・駅前ビル地下のラーメン屋「サリポロ」。本格サッポロラーメン屋と銘打っている割には、出てきたラーメンは醤油味であった。ああ、夏の札幌で食ったドロドロ熱々の札幌ラーメンが食いたい。醤油味でもうまければ良かったのだが、大してうまくなくて悲しくなった。同時に頼んだチャーハンも油でベタベタでまずい。
・ハービス地下の本格信州そば「そじ坊」。打ちたてのソバを食ったあとだと、どんなソバも大してうまくないと思う。打ち立てに比べれば香りが全然違うし、歯ごたえも偽物みたいだ。やはり香りは打ち立てに限るし、のど越しは十割に限る。同時に頼んだカツ丼はじつに普通のカツ丼だった。
・梅田「ネスパ」。コロペットという変わりコロッケで有名な店。評判通り、コロッケ関係はうまい。食ったランチについていたコロッケはチーズ風味のクリームコロッケだったが、ものすごく濃厚でうまかった。メインの豚肉のショウガ焼きはイマイチ。味が濃すぎる。
・東通商店街の韓国居酒屋「ソウルトゥソウル」。以前から一度入ってみたいと思っていた店なのだが、うーん、高い。高いうえに大してうまくない。仕方ないので韓国の焼酎「鏡月」を飲みまくってしたたかに酔う。一人4000円。2次会はお初天神の「グラバー亭」。スコッチをしたたかに飲んで酔っぱらう。
・京橋で一番高いと言われている「すし政」。いい値段を取るだけあって、何を食ってもうまい。焼き穴子、焼きキス、てっさ、上にぎり、赤だし、烏貝の酢の物と酒で2人で2万円。ここはまぐろもうまい。
・大阪駅前ビル地下の讃岐うどん「はがくれ」。数々の雑誌に掲載され、関東にもその名を轟かせる、知る人ぞ知るうどんの名店である。きょう、初めて行った。昼の営業が終わる午後2時だってのに、まだ7、8人並んでいる。とりあえず並ぶ。店内は20人くらいしか入れないカウンターオンリーの店。入り口や店内に雑誌の切り抜きがベタベタ貼ってあるのはいただけない。並んでいると、店員のオバチャンが先に注文を取りに来る。卵をかけた釜揚げうどん「かまたま」をうどん玉ダブルで注文。5分強ほどで店内へ。わざわざ店員が「食べ方は分かりますか?」と聞いてくる。釜揚げうどんくらい、好きに食わせろっての。「分かります」と愛想笑いしながらどんぶりを受け取る。うどんはやや細目。適度な歯ごたえ、心地よいのど越しで、確かにうまい。しかし。しかしだ。そんなに並ぶほどうまいか?個人的にはもう少しコシの強い方が好きだし、ゆで加減も堅めのほうがいい。ここでしか食えない味ではないし、はっきりいって栗東トレセンの阪神スタンドで出てくる冷凍うどんの方がうまい。高校生の時に香川で食った本場の讃岐うどんは、もっとうまかった。
・蒲生4の焼き肉「もくもく亭」。タレの味が単調でクドい。量をパッパパッパと食うのは結構きつい。この点に関しては「牛角」の塩ダレに軍配があがる。しかし「もくもく亭」は料金が安く、ボリュームも多い。ライスの量は一目瞭然だし、肉も一人前の量が明らかに「もくもく亭」の方が多い。腹いっぱい食って2980円。牛角と比べれば、はるかに安い。
・ラーメン屋「風土館」(こんな名前だったかな?)。京都アバンティ地下にある。全然うまくない。ライト豚骨系だが、スープも大してうまくなく、麺もパッとしない。チャーシューを選べるオプションがあるのだが、だからどうだという程度のチャーシューしか出てこない。一緒に食べた天津炒飯ももう少しなんとかしてほしい感じ。
・焼肉「十八番」は京橋の有名店「松井」の元店員さんがやっている店。ブタミンダイナミック定食で豚の焼き肉300gをご飯2杯でガッツを食い込む。豚トロではなかったが、少し味噌っぽいタレがなかなか宜しい。これで780円。コストパフォーマンスも宜しいのでは。
・北新地のラーメン屋「四川ラーメン海星」。四川ラーメンとギョウザ。ラーメンはトウバンジャンを使った辛いスープに、博多風の細麺。ただ辛いだけでなく、それなりにアッサリとうまいスープが、麺とマッチする。チャーシューは乗っていない。なんか、屑肉みたいなのが入っているが、とてもチャーシューの替わりにはならん。それでもサッパリしていて辛さもくどくなく、飲んだ後にはいい感じのラーメンだ。ちなみにここはテーブルの調味料のなかにレモン果汁があり、これをこのラーメンに入れると意外なうまさ。よく考えたら、タイの辛いスープにはレモングラスを入れてサッパリとした風味を出すので、合わないわけはないのだ。しかし、これをラーメンに取り入れるとは。この点は店長のグッドアイデアだと思う。ちなみにギョウザは普通だった。
・北新地。回転焼き肉「Ronde」で食いまくる。ヘレステーキを2枚も食ったのに、食い終わってみれば2000円ジャストくらい。安すぎませんか?!つーか、この店いつ来ても空きすぎ。つぶれやせんかな。愛用しているだけに心配。(しかし、最近は混んでいる。安くてまあまあな肉が出てくるので、味はともかく腹いっぱい食いたい人にはいいかも)
・MBSまで歩いて喫茶「Y」へ。ここは量が多いことですさまじく有名な店だ。しかし、量が多いと言っても、ちょっと普通とは違う。まあ今日の場合を書いてみよう。入り組んだビルの地下を奥へ奥へと進むと、10人ほどで一杯になる店がある。それが喫茶「Y」だ。昼時で客は7人ほど。私は若いお兄ちゃんと相席。カレー定食700円を頼む。まずいきなり、イワシの照焼き(1匹)とベーコンエッグ(卵2個、ベーコン大2枚)が出てくる。息をつく間もなく、普通サイズ(といっても厚さは相当だ)のハンバーグ1個。これを食いきって一息つくと、ようやくカレーが出てくる。これはごく普通のサイズだが、この店のカレーは雑誌で「おいしいカレー」の特集をやっても登場するくらい、うまい。醤油の風味が何とも言えない和風カレーだが、適度にスパイシーで適度にコクもあって好きな味だ。ここまでは楽勝・・・と思って食っていたら、なぜか店のおばちゃんが山のようなスクランブルエッグを作っている。なんじゃい?と思っていたら、カレーを食い終わるか食い終わらないかといううちに、中にこぼれ落ちそうなくらいスクランブルエッグの詰まったサンドイッチが出てきた。パン一枚分だが、中身がその辺の喫茶店で出てくる上品な量ではない。これが最後のパンチを食らわせてくれる。朝飯を食って適度に胃が膨らんでいたらカレーもう一杯くらい食えていたかもしれないが、朝起きてお茶だけでは、これで腹いっぱいだ。どうでもいい、いや、重要なことだが、これで700円は安すぎる。おそるべし、喫茶「Y」。
・お初天神の「亀王」。とんこつラーメンで超有名な店だ。きょう、初めて入ったが、うーん。どうかなあ。確かにコクもありつつ、しつこくないスープはうまい。ポッテリと厚みのあるチャーシューもうまい。麺も及第点だ。しかし、ずば抜けてうまいか?ぜひ食いたい!と発作的に思うようなうまさか?それは疑問。この立地で620円は安いと思ったが。
・京橋の焼き肉「松井」。京橋にある高級焼き肉屋の中では比較的リーズナブルな部類に入るらしいが、それでも特上カルビは2400円。私にとっては超高級だ。ランチメニューの焼き肉定食1200円は、タン、レバー、ロースであわせて1人前くらい。これにわかめスープ、温泉卵、キムチ、もやしのナムル、キャベツの千切り、ご飯。ボリュームは普通。私には少ない。肉はさすがにうまい。タンは生でもいけそうな新鮮さで、肉厚も相当。レバーも同じく新鮮だ。ロースは普通だった。ここは、2000円超の高級メニューを食わないと、本当の「松井」を食ったことにはならないらしい。ランチメニューでは松井の真実には近づけんか。(このあと、晩飯を食いに行って最高級のカルビを食った。確かにうまいが、めちゃめちゃうまいというほどではない)
・京橋のラーメン「マキノ屋」。これまで雑誌に散々紹介されている有名店。初めて入ったが、「有名店」というプライドにあぐらをかいているような実に嫌な店だった。私はまず、店員が汚い店が嫌いなのだが、この店は店員のシャツが実に汚い。店の親父は厨房からカウンターの客を見下ろすようにして話をする(厨房の方が少し高いのか?親父の背が高いのか?)し、油だらけの汚い棚や自分の鼻の穴を触った手で配膳をするし・・・。豚骨チャーシューラーメン900円。チャーシューはバラ肉で厚みもあるが、それほどうまいわけでもない。スープは油がギトギト浮いたスープで、実に丁寧に作られた感のある「夢心黒門」に比べれば、雑な感じがする。麺は中太の卵麺。なんでこの麺が豚骨にあわないことが分からないのだろうか?こってりしたスープに、ポッテリした麺ではクドくなるに決まっているではないか。しかも茹で加減が悪く、かなり柔らかい。ショウガを入れてスッキリしたかったが、ニラの辛油漬けしかなかった。これで900円はあまりにも高い。客は若いチーマーみたいなヤツか、有名店のラーメンを食いに来たカップルみたいなのばっかり。私も二度と行かない。
・太融寺。ラーメン屋「藤平(とうべい)」。大阪に多いライト豚骨。麺はきちんとした細麺、スープに焦がした野菜の油が浮いていて、なかなか香ばしい。チャーシューは普通だが、どこと行って難の見られないラーメン。炒飯は実にバランスがとれている。脂分、塩加減、実に絶妙。すさまじくうまいというものではないが、ここまで難のない炒飯も珍しい。
・谷九。エスニックバー「伽奈泥庵」。ここは昔から手作りカレーがうまいと評判の店で、一度行ってみたいと思っていたのだ。なんだかアヤシイ雰囲気の店。店内にはジャズが流れつつも、インテリアはインド。このなんとも狙ったような組み合わせがなんともいえん。いや、悪い意味で。頼んだのはコフタカレー。コフタとはラムの肉団子のことらしいが、この店のコフタはカボチャのコロッケみたいなもんだ。カレーはスパイシーにもかかわらず具にしいたけとか大根とかが入っていて、いかにも手作りという感じ。そこそこうまいが、驚くほどのうまさでもない。米がパラパラに炊き上げてあったのはポイントが高かった。
・京橋の寿司「いなせ」。「すし政」に比べて繊細な感じの寿司を出す。値段は「すし政」より少し安い程度だが、いい値段であることには変わりない。さより、鮑、シマアジ、穴子、イカ。どれもうまい。予算1万円。
・京橋のラーメン屋「むつみ屋」。本家はカップラーメンにもなっている有名店で、確か展開しているのは関東ばかりだったと思う。春豊ラーメンとミニ鮭丼。ラーメンは春豊という小麦を使った塩ラーメンで、麺が実にうまい。適度なモチモチ感、非常にいいのど越し、さわやかな香り。スープも辛すぎず甘すぎず、それでいて腰がしっかりしていて、とてもいい。さすがに有名店。ここに比べれば、マキノ屋は全然ダメだ。
・今福鶴見のインド料理屋。若いインド人?のお兄ちゃんと矢井田瞳に似たお姉さんがやっている。インド風ランチ1180円。シシカバブはいかにも手作りという感じ。少し練り込みすぎてソーセージみたいになっている。タンドリーチキンは香辛料が弱い。どちらかと言えば、焼き鳥インド風って感じ。いや、そのまんまか。どちらも香辛料は弱めで、本格的なヒマラヤと比べれば「日本の材料で作りました」という趣の、柔らかいインド料理だ。カレーはシーフードカレーを注文。こちらも香りがいかにも和風。ダシが効いていて、ほほ笑ましくなってしまう。ナンはふっくらと柔らかく、米も程よい炊き加減。ラストのチャイもいかにも日本風で、日本で購入した紅茶葉を、日本で購入した牛乳で煮出してみましたという感じ。どれも本格風ではないが、手軽にインド料理を楽しむにはいい具合。(その後、行ってみたら閉まっていた。どうやら潰れたらしい)
・府中のメシ屋に入ったのだが、ここがくせ者。ショウガ焼き定食を頼んだら、ショウガ焼き以外に大量の野菜炒めが付いてきた。米も大盛りで頼んだが予想以上の盛り方だったし、とにかく量が多い。おまけに生卵とノリが食べ放題だというので、気合いで生卵を2つ食べた。(マロウドインから徒歩3分くらい。確か「菊水食堂」とかいう名前だったと思う。その後、また行ってハムエッグ定食を食ったりした。味もまあまあ)
・尼崎で寿司といえば「すし政」だろう。しかし、タクシーが捕まらずに到着したのが7時。日曜日なのでネタ切れを心配していたが、不安が的中。目の前で卵焼きは売り切れるし、ウニといくらは当の昔に売り切れ。それでもまぐろのホホ肉、牛トロ、あじ、ガシラ、貝柱、フォアグラ、カレイ、フカヒレなどなど、何を食ってもうまかった。普通の寿司屋の倍くらいのボリュームで値段は変わらないのだから、お得だ。(阪神尼崎から徒歩10分くらい)
・遅い昼食は淀屋橋「リズのカレー屋さん」。名物テールカレーはもったりした食感の割にはスパイシー。ただ、量は少ない。うまいけどボリュームだけが不満。
・夜食に天五のウナギ屋「天五屋」。期待していって、一番高い2350円の鰻重を食べるが、見事に肩透かし。小倉「うばま」級のうなぎを食わせる店は大阪にはないのだろうか・・・。
・扇町?「上等カレー」。「おいしいカレー」とか「高級カレー」とかいうネーミングならともかくも、「上等」とはいかに。入ってみるとシェフはインド系の方。その割にはカレーはフルーツの甘味を全面に押し出し、牛乳をアクセントにしたまったり系カレー。スパイスがピリリと利いていて、甘いカレーが好きな人にはいいかも。個人的には少し甘すぎだと思った
・新京橋商店街の「和歌山ラーメン」。なかなかうまい
・仁川の有名ラーメン屋「しぇからしか」。豚骨ラーメンにもやしトッピング。もやしの量が多いのが好感。麺は正調博多風。スープはなぜか少し茶色っぽい。魚系のダシが結構入っているみたいで、サッパリしている。チャーシューは小さすぎてよく分からん。辛くなく甘くなく、でも存在感はゼロ。惜しむべくは茹で卵はあるのに、煮卵がなかったこと。
・蒲4に「ラニ」というインド料理屋ができた。骨董屋の2階だ。さっそくランチ、ディナーと行ってきた。ランチはカレーが単品で500円、セットならば700円から。ディナーは1800円からのセットと2950円で食べ放題飲み放題。北インド風料理(現地で食ったことがないのであくまでも耳学問での「北インド風」なわけで)で、カレーはかなりこってりしている。ソース自体もぽってりしているし、上から生クリームやギー?と思われる油がかかっているので濃い。ちなみに辛くない。シチューみたいな味だ。個人的にはもっとサラリとしていて、辛いほうがいい。タンドリーチキンは胸肉のみを使っているので、ややパサパサした感じ。シシカバブはちょっと蒸し焼きっぽくなってて、これまたパサパサした感じ。個人的に今まで食ったインド料理のなかでいえば、「中の下」くらいなんだが、ウチから徒歩5分のところで安くインド料理が食えるんだから、ぜいたくはいうまい。もっとうまいのが食いたければ東天満のヒマラヤに行けばいいわけだし。
・難波。洋食屋「重亭」。南海の難波駅から歩いて3分くらいのところにある。NGKが近いので、芸人さんもよく来るらしい。池波の傑作エッセイ「散歩のとき何か食べたくなって」にも登場する、ミナミの老舗だ。ただ、池波はヘンコな焼鳥屋「樹の枝」が第一候補で、ここがダメならおでんの老舗「たこ梅」へ。ここでもダメなら、第三候補で重亭へ行くと書いている。超のつくお気に入りではなかったようである。池波が愛食したのは、ここのビフテキ。きょう、値段を確認したら3500円だった。とても昼にそんなには払えないので、もうひとつの名物、ハンバーグを頼むことにする。ハンバーグステーキというのもあるが、ミニハンバーグ盛り合わせという方がいろいろな味が楽しめそうなので、こちらにする。
店に入ったときが午後2時と中途半端な時間だったせいか、店内には私以外には中年の女性1人しかいない。暗めの照明でしっとりと落ち着いた店内。ウエイトレスのオバチャンたちはベタじゃない程度に愛想がよくて、なかなかいい雰囲気である。名物ハンバーグは思ったほどジューシーではなく、ハンバーグというよりもむしろ肉をたっぷり使ったつみれを食っている感じ。牛と豚のひき肉を合わせたもので、豚が多いのか、非常にあっさりしている。正直、予想していたジュースたっぷりのハンバーグでなくてガッカリした。最初はそれほどうまくないじゃん・・・と思ったが、食べ終わったあと、まったくあとを引かないサッパリ感は、ハンバーグそのものだけでなく、ソースも丁寧に作り込まれていることをうかがわせる。ひと口カツが添えられていたのだが、これはおいしかった。サックリしていて、肉は小さいながらも食いごたえ十分な食感。ポテトサラダもあっさりしていてよかった。とにかく全体的にあっさり、サッパリしていて、「あまりこゆいもんは・・・」という中高年の方にはよさそうな感じがする。個人的には、少しサッパリしすぎて物足りない。
・道頓堀の「はり重カレーショップ」でビーフカツカレー。本店の方は少々高いが、こっちは安価で「はり重」の牛肉を使った料理が食べられる。とはいっても、牛丼とかビーフカツとか、いかにも安くできそうなものばかりだが。ここのカレーはスパイシーではないし、特に抜けたところはないが、それなりにうまいと思う。それなりというか、定期的に食べたくなる味だ。普通盛りでもソコソコ量があるのもいい。
・京橋駅前の「花京」でラーメンを食べた。京橋駅前は「一級」「天理サイガスタミナ」(「彩華」のパチもんだと思われる。味が違うし「天理スタミナ」とも違う)「力雅」「長城」「花京」と100メートルもない路地にラーメン屋が5軒もひしめいているが、「花京」に入ったのは初めて。ラーメンはこってりとあっさりの2通りがある。こってりを注文。豚骨ベースで醤油風の味付け。背油がたっぷり浮かんでいる。麺は「よってこ」のようなかん水くさい細麺。チャーシューが煮込みすぎず焼き過ぎずで非常にジューシーでうまい。ほかの具はしなちく、ねぎ、もやし。やや味付けが塩辛目だが、京橋界隈で酒を飲んで、帰りしなにちょっとラーメンでも・・・というにはいい加減の味付けかもしれない。麺の茹で具合はもう少し硬めの方が好きだ。それよりも前に、スープがおいしいので、麺はかん水の臭いが少ない(あるいは使っていない)博多風の細麺にしてもらいたかった。注文はいろいろあるけど、この通り沿いでは一番おいしいラーメンだと思う。
・大阪駅前ビル地下の喫茶店「ミクロ」。フルーツをふんだんに使ったカレーがとてもうまい。甘い香りがするが、口当たりはサッパリとしてスパイシー。もう少しボリュームがあればいうことない。
・「ミンガス」。阪神梅田の改札を出てすぐのところにある。食ったのはカツ玉カレー680円。カツカレーに温泉卵とほうれん草がトッピングしてある。ボリュームは少なめ。ルーは黄色っぽい、ごく普通のカレー。いや、ややスパイシーか。カツはすでに揚げてあるものを切って乗せるだけ。まあ普通のカツ。食い終わったころにポッと口の中が文字通りホットになるのが心地よい。値段もまあ普通だし、特にどうということもなさげ。ちなみに店内のメニューには、それぞれ食ったらどんな効用があるか書いてあるのだが、あまり意味があるとは思えない。付け合わせの白菜の浅漬けが少し量多め。
・「ケーツー」。阪急電車の高架沿いにある。ポークカツカレーを食った。ボリュームは普通。ルーはデミグラスソースっぽいというか、トマトソースっぽいというか、とにかくコク系。でもサッパリしているし、塩もきつくなくておいしい。カツはペラペラだが、揚げたてでまだジュワーっといっているのが乗っている。個人的には、カツカレーのカツは、むしろこれくらいペラペラな方がいい。カレーを食うときなんてのは大抵、腹が減っていて「とにかく早く食べたい!」と思っているもの。そんなときに分厚いカツを揚げていて、非常に待たされるのは苦しい。それに、豚カツ屋も真っ青の本格カツが乗っていては、カレーを食うときに邪魔だ。カレーとカツが渾然一体となるためには、むしろペラペラなカツの方がいいと思う。ここで少し気になったのは、ごはんが柔らかめなこと。せっかくルーがおいしいのに、このご飯には合わない。もう少し硬めの方がいいだろう。それでも総じてうまい。580円という価格も良心的だ。
・梅田地下のカレー屋「ピッコロ」。老舗のスタンドで超有名店。6席くらいしかない狭い店のため昼時はいっぱいで行列必至だが、きょうは午後3時くらいに行ったので空いていた。単品ビーフカレー大盛り1060円。高い。ボリュームはそこそこある。ルーはポッテリのブイヨン系。喫茶「Y」のカレーを、もっとコク深くした感じ。ごろんと大きな肉が2ツ入っているが、出涸らしっぽいのでそれほどうまくもない。まろやかでいて、適度にポッポッとくる辛さはなかなかいい。が、味が単調。ご飯の量に対してルーがやや少なめ。それでいてご飯があまりおいしくないので、ちょっとバクバク食うような感じのカレーではない。マッタリポッテリ系のカレーは塩辛いことが多いが、ここのはそれほど塩辛くもなく、まあうまい部類に入るのであろう。しかし値段も高いため、ここに行くくらいならハナグルメで食う。いや、ミクロで食う(とかいいつつ、このあとも結構行っているのだ・・・)。
・黒門市場のカレー「ニューダルニー」で昼飯。ビーフカレー。フツーに昔ながらのカレーを丁寧に作りました・・・という感じ。びっくりするほどうまくはないがホッとする味。ちょっと癖になりそう。
・「とん娘」で初めてカレーを食べたのだが、これが予想以上にうまい。伊達に看板に「とんかつ、カレー」と書いているわけではなさそうだ。まったりコク系のルーは塩がきつくなく、適度にホット。850円と値段が高いけど、その分ボリュームは多い。カツのうまさはいうまでもない。もう少し安ければ、しょっちゅう食うのだが。
・福島の喫茶店「ミヤ」。カレーで有名な店。ちょっと辺鄙なところにあって分かりにくい。テーブル型テレビゲームがまだ残っていたりして、70年代の雰囲気プンプンの古めかしい店内。カツカレー800円。ルーはごく普通。自宅で圧力鍋を使い、ジックリと寝かせればよく似たものが作れそうだが、それにしてもコクとスパイス感、辛さのバランスがいい。特別驚くようなところはないものの、バランスのよさには感心する。寝かせている時間が長いのか。カツはチープでなく、かといって浮くでもなくのちょうどいい厚さ。結構大きさもあり、皿に深みがあることもあってボリューム感は十分。もう少し近くにあれば時々行くかも知れないが、中途半端な遠さ、あまりにコテコテなレトロ感がちょっとよろしくない。カレー自体はうまい。一度、足を運ぶ価値はある。
・道場にもっとも近い「鮮矢」という居酒屋へ。近いのになんで行かないかというと、ちょっと高そうだからだ。実際、高かった。2人で飲み中心で1万5千円って高すぎ。空手家は行ってはいけない飲み屋に決定。食い物はうまいことはうまいのだが。どじょうの天ぷらを初めて食べた。
・蒲4の洋食屋「ランチ」で昼食。名前の通り、昼だけしか営業していない。いかにも古い洋食屋という内装。白髪がよく似合う人のよさそうなシェフが1人で切り盛りしていて、カウンターまで客が料理を取りに行き、食い終わったら皿をカウンターに返すセルフサービス方式。Cランチ700円。ミニハンバーグ、白身魚のフライ、ハム、オムレツに付け合わせのスパゲティ、サラダとごはん。なぜかごはんの上には味付け海苔が一枚。魚のフライとハムはごく普通だが、ハンバーグが劇的にうまい。あっさりしていて、なおかつ適度にスパイシー。後味がサッパリしていて、いくらでも食べられそうだ。重亭のハンバーグはうまいが「もう少しこうならなあ」と思うのも事実。その「もう少しこうならなあ」というふうになったのが、ランチのハンバーグだ。オムレツは分厚く、堅焼き。昔、おばあちゃんが作ってくれたオムレツの味がする。そしてボリュームたっぷり。フライ、ハム、オムレツにはソースと一緒に練り辛しがかかっていて、これがまたいいアクセント。いい店を見つけた。通おう。