HUSVとメディア

HUSVネットを運営して

                            上野 勝利

はじめに

・平成7年の暮れより、山とスキーの会の会員間の連絡のため、電子メールによる連絡網を運営しております。当初は数人の会員間での個人的な連絡に用いておりましたが、平成8年6月14日の運営委員会にて、会の通信手段の一つとして試験的に電子メールによる連絡網を整備することとなり、HUSVネットと命名されました。HUSVネットには平成10年1月現在60名余の会員、現役部員および非会員の元部員の電子メールアドレスが登録されており、今まで1500通以上の電子メールがHUSVネットを介して交換されてまいりました。本稿ではより多くの会員の方々に参加していただけるよう、HUSVネットをご紹介いたします。

HUSVネットってなに? ーーー電子メールとメーリングリストーーー

・HUSVネットは電子メールを介して1対特定多数間の連絡を行なうための連絡網で、メーリングリストと呼ばれるシステムの一つです。電子メールとはパソコンやワープロで作成した文書をコンピュータのネットワークを介して特定の相手方にお送りするシステムです。最近では文字だけでなく、電子メールによる画像や音声の伝達方法も確立され、いわゆるマルチメディアとして利用することも可能となっています。電子メールを利用するためには全世界で一義的に割り当てられた電子メールアドレス(以下アドレスと記す)を取得する必要があります。

・ご存知のように山とスキーの会の会報の住所録には、数年前から電子メールのアドレスが記載されています。現在では少なくとも会員数の1/5に当たる75名以上の会員が電子メールを利用されているようです。個人でアドレスを取得するためには、Nifty serveなどのパソコン通信サービスやNTTのOCN等のインターネット接続サービスに加入することが必要です。また、電子メールを読み書きするためにはパソコンあるいはワープロ、モデムと呼ばれるパソコン等と電話回線を接続する装置が必要です。モデムや通信のためのソフトウェアは、最近のパソコンやワープロには大抵附属しています。

・電子メールでは電話のように1対1のみでなく、特定多数向けの同時連絡も可能です。特定多数のアドレスを1箇所で管理し、共通の話題についてあるグループで情報を共有するシステムはメーリングリストとよばれています。メーリングリストはある登録されたアドレスから送られた電子メールを中継して、全ての登録されたアドレスに送ります(図1)。そのようなメーリングリストの一つがHUSVネットです。

メーリングリストの仕組み

HUSVネットでの話題

・HUSVネットでは運営委員会と会員間の連絡や報告、パラダイスヒュッテの管理について、各支部での催し、会員の山行報告や近況報告などが交換されています。その他時事問題や会員の仕事上の情報収集に関することなど、様々な話題について電子メールが交換され、まるで小屋ノートのように使われており、会員間の親睦を深めることに貢献しています。また、現役部員からの山行の計画・報告なども提供されています。

・HUSVネットに加入されていない方にもHUSVネットで交換された電子メールの内容を御覧になっていただけるよう、平成10年1月よりホームページに電子メールの内容を掲載するように致しました。このホームページには山とスキーの会のホームページからもリンクが張られています。ただし、内輪のメーリングリストですので一般公開はしておりません。アクセスするためには以下のパスワードが必要です。

URL: http://soil01.ishii.utsunomiya-u.ac.jp/~mailserver/husv

user name: husv

password: *********

HUSVネットの利点と問題点

・HUSVネットの最大の利点は札幌本部の運営委員会、各支部から会員への連絡の省力化にあります。従来の郵送による連絡では、印刷、封筒つめ、宛名作成、発送といった手間が掛かっていましたが、電子メールを利用したHUSVネットでは、原稿作成後一度だけ送信するだけで登録者全員に配送されますので、印刷などの手間が省けます。最近ではパソコンから直接ファクシミリを送ることが出来るようになりましたので、ファクシミリによる発送もかなりの省力化になります。しかし一回の送信で一人にしか送れませんし、送信にはそれなりの時間と費用が掛かります。

・HUSVネットのもう一つの利点は、会員同士の親睦を深めるのに役に立っていることです。現役時代一緒に活動した会員同士はもちろん、世代の離れた会員間でもお互い身近に感じられるようになったのではないでしょうか。また、出張の折の連絡などもしばしば交換されるようになりました。会の各種イベントの参加者も相互にわかりますので、会の活動の活性化にも一役買っているのではないかと思っています。

・一方、良いことばかりではなく問題もあります。一つは電子メールを読むための費用は各人の負担になります。山とスキーの会の連絡のためだけに電子メールを使うのは費用の面で割高かもしれませんが、何時も会の運営事務作業を行っている学内若手OBの負担軽減のため御理解ください。また、電子メールの本数が多いため、仕事で電子メールを利用している場合には、やや邪魔になってしまうかもしれません。会の連絡事項と会員間の情報交換を分離することは技術的には容易に解決可能なのですが、運営の都合上現在は一緒に扱っています。最後の問題は現在電子メールを利用している会員は全体の20〜30%程度と極一部であることです。登録されている会員の数が多くなるほど、HUSVネットを利用するメリットは大きくなります。なるべく多くの会員の皆様に参加していただければと思います。

HUSVネットへの参加方法

・HUSVネットに参加するためには前述のように、電子メールのアドレスを取得する必要があります。個人で電子メールのアドレスを取得するためには、プロバイダと呼ばれるインターネットへの接続サービス会社か、パソコン通信サービス会社と契約する必要があります。現在多数のサービス会社がありますが、パソコン通信のniftyserveに加入されている会員が多いようです。最近のパソコンではインターネットでの通信プログラムがあらかじめ組み込まれていますので、NTTのOCNなどのインターネットへの接続サービスの方が、便利かも知れません。パソコン通信とインターネットではサービスの内容が若干異なります。数多く出版されている関連の雑誌等を参考に、用途によって選択して下さい。

・電子メールのアドレスを取得した後、以下のアドレスへ参加したい旨をお知らせ下さればHUSVネットへ登録します。また、前述のHUSVネットのホームページからも以下のアドレスへメールを送ることができるようになっています。

連絡先 husv@soil01.ishii.utsunomiya-u.ac.jp

おわりに

・実は私のところでは、HUSVネット以外に仕事関係で3つ、高校時代のOB会関係で1つの計5つのメーリングリストを運営しています。その中でHUSVネットは断トツの通信量を誇っています。当初、2年間で1500通もの通信量があるとは想像もしていませんでした。これだけ利用していただければ、運営している甲斐もあるというものです。これからもHUSVネットを会員間の親睦に役立てていただければ幸いです。