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切開かれた山あいの道路を車で走っていると、遥か前方左よりに何かがとまっていた。耕運機の荷台? 取りたてて注目していたわけではないが、近づくにつれ四足動物のように思えた。馬にしては小さいし、こんな所にいようはずが無い。速度を徐々に下げ接近。
「あっ。ニホンカモシカだ!」しかも2頭もいる。あと10メートルくらいという所で、草木の触合う音を残し2頭は薮へ姿を消した。大小いたから親子であろう。野生のニホンカモシカを、至近距離で目撃したのは生まれて初めてだ。さめやまぬ興奮に暫し停車。今ほどのシーンを脳裏に再現してみた。なんと野生のカモシカを見たのだ。しかも真夏の季節に。
カモシカといえば冬を連想するが、それは今までテレビやマスコミから植付けられた情報であったのだと気付かされた。考えてみればカモシカは、冬にしかいない動物でも無いわけである。でも野生のカモシカは感動! しかし何で道路にいたのだろう。最近は津南も観光を名目に、生活の利便性にと、様々な形で森林を切開き伐採してきた。もともとこの道路にしても、彼らの生活圏を後から横取りして出来たようなものだったに違いない。開発という名の破壊。そして保護の問題。彼らにとっては、増々住みづらい所になっていくのかもしれない。それが巡り巡って、我々人間の首をも絞めなければ良いのだが・・・。
#この後、二回ほどカモシカに遭遇し左上の小さい画像は300mmレンズで実際に撮影したもの。後ろ向きであるため熊のようにも見えるが間違いなくカモシカである。
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