信濃川橋


 甲武信ヶ岳(2475m)の北西斜面に源を発し、国内最長(367km)を誇る大河。中津川に影響を与え見事な津南の河岸段丘を作った河。それが信濃川である。

 信濃川は知っていても、信濃川橋が何処にあるのか知らない人は多いはずだ。信濃川橋と冠した橋はここ津南に在る。割野と押付(津南駅)とを結ぶ橋がそれである。以前は紅く塗られていたが、現在はグリーン。

信濃川と温泉が出合う町

 名前だけ信濃川がついた橋ならそれだけだが、ここには隠された秘密がある。巷では温泉ブームであるが、この橋は温泉の橋なのだ。冬季間は駅前温泉の温泉を、橋の歩道部(写真:橋の左手、側道)内のパイプに流し、除雪に一役かっている。積雪地ならではの温泉利用であるが、歩道のヒーターに利用している所が面白い。信濃川橋に温泉のジョイント。信濃川添いに、優れた出湯が多い事の象徴とも言えまいか。


 右の写真は、1999年8月15日のもの。津南の天候は晴れであったが上流の長野県では前日は豪雨。異常なまでの水量は危険水位を15cmも超えたそうだ。こんな大水は滅多にお目にかかれない。川辺の河原の石はすべて水没している。

※初代の橋は、右手100Mくらい上流の所に架っていた。そこは昔、渡し舟があった所である。