松坂 理夫(79)
・活動報告というほどの活動はしていないので、こんな報告をするのはいささか気が引けます。今年は二つの山らしい山に登ったということで、最近の私としては画期的な年でした。一つはゴールデンウィークに熊本県と宮崎県の県境にある「国見岳」という1700m余りの山で、もう一つは運営委員会通信でも報告されている「ペテガリ岳」でした。
・両方の山ともに標高はほぼ同じ1700m余りですが、「国見岳」の方は標高1000m位まで車が入り、残りの700m位を一気に登るだけです。この山は、日帰りができること、九州の山としては珍しくブナの自然林が僅かとはいえ残っていること、季節によってはツクシシャクナゲの花が楽しめ、霧氷を見ることもできることから、以前から何回か登っています。この山のもう一つの楽しみは野生のワサビが沢山あり、葉を摘んでくれば(根は小さいし、採ると絶滅の恐れがあるので採らない)葉ワサビを食べられることでした。今年はここ二年ほど登らない間にワサビの根を採った奴が居たらしく、ワサビは数本見ただけでした。ツクシシャクナゲも時期が早すぎて濃いピンクの蕾だけでした。おまけに、700m位なら二時間あれば登れるだろうと一緒に行った卒業生と学生をけしかけて、本当に二時間くらいで登ってしまったので、帰りに車にたどり着く頃から翌日にかけて足がパンパンに張ってしまいつらい思いをしました。
・「ペテガリ岳」の方は昨年の秋か冬かに当時の運営委員長の阿部君のメールで計画を知り、時間の都合がつけば行きたいと申し込んでおきました。ペテガリはあこがれの山でもありましたし、実際に登ったのは30年位前に山下君のご両親を交えて追悼登山で登ったきりでした。そのときはサッシビチャリをつめてCカールに入り、東尾根を降りた記憶があります(当時は西尾根の夏道がなかったと思います)。ご両親は向井さんや堤らと東尾根から登ってこられたと思います。沢の方は、川シャン、谷口、当時現役だったかも知れない椛島、熊川が多分一緒だったと思いますが、メンバーは良く覚えて居ません。その年は異常渇水で普通は通れないハコの中を通過でき、大きなイワナを沢山釣って一部は刺身で食べ、一部(20匹くらいはあったと思う)を焼き干ししてCカールまでかつぎ上げ、東尾根組と合流してから食べた記憶があります。沢を登ったのは30年も昔のことですし、いまはとても沢を登る自信などないので、今回の計画が沢登りであったら参加をあきらめたと思います。私にとって幸いなことに夏道を登るという計画だったので、もう二度と行けないと思っていたペテガリにオンブにダッコで連れて行ってもらえたということです。結果は運営委員会通信にあるように雨にたたられ、しかも銅板が見つからず本来の目的は果たせませんでしたが、すばらしい山行を楽しめました。リーダーを務めてくれた現運営委員長の吉田君、現役の金森君には大変なご苦労をかけました。感謝しています。特に金森君は一年目ということで内心心配していました。普通一年目というと我々の現役の時もそうですが体力が不足している人の方が多いし、熊本大学の学生を見ていても軟弱な若者がほとんどなので気になっていたのです。実際に山へ入ってみると彼は驚くほどの体力で荷物を進んで背負ってくれ、北大山スキー部健在なり、ということを見せつけてくれました。このことだけで私のようなロートルには現役部員と一緒に山を歩いた価値があったと思っています。
・また、下山した日の宿を提供してくださり、よる遅くまで酒を飲みながら色々な話につきあっていただいた向井さん、同行してくれた会長の古川に感謝します。
・活動報告という内容の文ではありませんが、これでお茶を濁させてください。
シーハイル!!