松之山の大欅

雄壮たる大欅 津南町のお隣、東頚城郡松之山町の大ケヤキ。この大ケヤキは湯山の松苧神社境内にそびえていた御神木。
 樹齢2000年といわれる巨木で、国指定の天然記念物であったが、現在は存在しない。1996年(平成8)6月16日と17日にかけて伐採されてしまったのだ。それより溯る2年前の5月15日。大風による被害で大きな枝が根元から裂けたりと、近年の大雪や強風によるダメージを受けるが、その都度保護措置を講じてきた。しかしその甲斐も無く、根元も腐り、傾きも大きく杉の木に寄りかかる形になってしまった。

 松之山町教育委員会では、今後の対策を県と国に協議していたところ、所有者である湯山集落では倒木の危険を案じ、伐採許可が下りる前に売却。そして県外の業者によって伐採してしまった。観光の目玉だった大役を終え、樹齢2000年という長い歴史の幕を閉じたのであった。

 欅は松之山の長い長い歴史を見てきた、まさに松之山の主だったのではないだろうか。今後第2の大ケヤキの出現の見込は無く、あと2000年待たねば答えは出ないと思われる。伐採される前にもう一度、あの最期の勇姿を見ておけなかったのが残念である。長い間風雪に耐えご苦労様でした。
大ケヤキ、享年2000歳。合掌。

#2000年前といえば、ちょうどイエスが誕生したころ。松之山は隠れキリシタン伝説もあるところです。