春の霧

 

霧の風景

 春どきの小雨時やその後に、大量の霧が発生する。今回津南に行き、改めて気づかされた。

今まで特に気にもしていなかったのだが、その規模たるや半端では無い。日中ですら車はライトを点けなければ、相手に自らの存在を知らせる事は出来ない白霧の世界に一変するのだ。まさに山水画の境地である。

この霧が発生する所は、大抵しみわたりが出来る雪原が広がっているから、歩いてみるといい。近くの山からゆっくりと、霧が魔物のようにやってくる様は幻想的ですらある。

 ところでこの霧、特にこれと言った名称が無い事に気づいた。冬のプレリュード、雷は雪おこし(雪おろし)等、名称があるのに、冬のエピローグであるこの霧は何と呼ばれているのだろうか。私の知る限り聞いた事が無い。あなたなら、どんな名称を付けますか。