平 編曲 井上鑑


このアルバムでの筒美京平はとても影が薄くて、他の作家の作品の引き立て役に甘んじて
いるような印象。"JAJAUMA"は乾いたタッチのファンキーナンバーで、よく聴くと凝った曲
ですが歌謡曲的な面白味に欠けていてインパクトは弱いです。AOR調の"時を止めた涙"は
同じ路線の加藤和彦作"ブルージンピエロ"がスゴ過ぎて完全に霞んでいます。





(LP)「Personally」 稲垣潤一('83/FUNHOUSE) 中古レコード100円

B-1 "レイニー・ロンリネス"
作詞 秋元康 作曲 筒美京平 編曲 井上鑑

B-3 "ジェラシーズ・ナイト"
作詞 秋元康 作曲 筒美京平 編曲 井上鑑


このレコードの筒美京平ナンバーも今いち冴えません。松任谷由実の"オーシャン・ブルー"と
安部恭弘の"もう一度熱く"の2曲が突出しているような印象のアルバムで、筒美京平は完全に埋
もれています。キーボードのフレーズが面白いアップテンポの"レイニー・ロンリネス"と、サビの
乾いた感じの女性コーラスが印象的な"ジェラシーズ・ナイト"、どちらもメロディーをあまりヒネらず、
安心して聴いていられるシティ・ポップスに仕上がっていて、とても退屈。





(LP)「J.I.」 稲垣潤一('83/東芝EMI) 中古レコード100円

A-3 "夏のクラクション"
作詞 売野雅勇 作曲 筒美京平 編曲 井上鑑

いまさら言うまでもなくとても多くの人に愛されている名曲。メロディーと歌詞とアレンジ、そして声が
これほど幸福に出会った曲も珍しいですよね。イントロのフレーズがどうしようもなく夏な気分にさせ
てくれます。改めて聴くと隠し味的なヴィブラフォンも涼しくていい感じ。



A-4 "男と女"
作詞 秋元康 作曲 筒美京平 編曲 井上鑑

明るめのミデイアムナンバーですが全体的な印象は地味。オルガンやフルートを用いたアレンジ
が涼しいですね。"エスケイプ"のB面曲。



B-4 "エスケイプ"
作詞 秋元康 作曲 筒美京平 編曲 井上鑑

アイドルへの提供曲に通じるかなり先鋭的な作りのシングルナンバー。印象的なAメロからいつのま
にかサビになっているような不思議な展開がほとんど芸術的ですらあります。





(LP)「愛・過ぎ行く日」 五木ひろし('76/ミノルフォン) 中古レコード100円

A-2 "面影橋"
作詞 喜多條忠 作曲 筒美京平 編曲 高田弘

演歌系の作品ですが、喜多條忠のやたらとディティールにこだわる四畳半フォーク的な歌詞と、
サビに到るまでに何種類ものメロディーが登場する筒美スタイルの曲展開とが一体になって独
特な世界を作っています。かなりワンコーラスが長い曲なのに同じメロディーの繰り返しが一切
ないのが驚異的。曲の雰囲気とまったく無関係なイントロのクールなアレンジも格好いいです。


A-3 "白い爪の女"
作詞 喜多條忠 作曲 筒美京平 編曲 高田弘

この曲は素晴らしい。ゴージャスにアレンジされた爽快なメロディーとしみったれた歌詞との対比
が絶妙で思わずホロリときてしまいます。和田アキ子に提供した"心に灯をつけて"に通じる雰囲気
もある傑作。


B-4 "愛だの恋だの言わないで"
作詞 喜多條忠 作曲 筒美京平 編曲 高田弘

こちらは典型的な70年代グルーヴ路線ですが歌手の個性に合わせて若干歌謡色を強調した
感じで、野口五郎のアルバム曲とか好きな方なら間違いなく気に入るでしょう。


B-5 "15番ゲート"
作詞 喜多條忠 作曲 筒美京平 編曲 高田弘

静と動の対比が鮮やかなアレンジが映画のワンシーンのような歌詞と絶妙にマッチしています。
クールファイヴの"さようならの彼方へ"やジュディ・オングの"魅せられて"といったマイナー歌謡ディスコ
路線の原型といえそうな作風。





(CDS)「かくれ恋人」 森山良子('96/POLYDOR) 新品200円

M-1 "かくれ恋人"
作詞 三浦徳子 作曲 筒美京平 編曲 松本晃彦

大人のラヴソング。あっと驚くような仕掛けはないものの、さりげなくメロディーが凝っているあたり
筒美京平さすが!と思ってしまいそうになりますが、やはりこういう曲は苦手です。リサイタルとか
で朗々と歌われていそう。


M-2 "この胸の一秒"
作詞 三浦徳子 作曲 筒美京平 編曲 松本晃彦

ちょっと大貫妙子を思わせるヨーロピアンなメロディーとフラメンコ調のギターをフィーチャーした
アレンジが無国籍感を漂わせています。個人的には転調後のサビのメロディーが今ひとつ、という印象。






(CDS)「逢ったとたんに」 鈴木聖美('89/EPIC・SONY) レンタル落ち100円

M-1 "逢ったとたんに"
作詞 湯川れい子 作曲 筒美京平 編曲 大村雅朗

ブラジリアンフュージョンテイストのAORサウンド。間違いなくイイ曲なんですが、残念ながら面白い曲
ではないですよね。やはり筒美京平は面白くて良い曲をたくさん作っている人ですから、こういう曲では
どうしても物足りないと感じてしまいます。



→これまでのハント(99年11月


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