北陸より、こんにちは!

                           竹内 隆一(208)

はじめに

・しばらくぶりです。良い機会をいただきましたので、これまでのいきさつや、今後の展望などをお話させていただき、自分への励みも含めて近況報告とします。

・16、7年前に大学を卒業し就職はしたものの、これといった目標もなく3年でその会社を辞めてしまった。かつての苦労を共にした同僚は技術提携したドイツと行き来しているということだった。あれから自分は福井に帰り、地元の企業に再就職をした。給与、待遇、いろいろな面でまた厳しい現実を味わうことになったが、いまだにいったい何をしているのだろうと思うこともある。

・一方、ボランティアでやっていた少年向け野外活動の方に心が移り、コロラドアウトワードバウンドスクールに行ったり、塾を創ろうと資金集めのためトラック野郎になって大阪や岡山を一年半程走ったこともあった。そして、いろいろ妻の協力もあって平成元年から冒険塾という塾(主として小中生を対象に野外活動をさせる塾)を始めた。

最近の状況

・その冒険塾も今年で10年目に入った。そろそろ一角のものにならなくてはいけない時期ですが、どうもまだまだで、あっちこっち継ぎ足して採算を合わせるので精一杯です。「なにか、充実したものを残したい。」とは本音ですが、気の向くままにここまで来てしまったのかも知れない。しかし、おかげで、子供達といろいろな体験ができたのも確かだ。アメリカ、ロシアに行ったり、北海道に何度も、特に「むいね小屋」の正月の歩くスキー冒険の企画ではOBの方々にお世話になりました。今も近くの山々にハイキングにでかけたり、魚釣りにいったりいろいろしていますが、子供達の休日の活動がいろいろあって、活発な子の入塾が減りつつあるのが現状です。キャンプに行ったりする場所についても、静かな身近な場所がどんどん減っています。自然のすばらしさをゆったりと味わったり、伝えたりする事がいっそう難しくなったと感じている日々です。

学校教育問題

・普段、冒険塾では受験のための勉強、学校に行ってない子のための勉強も教えているのですが、いろいろ教育にかかわることにもなりました。自己投資ということで塾の傍ら大学に聴講生として通い、教職免許をとってみました。今更なにをという気分もあったのですがますます深みにはまったのかもしれません。そして、ここ3年ばかり中学校と高校で講師(正式な先生は教諭といいます)をしています。この経験は現場を知る上で大変重要なものとなっています。私自身の体験として学校教育についての感想を述べるならば、この価値多様化のなかで、学校は基本的なところで相変わらず何も変わってないと感じています。一方、生活面、成績面からの管理はいっそう細かくなる(あれこれと詮索注意せざるをえない)中で、生徒達の人間関係の難しさは非常に複雑であることが、現場を体験して解りました。特に中学生の場合、グループ化して自分達を守る事が多く、どのグループにも入ってない生徒はいじめの対象となるのが現状です。いじめや一連の子供達の問題の根底には、家庭の問題、学校の問題いろいろ複雑に絡み合っていると思いますが、現場で感じるのは、ずっと長時間緊張を強いられたり、テストや単調な授業であったりと精神的ストレスが多く、いじめはその解消であると感じています。それが現実の社会であるといえばその通りです。もちろん、現場の先生方は一生懸命にこれらの問題に取り組んでいることもよく理解できましたが、根本的な教育のシステムや、教育界全体の価値観念が変わらないとそれらの問題もなくならないだろうと感じています。

不登校生とフリースクールを創る

・そのような中で、子供達が、自然の中で感激したり、ゆったりした時の過ごし方ができないのは無理もないわけです。さてさて、自分自身はこれらの現実を見つめて、このまま終わっていいのだろうかと、迷っているのが今の偽らざる心境です。学校の講師はそろそろ止めにして、今来ている不登校の生徒達と新しい自由学校的なものを創ろうかと思ったりしています。「またまた勝負かなあと、、。」しかし、まあ現実的な問題もあるし難しいところです。

・自分の理想の考えとしては、各地にフリースクールができていますが冒険塾もその流れにのろうと思ってます。学校にどうしても合わない生徒もいるのは確かです。そんな生徒への対応として、自由な時間にきてもらって、毎日が冒険であり、学習であるという小さな自由な学校にしてみようかと思うのです。将来的には通信制各種学校とタイアップすることなどできればと思ってます。コンピューターネットを使用した外部への発進、自分で計画して自分自身の考え方を大切にしたスクール、いずれ実社会に適応し創造性を発揮できるように応援できるる個人指導型スクールと考えています。

最後に

・21世紀はたいへんな時代だとみなさん言ってます。私としては、フリースクール冒険学校として考えをはっきりさせて塾からの脱却をしようかと思っています。実現に向けて越えなけばならないハードルはありますが、とにかく迷いながらも一歩を踏みだそうと思ってます。以上このような私的な内容を報告できる場所があってほんとによかったと思ってます。いろいろご意見送って下さい。

それでは又!