LXは、大きく3つのバージョンに分けられます。
(1)初期型 : 露出補正ロックボタンを押しても、露出計ONできない
(2)前期型 : 露出補正ロックボタンを押すと、露出計がONするよう改良
(3)後期型 : シャッターボタン指皿の形状、シャッター幕他の変更
LXは長期に渡り生産されており、その間にいろいろと改良が進められていますので、中古でLXを買うときはやはり完成度の高い後期型を買うのがいいようです。ここでは、後期型を簡単・確実に見分ける方法をお伝えします。
変更個所はもっと他にもあるのですが、私はまだ完全に把握していません。変更時期も不明確で、同時に複数の変更が行われたのか、または別々に行われたのか、よく解らないのです。上記の分類は、私の個人的判断によるものなので、中古店の表示や広告等とは必ずしも一致しないことをおことわりしておきます。

指皿の形状(左:前期型、右:後期型)
(写真のLXには、シャッターボタンアタッチメント¥100が取り付けてあります)
前期型と後期型は、まず外観上シャッターボタン指皿の形状で区別します。カメラ店のウィンドウ越しでも容易に判別できるのですが、部品交換されている可能性もあります。また、メーカー・オプションで用意されていたLX初期のガード付き指皿は、後期型指皿とは異なった形状をしています。

露出補正ロックボタンによる内蔵露出計ON
初期型は、このボタンを押しても内蔵露出計はONしません。この機能は、LXにモータードライブやワインダーを装着した時に、シャッターボタンのストロークが短くなり半押しによる露出計ON操作が困難になるため、途中で追加されたものです。手巻きしか使わなければ機能上特に困ることはないのですが、電子回路基板も新しい方が信頼性が高いはずですから、初期型は避けたほうがいいと思います。

シャッター幕のドットパターン(左:前期型、右:後期型)
これは、ミラーアップしてシャッターチャージして確認します。後期型は前期型よりも、ドットが小さくなっています。また後期型には、規則的に並んだドットが2個所(上下各1)抜けているところがあります。これも部品交換されている可能性もありますが、シャッター幕交換はかなり希なことなので、前期/後期の重要判別ポイントになります。
なお、シャッター幕変更の他に制御回路基板も変更されているようです。後期型は前期型よりも、ファインダー内のLED表示が視野からやや離れた感じになり、緑色LEDの色が濃くなりました。

裏蓋のフィルム押さえローラー(左:初期型、右:後期型)
初期型には、裏蓋にフィルム押さえローラーがついていません。このローラーは、フィルムの平面性向上にかなり効いているらしいので、ローラー無しの裏蓋がついていたら、ローラー付きの新しい裏蓋に交換しましょう。ユーザーが簡単に交換できる部分なので、新旧判別には要注意です。
以上の4点をチェックしておけば、まず間違いなく後期型のLXを手にできるはずです。もちろん、ボディ個別の状態チェックも必要であることは言うまでもありません。ときには、初期型でも非常に操作感のいい機体に出会うこともあります。先日も、そんなLXに出会って、ことさら後期型にこだわることもないかなとも思いました。これをご覧になった方が、末永く愛用できる素敵なLXと出会うことをお祈りします。