マックホルツ彗星(C/2004 Q2)とすばる


 2ヶ月前の撮影ですが処理してみました。今更という感じですがコンパクトデジカメでどこまで写るか、という意味での掲示です。
 ちなみに写真の左上方の緑色の星がマックホルツ彗星です。3夜連続で撮影できましたが最後の晩の撮影を採用しました。

 ピント合わせはマニュアルフォーカスの無限大に合わせただけです。前後少しずつピント位置を変えて試写して最適ピント位置を探しましたが単純にカメラの指示する無限大位置でピントは合っていました。
 フレーミングは対象が星の場合は結構面倒です。月惑星の場合は対象が明るいので液晶画面で確認できますが星の場合はよほど明るい星で無い限り難しく初日は何度か試写してフレームを決めました。

 23フレームをコンポジットしています。内訳は露出時間60秒(F2.3)×4フレーム、60秒(F2.8)×2フレーム、30秒(F2.0)×17フレームとなっています。
 全て絞りは開放(F2.0)で写したつもりでしたが実際はF値が変わっています。原因はわかりません。後でExifデータを見てばらつきがあるのがわかりました。
 60秒の露出時間ではかなりのカブリがあります。30秒ではカブリは気になりません。60秒でもカブリが認められない程度の空の暗さがあればもう少し良い写りで恐らく尾も写ったと思います。この写真でもコントラストをつければかすかに尾も認められますがそうすると絵が汚くなりますので尾の描出は諦めました。
 以下のような画像処理を施しています。
 1.位置あわせ後コンポジット(単純加算モード、16ビットPSDでの書き出し)
 2.階調補正後自動カラー補正でホワイトバランスを整え、その後8ビット化しBMP変換
 3.自画像からフラットフィールドを作成しフラットフィールド処理(このレンズは非対称の周辺減光があります)
 4.明るい星に対して彩度の強調、ぼかしを加えています。
 5.アンシャープマスク、解像度調整(画像の縮小)。

 1.はA-Imaging、2.4.5.はPhotoshopで行います。
 2.の自動カラー補正は画像が星の場合では単純に処理するとコントラストの強い汚い画像になります。銀塩時代、ネガフィルムからのフィルムスキャンで今回と同じような被写体の場合フラットな画像を得るために悪戦苦闘したことを思い出しました。
 この場合、カンバスサイズ機能を使い白い縁を加えた画像にすると綺麗に処理できます。ホワイトバランスの狂った画像であってもこの処理を行うと太陽光に自動調整されるみたいです。
 3.はA-ImagingとPhotoshopを行ったり来たりの処理になりました。フラットフィールド処理はA-Imagingで行いますが今回フラット画像を撮っていなかったので自画像からつくりました。結構面倒でした。星が消えるまでの強いガウスぼかしを行うと派手なトーンジャンプを発生させフラットフィールドとしては使い物になりません。A-Imagingのローパスフィルター、Photoshoのガウスぼかし、ダスト&スクラッチを組み合わせてなんとか実用になるフラットフィールドを作り出しましたが満足できるものではありません。今後の課題です。
 ダーク処理はしていません。
 4.については、Photoshopで行います。自画像を反転、グレースケール化、コントラスト強調、ぼかしなどを組み合わせ明るい星だけのぼかしたモノクロネガ像のマスク画像を作りレイヤーマスク機能を使うことで可能です。

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