4・9新日プロ大阪ドーム大会を糾弾する!


 4・9新日大阪ドーム大会は、何かと「鳴り物入り」だった。猪木がマッチメークに強権を発動し、健介対藤田が、急きょ健介対橋本になったりして、マスコミは「猪木軍対長州軍」という位置づけであおった。だがしかし。入場者数はわずか2万7千人。テレビで生中継があったし、月曜日だったせいもあるかもしれないが、それにしても興行としては「負けすぎ」。それもそのはず、蓋を開けてみれば、つまらないことこのうえなかった。衰えたかな、猪木。また、こんな猪木にプロデュースしてもらわざるを得ない新日も情けない。こんなことでは、本当に新日はダメになる。いや、今でも十分ダメなんだけど。橋本と違う意味で、堕ちていくのをみていられない。新日が好きだからじゃなくて、あまりにも無様すぎて見ていられないのだ。

 健介・藤田戦が→健介・橋本戦になって、藤田がノートンとやることになったのには依存がない。猪木の秘蔵っ子をIWGPのベルトにぶつけてみようというわけだが、この方がおもしろさ1.5倍くらいある。恐竜・ノートン対元祖野人・藤田ってのはいいマッチメークだと思う。新日を体現するかのようなミスター・ストロングスタイル健介が、いまや異端の異端を突っ走る橋本とやるのも、なかなかいいじゃないですか。

 だが問題は、猪木対長州という盛り上げ方なのだ。これは猪木や長州の本意ではなく、マスコミが勝手にそう盛り上げただけかもしれないが、マイクパフォーマンスを聞くかぎり、どうも本人達もそういう方向での盛り上げ方を意識していたように思う。なんでいまさら長州やねん。いまさら猪木なんてのは、言うに及ばず。すでに引退した老人たちを担ぎ出さなければ、やっていけないのか。その辺がツマランし、食傷気味でもあるのだ。もういい加減にしてくれ、と。小川も長州なんかとやるな。健介とやれ。それ以前にフライやコールマンとやらんかい。

 確かに、格闘プロレス(異種格闘技路線も容認しながら最強プロレスを目指すスタイル)の元祖である猪木と、その猪木に反発して独自路線を歩んできた長州力の長州プロレス(基本的にはガチガチのストロングスタイル)との対決という構図は、極めて分かりやすい。そして今、その長州プロレスが新日の底流となっていることも否めない。小川や橋本が猪木を体現しようと努力しているのに対し、長州力を体現しようとしているレスラーが新日にどれくらいいるのか。健介くらいじゃないのだろうか。そう考えると、猪木軍対新日=長州ではなく、猪木軍対長州力個人となってしまう。それをみんな分かっているからこそ、小川や橋本は長州に目を向けているのだと思う。蝶野や武藤に突っかからずに、だ。

 「対長州」への注目を、現時点でもぎ取れない武藤や蝶野も情けないが、それで楽しんでしまうファンがいるのも情けない。今こそ新日がやっている「昔の名前で出ています」的な盛り上げ方を叩かねばならない。蝶野がNWOからT2000を作ったころなどは、まあお決まりのチーム対決路線とは言え、少し新味が出ていておもしろかった。最近では武藤がBATTを立ち上げたが、BATTは新日のリングだけではやっていけない、むしろ広く戦いの場を求めていくチームだと思う。そういう意味では新日のリングを激振させるようなチームではない。

・ライガー 対 村上
 最低。入場してくるところまでは良かったのだが。村上はなぜマスクを破るのか?しかも奇襲されたとはいえ、開始早々。あれでは試合がすぐに終わってしまうではないか。マスクを破くのは終盤だ!バカモノ!!バテたレスラーが試合を終わらせるために破くのだ!!!覚えておきなさい。お金を払って観に来たファンに大変申し訳ない。私が謝ってもどうしようもないのだが・・・。
 ガチンコ路線を進みつつあるライガーとなら、かなり緊迫感のあるK.O.必至の試合ができたはずだ。反則負けの結果もしょうがないだろう。マスクマンがマスクなしに試合はできない。分かってない小川はここぞとばかり「なんで反則負けなんだ!」と藤波に突っかかり、見ていて恥ずかしかった。全く当てが外れている。そこに長州が意識的に乱入。あ〜、あほらし。テレビ中継の初っぱなだったので、盛り上げようとした気持ちはわかる。しかし、これを見て今回はダメやん、と思った。個人的にはね。しかもCM入って、肝心のマスク破りシーンは見られなかったし。乙葉なんか映しているヒマがあったら、リングうつさんかい!!

・川田・渕 対 長州・越中
 
チャンピオンカーニバルの最中に、ケガを押して出場してくれた川田には、とても失礼な状況での試合開始。つ〜か、こんなタッグは見たくねえ。川田と長州がシングルでやってくれ。代わり映えのしない越中は見ているだけで苦痛。渕はえげつないプロレスが楽しいのでよし。

・中西 対 永田
 二人とも頑張っているのは分かるが、まだ突き抜けた感じがしない。悲しいことに。まだ「食わせる」レスラーではない。永田はむしろ、プライドとかアルティメットとかに一度出た方がいいんじゃないのだろうか。いつまでの新日でやっていても、所詮は2番手のレスラーで終わりそうだ。中西にしてもそう。アメリカにでもいって、むこうでブレイクしてから逆上陸してはどうか。中西は多分、ゴールドバーグみたいなスタイルを意識しているのだろうが、目付きがイヤラシくて嫌だ。しかもスピアーの切れ味がなく、とてもカッコ悪い。野人だったら野人らしく、もっと突き抜けたスタイルにしてほしい。ブローザー・ブロディみたいにしたらどうか。まあどうでもいい。どちらが勝っても、この2人からみのIWGPタイトルマッチは、金を出しては見たくない。

・BATT 対 T2000
 マンネリ化の著しいT2000。なんとかしてほしい。そろそろ天コジが蝶野を襲撃して、T2000のトップを獲るというのはどうだ。そして小原らを追いだし、「俺達だけがT2000だ!」ってのは如何。
 BATTはまだ連係がイマイチだし、武藤が一人だけ突き抜けていてチグハグな感じがする。キャラクターなら人生も突き抜けているが、やはりあの体形でヘビーのなかに入ってやるとね。それから馳は余計。いらん。蝶野じゃないが、親分の子守でもしてろ。バリバリの選手だったころは、健介も真っ青の体形でリング狭しと駆け回ったが、今のたるんだ身体は見ているだけで苦痛。せっかく6人がプロレスらしいプロレスをして、こちらの気持ちも少しは収まっていたのに、途中でチャチャを入れるような真似をして・・・。しかも試合が終わって出て来て裏投げなんて興ざめも甚だしい。おまけにフォール。一体、なんのつもりなのか。理解不能。
 健介、パワー・ウォリアーになってBATT入りしたらどうか。なかなか似合うと思うのだが・・・。

・ノートン 対 藤田
 なんども言ってきたことだが、これがガチンコを経験したレスラーと、そうでないレスラーの差。レスラーは基本的に技を「受ける」人だが、ガチンコでは受けていてはやられてしまう。常に致命的な絞め技、関節技、打撃技を食らわないように警戒しているかどうかが、如実に現れた。まあ、大体予想通りの結果で、大して驚かない。

・健介 対 橋本
 あんなんありか。相変わらず10カウントを取る判断が曖昧で、納得いかない。健介が立ち上がろうとしたところに橋本が蹴りを入れたんじゃないの?そしたらそこからカウントやりなおしじゃないの?久々にこの二人の絡みが見られたのは良かったんだけど、決着には納得がいかない。橋本と健介は「かみ合う」組み合わせだと思うので、これからもどんどんやってほしいよね。試合後のインタビューで橋本が「なんか虚しい」と言ったらしいが、虚しいのは見ていたファンじゃ!ホント、虚しいよ。

・飯塚 対 田中
 これ、テレビでやってほしかったなあ。飯塚も田中も、プライド行ったらどう?きっといい選手になれると思うんだけど。

・カ・シン 対 ジョンストン
 やる気なしカ・シン。金出したファンがかわいそう。

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