豪雪神社


 豪雪神社という名の神社は、存在しない。日本有数の豪雪地にありながら豪雪神社がないというのは、津南が本当の豪雪地に位置していたからに相違ない。

なぜなら豪雪という言葉自体が、豪雪地を外部から表した言葉であるからだ。

雪は厄介ものであると同時に、無ければないで困る代物でもある。冬季間スキー場関係に勤める人も少なくないからである。

豪雪神社は実際には存在しないが、しいて言えば御神体ならある。それもハイテクを駆使した御神体。

アメダス:向かって右が積雪を測定する装置 実はこの御神体、津南町は津南原の新潟県高冷地農業技術センターに設置されている、気象庁のアメダス。一時間おきに自動観測されている。

最近積雪に関して、津南の名をTVや新聞等でよく目にするようになったが、そのデータはここで弾き出されているのだ。

 設置は昭和53年であるが、積雪の観測は平成元年11月より開始。56・58豪雪で津南の名が、表になかなか現れなかったのはこのためである。
以前は十日町が取上げられる事の多かった雪国ブランドも、このアメダス設置のおかげで、津南に取られた感がある。

雪が降れば降るだけ、全国に津南が知れ渡るというわけだ。今までと少しも変わった事をしていないのに、津南の広報活動をしてくれる御神体。

宣伝費に換算したら莫大な額になる事だろう。まさにアメダス様々、豪雪神社様である。