世はダイエットが花盛りだ。いや、日本語になってないな。世はダイエットが大盛況・・・いや、一緒か。とにもかくにも、ダイエット中の輩を探すのは、昨今では全く簡単なことになっている。食うもんも贅沢になって、一方で仕事時間がどんどん長くなって運動不足になれば、太る輩が多いのは当たり前だ。かく言う我が輩も太っておった。入社時の体重が76キロ。そこから瞬く間に86キロ位まで太った。毎晩、9時くらいに夜食を食い、日が変わるころから飲みだして、ジョッキを軽く2杯は開けていた。んで、運動は全くしない。朝は食わない。昼は出前ばっかり。こんな生活で太らないわけがない。
で、あまりにも醜く弛んだ自分の腹を見て、ダイエットしようと決心したのが一昨年の4月ごろ。それから、酒の量を減らしたり、バランスよく食事をしたり、自分の部屋で昔取った杵柄で空手の稽古をしてみたりしたが、一向に痩せん。揚げ句の果てには、ガルシニア錠剤(スポーツ雑誌なんかでよくCMしてるやつ)とかにも手を出した。しかし、効果はほとんどあがらなかった。
今にして思えば、食う量を減らすのが甘すぎたし、運動量だってヘチョイもんだった。昨年10月から空手を再びやり始め、それを機に改めてダイエットに取り組んだ。空手を始めた当時は、体重が84キロくらいだったが、今は77キロだ。まる7ヶ月で7キロ痩せた。反動もない。今はバカ食いしても、その後、普段通りの食生活に戻れば、すぐに元の体重に戻る。そして現在も減っている最中である。体形から言って、72キロくらいが理想だと思っているので、それくらいまで痩せようと思っている。
さて、そこで、我が輩が痩せた方法をここに公開しようと思う。ただし、皆が皆、同じ方法で痩せられるわけではないと思う。体形や、太り方にも依るだろう。飽く迄も参考ということを心に留めておいて欲しい。
・第一段階(汗をかききれば体重は減るのだ)
まず、太っている人は、体の中に多量の水分を含んでいると思う。サウナに行って、汗を出し切ってしまえば、すぐに1〜2キロは減るはずだ。太っている人は大抵汗ッかき(我が輩は大変汗ッかきだ)なのだが、太ってて汗をかかない人は、痩せるためには良い体質ではない。代謝能力が低い証拠なので、毎日、熱めの風呂に30分くらい漬かるなどして、流れるほど汗をかく体に変えてしまおう。
ここで注意すべきことは、水分を控えれば痩せるという訳ではない、ということだ。逆に、水分を必要以上に控えると、脱水症状を起こすなどして体に良くない。適度な水分補給は絶対必要だ。糖分を多く含んだ清涼飲料水をがぶ飲みするのは全然ダメだが、糖分を含んでない飲料やノンカロリーの飲料で水分を補うのは絶対に必要だ。
・第二段階(食わなければ体重は減るのだ)
辛いかも知れないが、一日一食(それも普段の量で)にしてみよう。体重は減るはずだ。人間、食わなければ必ず体重が減る。食うから増えるのだ。試しに、朝、朝食を食べる前に体重を計り、夜、晩飯を食った直後に体重を図ってみよう。大抵の場合、増えているはずだ。
ボクサーは減量するために、食う量を減らす。食う量が減れば、体重は減るのだ。しかし問題は、全く食わないと「とにかくシンドイ」ということである。当たり前だ。体が必要としている栄養分を補給しない訳だから、しんどくなるのは当たり前である。
ところで、太る食事とは何か考えてみよう。高校で生物の授業を取っていた人には分かると思う。くどい説明を省いて結論だけ言えば、炭水化物をバクバク食って運動しなければ、間違いなく脂肪は増えます。米、パン、うどん、パスタなどがそう。しかし、これは「過剰に食えば」という場合であり、炭水化物は運動のために必要な食べ物なのだ。日常、動き回る必要のある人は、適度に食べた方が良い。
その他に太るのは、もちろん脂肪だ。揚物とか過剰に食ってたら、大抵太ります。
だからと言って、クラッカーと水とか、減量中のボクサーみたいなもんを食ってたら体力が落ちてバテてしまう。それに、下手に食わずに痩せると、脂肪が落ちずに筋肉がげっそりと落ちて、かえってスタイルの悪化を引き起こすことになりかねない。後でも述べるが、本当に脂肪を落として痩せようと思ったら、運動が必要だ。運動できるだけの体力を維持しながら、日々の食事を調整しなければならない。我が輩の場合を紹介しましょう。
(朝食)
・ヨーグルト250ml
・ココア(牛乳で解いたもの。グラス一杯)
・バナナ(中2本)
(昼食)
普通にその辺の店で日替わり定食などを食べる。
(夕食)
・おから、ひじきなどお総菜(スーパーで買ってくる)
・ヨーグルト250ml
・その他一品。バナナが付くこともあり
(寝る前に)
・牛乳一杯
まず、空手をやっているので、筋肉が落ちるのは絶対に避けたい。そう言うわけで、たんぱく質をコンスタントに取るように心がけている。朝食のココアの代わりに、豆乳と牛乳を半々に混ぜたものを飲むことも多い。バナナは糖分が高く、すぐにエネルギーになるし、カリウムが含まれているので、汗をかいた後にはいい。それに食物繊維も豊富だ。
昼は普通に食べる。米や肉類はこの時に食べる。最も食べる量が多いのは、昼食。その後も仕事をして、エネルギーを使うから。
晩は、寝る前なので出来るだけエネルギーの摂取は避けたい。しかし、食事というのは一種の楽しみであるので、ここで自分の食べたいものを食べて、リフレッシュする。大概はひじきとかおからとか、干し大根の千切りの煮物とか「お袋の味」系統の食い物だ。我が輩は納豆が平気なので、納豆を食べることもある。空手の稽古をした日は、牛乳とバナナは必ず食べる。寝る前に、牛乳を飲むことが多い。ここではあまりたくさんは飲まない。
酒はほとんど飲まない。酒は無用な水分の摂取であり、過剰になれば肉体を疲労させ、自然治癒力を落とす。代謝能力も落とすらしい。ただ、仕事の後のビールや、夏の風呂上がりの一杯はこたえられないストレス発散なので、週に一度くらいは、中瓶一本程度を飲む。
タバコはすわない。空手をやっているためだ。心肺能力を著しく落とす。
・第三段階(運動しないと脂肪は落ちないのだ)
さて、水分を搾り出し、食う量を減らすだけでも多少の体重減は達成できる。ただ、根本的に痩せようと思ったら、肉体についた余分な脂肪を落とさねばならない。脂肪を落とすには、脂肪除去手術を受けるという手もあるが、一番現実的なのは運動だ。
ただ、運動でも何でも良いというわけではない。良く言うように、有酸素運動が必要だ。つまり、バーベルを持ち上げるような一時的な運動ではなく、ウォーキングのような持続的な運動が必要なのだ。一時的に筋肉に多大な疲労を与える運動は、脂肪を燃焼させないので、ほとんど痩せることに関しては効果がない。
で、最も手っ取り早い有酸素運動は、歩くことだ。それも速足で、額から汗がポタポタ落ちるまで歩く。大体20〜30分くらい。それくらいやれば効果がある。それくらいのウォーキングを、週3回やってみよう。ジョギングは、良いシューズや良いコースを選ばないと、膝や腰を痛める原因になるので、お薦めしない。大体、体重が重い人が長時間走るというだけでも、膝や腰に悪い。
ウォーキングに関しては「適度に会話が楽しめる程度に」と解説していることが多いが、それは甘い。そんなウォーキングでは効果が少しずつしか現れないので、きっと効果が出るまでにやめてしまう。我が輩は大阪に遊びに行くと、よく難波の南街シネマ前から近鉄天王寺駅まで歩く。あれくらいの距離を週に二回も歩けば、いい運動になるはずだ。
我が輩の場合、週二回程度の空手の稽古の他に、週二回程度、空手の自主練習をやる。空手は有酸素運動なので、ダイエットには持って来いだ。参考までにメニューを記しておこう。これをやると、流れるくらい汗が出る。
1、ウォームアップ(普通の準備運動)
2、手技(いずれも三戦立ちで50本ずつ)
正拳中段突き、正拳上段突き、正拳下段突き、裏拳上段突き、正拳顎打ち、上段肘打ち
上段受け、中段回し受け、中段外受け、下段受け
手刀顔面打ち、手刀降ろし打ち、手刀内打ち、手刀脾臓打ち
(深呼吸し、息を整える)
3、足技(いずれも立ち状態から50本ずつ)
下段回し蹴り、下段関節蹴り、中段回し蹴り、中段横蹴り、中段前蹴り、膝蹴り(上へ)、膝蹴り(前方へ)
4、足技(いずれも組み手立ちから30本づつ)
上段回し蹴り、上段前蹴り、上段内回し蹴り、上段外回し蹴り
(深呼吸)
5、移動
やらない日もある。前屈立ち中段追い突き、前屈立ち中段逆突きなどを20本ずつくらい
(深呼吸)
6、筋トレ
拳立て30回×2(しっかり下まで降ろす)
腹筋50回、30回(最初の50回はスピード重視、後半30回はゆっくり)
ジャンプスクワット30回×2(日によって普通のスクワット50回に変更)
これだけやるのに、大体45分くらい。いい運動だ。
食う量が減れば、真っ先に減るのは筋肉である。筋肉を落とさずに、脂肪だけを落とそうとすれば、必ず食事制限をしながら筋肉を使ってやらなければならない。ウォーキングをする人でも、腕立てや腹筋などの筋トレは絶対に必要だ。
・結論(痩せるためには努力が必要なのだ)
そんなに簡単に痩せられるわけがない。痩せるためには空腹と闘い、甘いものや脂っこいものは極力控え、汗を流して運動しなければならない。しかし、努力の向こうには、確実に減っていく体重計の数値がある。急激に減らすと反動でバカ食いしたくなるし、疲労がものすごくたまるので、月に1キロくらいのペースで落とすのがいいと思う。我が輩のペースではそうだ。