しみわたりの頃だと、硬く小さい玉を見つける事ができる。
野ウサギの忘れ物である。
夏場のそれと違って臭いも無く汚くも無い。
むしろ精巧な工芸品のようで美 しい。
いくつあるのか数えて見よう。
ひとつ、ふたつ、みっつ・・・。
「お父さん、こんなに見つけたよ。また冬が来るかな。」
「ああ来るとも。そのツブはまた来るよって、冬の印なんだよ。」
すばらしい環境が、いつまでも津南に残っていてほしい。
子供達の為にも。