奈良の回転寿司を斬る!

 一応、順位をつけてみたりしたが、ただ単に7軒しか行ったことがないというだけで、あんまり意味はない。所詮は内陸国・奈良の回転寿司なので、味に期待なんかしていない。奈良にドライブにでも来た時の参考になれば、と思う。ドライブに来て回転寿司に入るヤツなんておらんか。

1位 友栄
 国道24号を奈良市内から南に向いて走り、大和郡山市内に出たとこと、天理ICの近所にある。友栄は海鮮料理の全国チェーン店。姫路にもあった。
 全品100円均一だ。ドリンク類とか赤だしとかは別。ネタはまあまあ豊富で、並一通りのネタの他に、季節によってはブリやカツオなども出る。ネタの鮮度は多分、奈良ではまぐろ亭と肩を並べるだろう。ブリやハマチはダメだが、時々出ているサヨリとかはうまい。まぐろはまずい。回転寿司のまぐろは大抵うまくない。
 ここはイワシとかアジとか、背の青い魚を積極的に出してくる。鮮度はまあまあだが、ネタは大きく、食べごたえは十分。鮮度にこだわらない人には食べ得。明石とかで、生きたイワシをさばいて食べた経験があって、その味にこだわってるような人には不満だろう。
 全皿100円均一、ネタの種類、鮮度などを総合的に考えれば、奈良ではトップの回転寿司屋だ。ただし、昼時や休日はめちゃめちゃ混んでいる。これは奈良の特徴。

2位 まぐろ亭
 JR奈良駅前の三条通りを東に入ってすぐ。大阪の北新地で爆発的な人気を博した有名店。1500円(大人男)で食べ放題。食べ放題のコースしかない。イタメシの食い放題も併設。
 とにかくネタがでかい。胃の小さい女性なら、2皿も食べれば満腹になるだろう。それくらいネタがでかい。はっきり言って、でかすぎだ。そのために、寿司を食っているのか、なんかのエサを食っているのか分からなくなる。一度、食っている最中に顔をあげたら、ベルトコンベアーに多くの人間が顔を突っ込んで、エサを食っているように見えた。それ以来、この店には行ってない。
 ネタはデカイが、種類はあまりない。まぐろと脂ぎったハマチ、サーモンばっかり回ってくる。ここは「まぐろ亭」と言うだけあって、まぐろは多少、マシだ。ちゅうても所詮は回転寿司のまぐろだけど。ハマチとサーモンは油がキツイので、一皿で十分。ケーキとか和菓子とかがやたらと回ってくる。客の回転の早い店なので、ネタの鮮度はいい。
 ここの寿司を平気な顔で10皿くらい食べられる人なら、友栄よりお買い得な店だ。ただ、大多数の人はそんなに食べられないだろう。ネタ鮮度は良いが、種類が少ないという点から2位にした。開店当時はめちゃめちゃ混んでたが、いまはまずまず。昼過ぎならすぐに入れる。
3位 黒潮寿司
 御所の国道24号沿いにある。チェーン店らしいが、ここ以外は知らない。
 ここはネタの種類は普通だし、鮮度も大したことない。いわしを頼んでも、酢で締めたヤツが出てくるし、ちっとも楽しくない。おまけに赤だしは魚がほとんど入ってなくてセコい。昼時にはやたらとうどんを食えと薦めてくる。全皿100円くらいが救いだが、ここはもっと良いことがある。
 この店では、回転テーブルの中に板前さん(多分、店長)がいて、頼んだら握ってくれるのだ。なかなかいい手さばきである。あの、回転寿司にありがちな、シャリの上に適当にネタを乗せたような寿司ではないのだ。バイトのニイチャンやオバチャンがやる気なさげにネタを乗せた寿司ではないのだ!この点は肝心だ。さすがに巻きもの系や軍艦系は調理場で作っているが、注文したにぎりは、板前さんがにぎってくれる。ちょっと時間をずらしていけば空いているので、まるで専門の板前さんがいるような気分。この点は、寿司を食ううえでは大事だぞ!!
 板前さんが目の前で握ってくれるから、というだけで3位。

4位 八王
 河合のサティの近所と、南生駒にある。チェーン店なのだろう。
 全皿100円均一。ちょっと寿司自体が小さい。鮮度は普通。よく、イカに保湿剤みたいな霧吹きをかけている。どこの回転寿司でも、鮮度が高いように見せるためにやっていることだが、客から見えるところでやるのはやめてほしい。この店のいいところは、ネタにヒラメの縁側とか、フグの空揚げの軍艦巻きとか、季節によってちょっと変わったネタあること。あと、赤だしの器がでかくて、豪華な気分になる。ただ、それだけだ。大してうまくもないし、とにかくさっさとメシを済ませてしまいたいときにしか行かなかった。
 生駒の方はいつ行っても空いている。いつも空いているので、最初はどこぞの新興宗教が経営しているのかと思った。

5位 ぽけっと寿司
 奈良のチェーン店。中南和にはあちこちにある。社長の顔を漫画化した看板が目印。
 ここは全皿100円じゃない。それだけに、ちと値が張るネタはさすがに回転寿司のレベルを超えている?かな??この前食った米イカはおいしかった。
 季節によって、いろんなネタが出てくる。それを食べるのが楽しみだ。やたらと「サラダ巻き」を名物であるかのように強調しているが、何が悲しくて回転寿司屋でサラダ巻きを食わなきゃならんのか。それに、ここはシャリの保管状況が店によって悪い。ネタも店によって良かったり悪かったりする。悪いシャリは乾きかけていたり、変な臭いがする。回転の早い店はそこそこうまいが、回転の悪い店はダメだ。
 ここも黒潮と同じく、店員が目の前で握ってくれるのだが、あんまり愛想がよくない。威勢もよくない。わたしの寿司屋のイメージからずれている。そういうわけで5位。最近はめったに行かない。

6位 あおい寿司
 国道24号を大和郡山市内から奈良市内に向けて走っていると、道路脇にある。プレハブをヤンキーが着色したような悪趣味な店。店内も寿司屋にしては派手過ぎ。
 全皿100円だが、100円にするために寿司をダウンサイジングしたのか!と驚くほど、寿司一個一個が小さい。ネタはまったく大したことないし、種類も少ない。一応、季節のメニューとかもあるんだけど、鮮度も大したことないので、なんだか食べたい気分にならない。赤だしもインスタントの赤だしみたいでうまくない。やたらとケーキやジュースが回ってくるのも興ざめ。店員が茶髪のヤンキーねえちゃんばっかりってのもなあ。
 一度行っただけで、もう二度と行かないと思った。その通り、行ってない。

7位 かっぱ寿司
 地獄の激マズ回転寿司屋。チェーン店なんだろう、多分。近鉄大和高田市駅前の店しか行ったことがない。いつもバカみたいに混んでいるが、こんなところの寿司を食ってるヤツの気が知れない。全皿100円だが、とにかく安かろう悪かろうを絵に描いたような店だ。
 寿司のサイズは普通だが、鮮度があまり良くない。マグロはまずい、はまちは脂ぎってる。ビントロもぎとぎとで、とても食う気にはなれない。最低なのが焼シャケで、これは薄くスライスして炙ったシャケがネタなのだが、あまりの油のきつさに、一口食べれば吐き気を催す。わたしは滅多なことでは「食えない」とは言わないが、これは「食えない」の域に突入している。おそるべし焼シャケ!焼シャケ3皿食えたら、あと何皿食ってもただにしてほしい。それくらい、まずい。
 ネタの種類は普通で、回転が早いのでイクラとかウニとかもよく回ってくるのだが、ぜ〜んぜんおいしくないのだ。イクラは汁が流れ出してるし、ウニも鮮度が悪い。まあ回転寿司のウニに期待してもダメだけど。それに軍艦系はダウンサイジングされている。ケーキやプリンがやたらと回ってくるのも興ざめ。ネタはバイトがシャリの上に投げ出したような感じだし、とにかくいい点がないのだ。ここの寿司は何食ってもダメ。何か一つでも救いになるネタがあれば、評価することもできるんだけど、そういうのが何一つない。全皿100円なんて関係ないね。こんな店は焼シャケ3皿で全品ただにすべきである。食えなかったら銭を払うと。
 休日や昼時には行列ができ、駐車場からは車があふれ、国道24号の通行を妨害する。あまりの渋滞に一度、バスの運チャンが駐車場の警備員に突っかかっていた。金曜や土曜の夜には、駐車場まで待ち人があふれる。ああ、悲しいかな高田市民。そんなにまともな寿司を食べたことがないのか!!回転がむちゃくちゃ早いのに、こんなにまずいのも理解できない。とにかくダメ。もう二度と行かない。

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