筒美京平ハント(00年2月)



[ 2月6日]

(LP)「キャンセル」 本田美奈子 ('87/東芝EMI) 3枚1000円


A-1 "キャンセル"
作詞 秋元康 作曲 筒美京平 編曲 難波正司

シャッフル系のリズムにマイナー調メロディーという組み合わせが佐東由梨の"どうして!?"を
思い出させますが、あの曲の無謀なまでに大胆な展開に比べると全然シンプルな構成で、刺激
は少ないです。


A-2 "止まらないRAILWAY"
作詞 秋元康 作曲 筒美京平 編曲 難波正司

この人らしいアップテンポのナンバーですが全くバックコーラスがないせいかまるでデモバージ
ョンを聴いているような物足りなさを感じます。まあ、それはこのアルバム全体に言えることですが。


A-5 "Bond street"
作詞 秋元康 作曲 筒美京平 編曲 難波正司

この曲は妙にアレンジが薄くて熱唱タイプのヴォーカルが浮き上がって聞えます。しかしこれも
アルバム全体に言えることです。エンディングがちょっと面白いです。


B
-5 "涙をF.O.して"
作詞 秋元康 作曲 筒美京平 編曲 難波正司

始まった瞬間「あーあ」と思ってしまう平坦なバラードナンバー。こういうのは本当に苦手なんです。



(LP)「ファンタアジェン」 小泉今日子 ('87/VICTOR) 3枚1000円

A-4 "水のルージュ(Berlin Version)"
作詞 松本隆 作曲 筒美京平 編曲 土屋昌巳 ブラスアレンジ 中村哲

シングル・バージョンではナイル・ロジャース風の薄い音色のギターカッティングが目立ってましたが
こちらは代わりにハードロック風にディストーションを効かせたギターが暴れています。イイ曲ですが
これだけ名曲が揃ったアルバムで、この程度の曲ではあまり目立ちませんね。




[ 2月10日]

(CD)「Dancin'」 田原俊彦 ('88/PONY CANYON) 中古200円


M-1 "抱きしめてTONIGHT(Long Version)"
作詞 森浩美 作曲 筒美京平 編曲 船山基紀

エレポップ調のリズムアレンジになっています。サビの部分のダイナミックさがかなり弱まってしまいま
した。


M-8 "Last Danceに泣かないで"
作詞 松井五郎 作曲 筒美京平 編曲 船山基紀

ニギヤカなアレンジが似合いそうな曲ですが妙に抑制の効いたアレンジが施されていて独特なムードの
曲になってます。"裏切者のテーマ"みたいな掛け声も浮いています。でもこの曲は割と好きです。



(CD)「CD-RIDER」 荻野目洋子 ('88/VICTOR) 中古200円


M-2 "パームトゥリー・キャンドル"
作詞 売野雅勇 作曲 筒美京平 編曲 新川博 ストリングス・アレンジ 米光亮

得意のユーロビート歌謡。一時期の小泉今日子や早見優への提供曲に通じるアイドルチックな
メロディーが硬質な声質とあまり噛み合っていない感じ。エンディングのストリングスは切なくて
良いです。


M-7 "Eye Spy The Night"
作詞 売野雅勇 作曲 筒美京平 編曲 新川博 ストリングス・アレンジ 米光亮

これもユーロビート調のアレンジですがやはりこういうファンキーな曲調の方がこの人には合っ
ていますね。残念ながら曲自体はイマイチ何かが足りない感じですが。



[ 2月13日]

(EP)「その後で殺したい」 SHOW-YA('87/東芝EMI) 中古100円

A "その後で殺したい"
作詞 秋元康 作曲 筒美京平 編曲 松下誠

ウルトラ・ベスト・トラックスの東芝編にも収録されていたハードな歌謡ロックナンバー。
ヨーロッパの"ファイナル・カウントダウン"風なキーボードが印象的です。メロディは"キープ・ミー・
ハンギン・オン"でしょうか。中盤の「殺したい〜」というリフレインがとても不気味です。


B "夜が来るまで眠りたい"
作詞 秋元康 作曲 筒美京平 編曲 松下誠

"悲しき願い"みたいなサビのメロディが印象的なハードロック歌謡。中盤のギターソロ部分のアレ
ンジは完全に歌謡曲を逸脱してます。




(EP)「泣いてみりゃいいじゃん」 近藤真彦('87/CBS・SONY) 中古100円

A "泣いてみりゃいいじゃん"
作詞 康珍化 作曲 筒美京平 編曲 馬飼野康二

これもアレンジが"ファイナル・カウントダウン"ですがマイナーな歌謡曲メロディとギャップがあり過ぎて
笑えます。ファンの皆さんは当時この曲でコブシを振り上げていたんでしょうか。しかし歌詞が「みなと
神戸の二都物語〜」ですからねえ。



(EP)「いいかげん」 近藤真彦('89/CBS・SONY) 中古100円

A "いいかげん"
作詞 森浩美 作曲 筒美京平 編曲 白井良明

勢いがあるアレンジとやけっぱちなヴォーカルがメチャクチャ格好いいです。ギターに少しムーンライダ
ーズ色が感じられます。



(EP)「抱きしめたい」 C-C-B('87/POLYDOR) 中古100円

A "抱きしめたい"
作詞 松本隆 作曲 筒美京平 編曲 大谷和夫・C-C-B

"ファイナル・カウントダウン"路線のおそらく最高傑作。得意のコーラスワークに女声コーラスも加わって
とてもドラマチックな仕上がりです。



(EP)「Lucky Chanceをもう一度」 C-C-B('85/POLYDOR) 中古100円

A "Lucky Chanceをもう一度"
作詞 松本隆 作曲 筒美京平 編曲 船山基紀・C-C-B

快進撃を続けていたころの曲ですね。1曲のなかで次々にヴォーカルが入れ替わるスタイルもすっかり
堂に入っています。正直言って当時は印象薄かったんですが改めて聴くとやはりイイ曲。


B "サーフ・ブレイク"
作詞 松本隆 作曲 筒美京平 編曲 船山基紀・C-C-B

A面に負けずメチャクチャ楽しいバブルガムポップ。めまぐるしいアレンジが最高です。



(EP)「夢であいましょう」 田原俊彦('88/PONY CANYON) 中古100円

A "夢であいましょう"
作詞 麻生圭子 作曲 筒美京平 編曲 馬飼野康二・八木正生

いにしえのジャズソングの雰囲気を再現したロマンチックなナンバー。とにかくサビのメロディーが必殺。
大好きな曲です。


B "プロ・ポーズ"
作詞 麻生圭子 作曲 筒美京平 編曲 馬飼野康二・八木正生

バリー・ホワイト風な高揚感あるれるアレンジが爽快ですが曲自体はイマイチ弾けきれていない感じで
残念です。



(EP)「夏ざかりほの字組」 Toshi&Naoko('85/PONY CANYON) 中古100円

A "夏ざかりほの字組"
作詞 阿久悠 作曲 筒美京平 編曲 新川博

これはヒットしました。デュエットソングというには研ナオコの存在感が妙に稀薄なような気がしますが
さすがに男女の歌メロの絡みは絶妙です。さりげなくスティールパンを使って夏っぽさを演出している
アレンジが憎いですね。


B "バカンス・ゲーム"
作詞 阿久悠 作曲 筒美京平 編曲 新川博・新田一郎

かつての郷ひろみと樹木希林のコンビを思い出させるコミカルなナンバーで、ちょっとマンボ風。
しかし田原俊彦はこのころから妙にエラそうですね。


[ 2月17日]

(LP)「ヤングのテーマ ひとかけらの純情」 南沙織 ('74/CBS・SONY) 中古300円

A-1 "ひとかけらの純情"
作詞 有馬三恵子 作曲・編曲 筒美京平

シングル曲。出だしの開放的なハーモニーがいつ聴いても気持いいですね。"木綿のハンカチーフ"で
お馴染みの昇りつめていくようなストリングスのフレーズが登場しています。


A-2 "音楽会場にて"
作詞 有馬三恵子 作曲・編曲 筒美京平

モンキーズの"Listen To The Band"系のカントリー・ロック風メロディにスワンプ・ロックなんていう当時の
海外のポップスのトレンドが香ってくるちょっとファンキーなリズムアレンジが印象的な曲(といっても全然
そんな土臭いサウンドではありませんが)。


A-3 "いとしい傷"
作詞 有馬三恵子 作曲・編曲 筒美京平

名曲。フェイントをかけるように雰囲気が次々に変わるイントロをはじめとして、地味ながらさりげなく芸が細
かいアレンジとメロディが実に筒美京平的。


A-4 "涙のひとつふたつ"
作詞 有馬三恵子 作曲・編曲 筒美京平

ストレートなカントリーポップ路線。この辺りのポップスはあまり知らないんですがカーペンターズの
"トップ・オブ・ザ・ワールド"みたいなのを想像してもらえれば多分間違いないでしょう。これも名曲。


A-5 "透き通る夕暮れ"
作詞 有馬三恵子 作曲・編曲 筒美京平

"ひとかけらの純情"のB面曲。こちらもカントリーポップ路線ですが、いまいちメロディに面白味が感じら
れない曲で、アルバムの中では一番印象が薄いです。というかこの曲以外のクオリティが異常に高いん
ですけど。やはり南沙織と郷ひろみのアルバムはちゃんと聴いておかなくては。


A-6 "殉愛"
作詞 有馬三恵子 作曲・編曲 筒美京平

これは素晴らしすぎる!70年代のヨーロッパ映画音楽のようなムードのAメロから一転してメジャーに
展開し、その後また頭のメロディに戻るシンプルで鮮やかな構成に惹かれます。エンディングのスイン
グルなコーラスも最高。



[ 2月24日]

(EP)「愁雷」野口五郎('80/POLYDOR) 中古3枚100円

B "やさしく教えて"
作詞 山上路夫 作曲 筒美京平 編曲 井上鑑

ライト&メロウなAORサウンドに少しエッチな歌詞が相性抜群のこれぞ「大人のポップス」。
「クリスタル族」なんて言葉が流行った80年代初めにはこういう音が溢れかえっていたよう
な気がしますが、今聴くと当時の和製AORって凄く懐かしいです。


(EP)「ロンリネス」桑名正博('80/RCA) 中古3枚100円

A "ロンリネス"
作詞 下田逸郎 作曲 筒美京平 編曲 桑名正博&ティアドロップス ストリングス編曲 荻田光雄

これもAORなミデイアム・ナンバー。あざとい展開のないシンプルな曲ですが不思議と沁みてきます。


B "SILENT DAYS−サイレントデイズ−"
作詞 下田逸郎 作曲 筒美京平 編曲 桑名正博&ティアドロップス ストリングス編曲 戸塚修

AORバラード。あのころはこういうのも一杯あったなー。90年代に入ってからのバラード作品群よりは
とっつきやすいです。


(EP)「太陽の恋人」桜木健一('71/CANYON) 中古100円

B "若者小唄"
作詞 山口洋子 作曲 筒美京平 編曲 有明春樹

数え唄風の音頭ナンバー。ビッグバンド・アレンジと女声コーラスがちょっとモダンな感覚ですが
たぶんこの手の曲は誰が作ってもそう代わり映えしないでしょう。



[ 2月27日]

(EP)「夜のてのひら」 岩崎宏美('86/VICTOR) 中古100円

A "夜のてのひら"
作詞 来生えつこ 作曲 筒美京平 編曲 武部聡志

デリケートなタッチのAメロがかなり魅力的ですが、サビに入ると思い切り「火曜サスペンス劇場」
な世界が全開になっていて少し退いてしまいます。「聖母」や「家路」が大好きな方にはたまらない曲
でしょう。


B "せつなさのバランス"
作詞 来生えつこ 作曲 筒美京平 編曲 武部聡志

この時期の岩崎宏美への提供曲はこれまでのAOR路線の集大成といった感じの力作が並んで
いますが、これもかなり凝った曲。個人的に好きかどうかというと微妙なんですが。


(EP)「未完の肖像」 岩崎宏美('84/東芝EMI) 中古100円

A "未完の肖像"
作詞 阿久悠 作曲 筒美京平 編曲 荻田光雄

前のシングル"真珠のピリオド"のB面曲を踏襲したようなヨーロピアン・ディスコ歌謡で、当時の彼女の
イメージからすると意外な気がするほどの疾走チューン。エンディングのラテンなブラスアレンジも熱い!


B "二時に泣かせて"
作詞 阿久悠 作曲 筒美京平 編曲 荻田光雄

ルパン3世系のアダルトなAOR歌謡。最近はこういうウィットの利いたタイトルの歌謡曲が少なくなりま
した。


(EP)「真珠のピリオド」 岩崎宏美('83/VICTOR) 中古100円

A "真珠のピリオド"
作詞 松本隆 作曲 筒美京平 編曲 荻田光雄

これも基本的にはAOR路線ですが、サビでこの時期のアイドルへの提供曲で見られたようなテクニックが
登場していて、なかなかユニークな曲になっています。


B "夜明けの天使たち"
作詞 松本隆 作曲 筒美京平 編曲 荻田光雄

初期のイメージに近い感じの華麗なディスコ歌謡でブラスロックなアレンジが格好イイ。唐突なエンディ
ングも面白いです。しかし残念ながらメロは今一つ。



→これまでのハント(00年1月/99年12月/11月


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